MV・PVの作り方を解説!編集におすすめのソフトやサイト9選もご紹介

近年、多くのクリエイターやアーティストが自分たちの音楽やパフォーマンスを表現するために、MVやPVを自作するようになりました。

しかし、実際に制作を始めてみると、なかなか上手くいかないことが出てきます。

「どのような楽曲を選べば良いのか」

「動画にどんなイメージを盛り込むべきか」

「撮影や編集はどう進めれば効率的か」など、多くの疑問が生じます。

特にMV・PV制作の初心者にとっては、これらの問題に悩んでいる人も多いはずです。

本記事では、MV・PVの基本から、作成方法の具体的な手順までを、初心者にもわかりやすく解説します。

また、楽曲の選定方法、撮影や編集のコツ、投稿のやり方など、制作の一連の流れについてもお話ししていきます。

さらに、PCとスマホで使えるおすすめ編集ソフトや素材サイトもご紹介しているため、具体的なツール選びにも困ることはありません。

MV・PV制作に挑戦する人は、ぜひ本記事を参考に実践してください!

目次

MV・PVとは?

MV(ミュージックビデオ)とPV(プロモーションビデオ)は、音楽業界で広く使われている用語であり、両者は同じ意味合いで使われたりもしますが、細かな違いがあります。

基本的に、これらの動画は楽曲の魅力を視覚的に表現するために制作され、楽曲のプロモーションやアーティストのイメージ構築に貢献します。

特にSNS等で何でも共有しやすくなった現在では、MVやPVはアーティストの音楽を世界中に広める重要な手段となっています。

MVは「ミュージックビデオ」と呼ばれ、楽曲に合わせて創られた映像作品で、アーティストが歌っているシーンやダンスを含む内容が一般的です。

一方で、PVは「プロモーションビデオ」とも呼ばれ、MVよりも広告やマーケティングに重点を置いた映像とされることが多く、新曲やアルバムの発売を告知するために使用される傾向があります。

MV・PVの制作には、クリエイティブな思考と制作スキルが必要とされ、監督やカメラマン、編集者、そしてアーティスト自身が協力して作り上げるものになります。

MV・PVの作り方

では実際に、MV・PVを作るには何から始めていけば良いのでしょうか?

ここでは、特に初心者の方々が迷わずに始められるように、分かりやすくその手順をご説明します。

MV・PVの作り方は、以下の手順で行います。

  • 楽曲を決める
  • イメージ・ストーリーを決める
  • 素材の撮影を行う
  • 編集を行う
  • 完成品を確認する
  • 投稿・発信する

①楽曲を決める

MVやPVを作成する際にはじめにやることは、楽曲を決めることです。

この楽曲が、動画全体の雰囲気やメッセージを形作る基盤となります。

選曲は、表現したい感情やテーマに基づいて行うことが重要です。

例えば、明るくポジティブな曲であれば、動画も同様に明るく活動的なシーンで構成されることが多いですし、逆に少し寂しい曲であれば、もっと感情的で、深みのある映像になるかもしれません。

曲を選ぶ際には、以下のポイントを考慮すると良いでしょう:

  • 曲の雰囲気:動画のテーマに合っているか、また視聴者にどのような感情を呼び起こしたいか。
  • 歌詞の内容:映像と直接関連付けられるフレーズやキーワードが含まれているか。
  • 曲の長さ:完成動画の想定される尺と、編集しやすい尺の長さかどうか。

音楽と映像の両方でメッセージを効果的に伝えるために、この選曲が非常に重要な役割を果たします。

イメージ・ストーリーを決める

楽曲を決めた後、次は、その曲からインスピレーションを得て、どのようなイメージやストーリーを展開するかを考えていきます。

まず、選んだ楽曲を聴いて、曲のリズムや歌詞、メロディが示唆するイメージを思い描き、それがどのようなビジュアル表現に繋がるかを考えます。

例えば、明るくテンポの速い曲なら、活動的でカラフルなシーンが適しているかもしれません。

一方、バラードであれば、もっと静かで感情的な映像が求められるでしょう。

次に、その楽曲とビジュアルイメージに基づいて具体的なストーリーを作成します。

動画の主なテーマを決定し、ストーリーの内容を構築します。

動画で表現されるストーリーは視聴者に共感を呼び、強い印象を与えるためのものです。

この工程では、映像のトーンとスタイルも重要です。

曲のムードに合った色調や照明、衣装とセットの選択が、視覚的な印象を大きく左右します。

素材の撮影を行う

次に行うのは、素材の撮影です。

撮影は、MVやPV制作の中でも特に実践的で技術的な部分となります。

撮影に入る前に、全てのシーンについて詳細な計画を立てます。

これには、「どのシーンをどの場所で撮るか」「どのような照明が必要か」「どんな装飾や小道具を使用するか」などが含まれます。

事前に計画を立てておくことで、撮影中に何をすべきかの明確な基準が設けられ、効率的に作業を進めることが可能です・

撮影では、カメラの基本操作を理解することが重要です。

また、異なるアングルから同じシーンを撮影することで、編集時に演出の幅が広がり、よりダイナミックなPV・MVを作成することが可能になります。

そしてシーンに応じて、動きのあるショットや静止画を交えながら撮影を行います。

例えば、ダンスシーンではワイドショットを使用してダンサー全体を捉えつつ、重要な瞬間にはクローズアップを使用します。

また、手持ちカメラを使うことでリアリティを出すこともできますが、不要な手振れを避けるために三脚やスタビライザーの使用を検討すると良いでしょう。

光と影を意識した撮影も非常に大切です。

自然光を活用するか、人工照明を使ってシーンに必要なムードを作り出すかを選びます。

照明はシーンの感情を強調し、視聴者の注意を引きつけるための強力なツールです。

以下のYouTube動画で「動画撮影に必要な機材」について詳しく解説しているので、是非ご覧ください。

以下のYouTube動画で「買って後悔しない撮影カメラ」について詳しく解説しているので、是非ご覧ください。

編集を行う

撮影が終わったら、次はその素材を編集してPV・MVを作成していきます。

編集は、MV・PVの魅力を最大限に引き出すために非常に重要です。

まずは撮影した全ての映像素材を確認し、使用するシーンを選択します。

撮影した多くの素材から優れたショットを抜き出し、使いたい部分を選別しましょう。

その際には、ストーリーの流れに合った映像を選ぶことが大切です。

次に、動画編集ソフトを使用して、素材の編集を始めます。

ここで映像の順序を整理し、必要に応じて尺の長さを調整します。

動画の流れが自然になるように、その都度細かな調整を行いましょう。

また、トランジションを加えることでシーン間の移動をスムーズにしたり、エフェクトを使用して動画に演出を施すこともできます。

必要に応じて効果音や追加の音楽トラックを挿入すると、より大きなインパクトを与えることも可能です。

そしてカット作業を意識することもポイントで、音楽に合わせて映像をカットすることで、視聴者が動画をよりダイナミックに感じることができます。

色調整も編集の重要な部分です。

カラーグレーディングを行うことで、動画全体の色のバランスを調整し、特定の雰囲気を作り出すことができます。

例えば、暖色を強調することで温かみを出したり、寒色を使って寂しさや冷たさを表現したりします。

トランジションについてはこちらの記事で詳細に説明しています。ぜひご覧ください。

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完成品を確認する

編集が終わった後、PV・MVが意図した通りに仕上がっているか、細部に至るまで慎重に確認を行います。

この際には、作成した動画を何度も視聴し、全体的な流れがスムーズであるかを確認します。

動画が始まりから終わりまで、視聴者が引き込まれ、曲と映像が一体となっているかを見ます。

特に、音楽と映像がしっかりと同期しているかという点に注意を払い、ビートやリズムに合わせたカットが正確に行われているかをチェックします。

次に、映像のクオリティに焦点を当てます。

色のバランス、明るさ、コントラストが適切かどうかを見ることで、視覚的な魅力が最大限に引き出されているかを評価します。

また、不自然なカメラの動きやジャンプカットなど、視覚的に気になる部分がないかを検証します。

音質も重要なチェックポイントです。

動画において音声がクリアに聞こえ、音量が一定であることを確認します。

効果音や音楽がシーンの雰囲気に適切かどうか、小さなノイズや不要な音が入っていないかも確認し、必要に応じてオーディオの調整を行います。

これらの確認を一つずつ丁寧に行うことで、完成するPV・MVがより魅力的なものになります。

投稿・発信する

最終的な確認が終わったら、作成したMVやPVを投稿・発信します。

始めに、動画をアップロードするプラットフォームを選びます。

最も一般的なのはYouTubeですが、FacebookやInstagramなど他のソーシャルメディアも選択肢に入れると良いでしょう。

選ぶプラットフォームは、ターゲットとする視聴者層や動画のスタイルによって異なります。

例えば、若年層をターゲットとする場合は、TikTokも考慮に入れると効果的です。

次に、動画のタイトルや説明文、タグを用意します。

これらはすべてSEO(検索エンジン最適化)を意識することが重要で、より多くの視聴者に動画が見つけられるようにします。

タイトルは視聴者の注意を引くものである必要があり、説明文には動画の内容や使用した音楽、主要なキャストの名前など、詳細情報を含めるのがおすすめです。

動画を投稿した後、公開設定を行います。

ここでは、動画をいつ公開するか、誰が見ることができるかを決め、プライバシー設定を管理します。

また、公開する時間帯も重要で、ターゲットの視聴者が最もアクティブな時間帯に合わせるとより多くの視聴回数が見込めます。

最後に、動画を積極的に宣伝します。

ソーシャルメディアでの告知、友人やフォロワーへの共有、関連するコミュニティやフォーラムでの投稿などを行いましょう。

【PC向け】MV・PV作成におすすめの編集ソフト3選

MV・PVの基本と作り方をマスターしたら、今度は編集ソフトを選んでいきます。

MV・PVを制作する上で、ソフトの使用は必須です。

これから編集を始めるのであれば、自分に最も適したものを選びましょう!

PC向けのMV・PV作成におすすめの編集ソフトは、以下の3点です。

  • Premiere Pro
  • Final Cut Pro
  • PowerDirector

①Premiere Pro

OS対応Windows・Mac対応
価格3,280円/月(年間、月々払い)、34,680円(年間プラン)
対象ユーザー初級者〜上級者
機能豊富なフォントやエフェクト、CG合成、Adobe製品との連携

参考:Premiere Pro

Premiere Proは、Adobeが提供する動画編集ソフトウェアです。

初心者から上級者まで幅広いユーザーに対応しており、その高度な機能が映画、テレビ、オンラインでの動画制作に広く利用されています。

このソフトは、カットやトリミング、ビデオエフェクトの適用が可能で、多彩なトランジションやテキストオーバーレイ、カラーコレクション機能を使用することができます。

また、Adobe Creative Cloudに属するため、PhotoshopやAfter Effectsなど、他のAdobe製品との連携がスムーズで、よりクオリティの高いPV・MV作成が可能になります

例えば、After Effectsで作成した動画をPremiere Proに直接取り込み、編集プロジェクトに組み込むことができます。

これにより、高度なエフェクトやアニメーションを動画に追加できる上に、その工程にかかる時間が一気に短縮されます。

PV・MV作成の初心者にとっても、Adobeの提供する豊富なチュートリアルやオンラインリソースを利用することで、基本的な操作から高度な編集スキルまでを段階的に学ぶことができます。

このソフトは、高品質なMV・PVを作成するための強力なツールとなるので、ソフトを選択する際には非常におすすめの一つです。

以下のYouTube動画で「Premiere Proでの動画編集のやり方」について詳しく解説しているので、是非ご覧ください。

②Final Cut Pro

OS対応Mac対応
価格45,000円
対象ユーザー初級者〜上級者
機能マグネティックタイムライン、モーショングラフィックス

参考:Final Cut Pro 

Apple社によって開発された動画編集ソフトウェアが、Final Cut Proです。

このソフトも、その直感的なインターフェースと多くの編集機能で知られており、初心者から上級者まで幅広く利用されています。

Final Cut Proは、高度な編集機能を提供しながらも、扱いやすい操作性が特徴です。

例えば、マグネティックタイムラインは他の動画編集ソフトにはない特徴で、クリップが自動的に整理され、重なり合うことなくスムーズに編集作業を進めることができます。

この機能は、複雑な編集においてクリップの調整を簡単にし、時間を効率化できるため、非常に便利です。

また、Final Cut Proはレンダリング速度が速く、Apple製品との高い互換性により、特にMacユーザーにとっては効率的な作業が可能です。

4Kや360度ビデオなどの高解像度の素材を扱う際も、優れたパフォーマンスを発揮します。

そしてカラーコレクション、オーディオ編集、モーショングラフィックスの作成など、プロレベルのMV・PV制作ができる豊富な機能が含まれています。

ソフトの操作が初めての人でも、Final Cut Proを使えば完成度の高い動画を作成することができます。

③PowerDirector

OS対応Windows・Mac対応
価格8,980円/年
対象ユーザー初級者〜上級者
機能カラーコレクション、モーショングラフィックス、VFXツール

参考:PowerDirector

PowerDirectorは、CyberLinkによって開発された動画編集ソフトウェアです。

このソフトは、備える機能やその使いやすさからコストパフォーマンスも高いため、個人ユーザーや趣味で動画編集を楽しむ方々にも人気があります。

PowerDirectorは、直感的なドラッグ&ドロップ機能を提供しており、クリップの取り扱いが非常に簡単です。

また、多彩なビデオエフェクト、トランジション、テキストテンプレートを備えており、ユーザーはこれらを使って簡単に動画を作成できます。

AIを利用したツールも搭載しており、シーンカットの自動検出やカラー調整など、より高度な編集作業も手軽に行えます。

例を挙げると、PowerDirectorの360度ビデオ編集機能です。

この機能を使って、360度カメラで撮影した映像を編集し、視聴者が自由に視点を変えられる動画を作成することができます。

これはMV・PV制作の際、多角的にシーンを捉えたい場合に特に有効です。

【スマホ向け】MV・PV作成におすすめの編集ソフト3選

前章ではPC向けの編集ソフトをご紹介しましたが、こちらではスマートフォン向けの編集ソフトをピックアップしました。

手軽にMV・PVを作成したい人は、特に要チェックです!

スマホ向けのMV・PV作成におすすめの編集ソフトは、以下の3点です。

  • CapCut
  • InShot
  • Filmora

①CapCut

OS対応Android・iOS対応
価格無料、12,000円/年(1年プラン、買い切り版)
対象ユーザー初級者〜中級者
機能速度調整、ズームエフェクト、キーフレームアニメーション、クロマキー

参考:CapCut

CapCutは、MV・PV作成が初めての人にも使いやすい仕様となっている、無料のモバイルアプリです。

このアプリは、手軽に編集をスマートフォンで行うことができ、その直感的な操作性と豊富な機能で知られています。

CapCutは、動画のカットや結合、テキストの追加、速度調整、逆再生などの基本的な編集機能を備えています。

また、アプリには数多くのビデオエフェクトやアニメーションスタイルが搭載されており、クリエイティブな動画作成が手軽に楽しめます。

さらに、自動的に動画のクオリティを向上させる機能や、様々な演出を適用できるエフェクトが用意されています。

これにより、専門的な知識がなくてもプロレベルの編集が可能になります。

そして、CapCutは初心者でも操作しやすいインターフェースとなっており、画面上で指を使って直感的に編集できるため、操作に迷うことがほとんどありません。

スマートフォンだけでなく、タブレットでも利用できるため、移動中や外出先でも手軽に編集が行えるのも大きなメリットです。

CapCutについては下記の動画で使い方を説明しています。ぜひご覧ください。

②InShot

OS対応Android・iOS対応
価格無料、4,280円(買い切り版)
対象ユーザー初級者〜中級者
機能テロップ、トランジション、豊富なテンプレート

参考:InShot

スマートフォンユーザーに広く使用されているのが、InShotという編集アプリです。

InShotの特徴は、そのシンプルな仕様ながらも豊富な機能を備えている点です。

特に、SNSでの投稿・共有を念頭に置いたMV・PV作成に最適なアプリで、ユーザーが直感的に操作できるインターフェースを提供しています。

InShotでは、動画のトリミング、速度調整、カラー補正など、基本的な編集機能が全て揃っています。

これに加え、ユーザーは多数のビデオエフェクトやテンプレート、テキストオーバーレイなどの高度な機能を利用することができ、完成度の高い動画を簡単に作成可能です。

また、InShotは、異なるアスペクト比や解像度を選択することで、InstagramやFacebook、YouTubeなど、各プラットフォームに最適化されたMV・PVを作成できます。

この機能により、ユーザーはSNSでの投稿に適した動画をすぐに編集できるようになります。

さらに、InShotは音声編集機能も充実しており、外部から音楽素材を読み込むことや、動画内の元の音声を編集することもできます。

この機能を使うことで、動画の雰囲気やテーマに合わせて音楽を自由にカスタマイズすることが可能です。

③Filmora

OS対応Windows・Mac対応
価格無料、11,979円(買い切り版)
対象ユーザー初級者〜中級者
機能ドラッグ&ドロップ編集、3000種類以上のエフェクト・タイトルテキスト、クロスプラットフォーム機能

参考:Filmora

Filmoraも、初心者にとって使いやすい編集アプリとして知られています。

特にFilmoraGoというFilmoraのスマートフォン向けバージョンは、移動中でも簡単にMV・PVを作成できるため、忙しいクリエイターやSNSユーザーに人気です。

FilmoraGoは、直感的なドラッグ&ドロップ操作で編集が可能であり、カット、トリミング、速度調整などの基本機能に加えて、様々なエフェクト、オーバーレイ、フィルターを使用して動画をカスタマイズできます。

また、複数のビデオクリップや画像を組み合わせて、一つの作品を制作することもできます。

FilmoraGoの大きな利点の一つは、豊富なエフェクトを用意している点です。

ユーザーはアプリ内で提供されるエフェクトを使用することで、動画に多くの演出を施すことが可能です。

エフェクトを使えば、動画により印象的な変化を付け加えることができ、視聴者を飽きさせないMV・PVを完成させることができます。

さらに、テキストやタイトルを動画に追加する機能も充実しており、アニメーションやカスタマイズ可能なフォントとカラーを使用することで、視認性の良い動画となります。

これは、視聴者にメッセージを明確に伝えたい時や、視聴者離脱を防ぎたい時に非常に有効です。

以下のYouTube動画で「スマホ向け おすすめの動画編集アプリ」について詳しく解説しているので、是非ご覧ください。

MV・PV作成におすすめの素材サイト

実際に編集ソフトでMV・PVを制作する際に、画像やロゴなどを挿入したい時はどこからその素材を探しますか?

素材が欲しくても、自分が持っていないために使用できなかったり、外部サイトから探そうとして時間がかかったりするなどのケースがよくあります。

効率的に、且つ豊富な種類から選択できる素材サイトがあれば、MV・PV制作もスムーズに行えます。

そこで本章では、MV・PV作成におすすめの素材サイトを3つご紹介します!

  • Adove Stock
  • イラストAC/写真AC
  • Pixabay

①Adobe Stock

価格無料、5,980円/月(年間プラン)

参考:Adobe Stock

Adobe Stockは、高品質な画像、ビデオクリップ、テンプレート、さらには3D素材まで、多岐にわたる素材を提供するオンラインのストックメディアライブラリです。

このサイトは、クリエイティブな動画制作に必要な素材を手軽に見つけることができ、特にMV・PVの制作において非常に便利です。

Adobe Stockの最大の特徴は、その膨大な素材のライブラリと、高い品質の素材を提供している点です。

それらの素材はすべて権利処理が済んでいるため、商用目的の動画にも安心して使用することができます。

また、Adobe StockはAdobe Creative Cloudと直接連携しており、PhotoshopやPremiere ProなどのAdobe製品内から直接素材を検索し、読み込むことが可能です。

これにより、編集作業の効率が大幅に向上し、普段より作業をスムーズに行えるようになります。

初心者でもAdobe Stockの便利な検索機能と広範なフィルター・機能を利用することで、簡単に必要な素材を見つけ出すことができます。

また、多くの素材が複数の解像度で提供されているため、動画のニーズに応じた選択が可能です。

②イラストAC/写真AC

価格無料、1,338円/月(毎年更新プラン)

参考:イラストAC/写真AC

無料で利用できるイラストや写真の素材サイトとして、イラスト/写真ACが挙げられます。

特に予算を抑えたい初心者やフリーランスにとっては非常に便利です。

イラスト/写真ACの魅力は、そのコストパフォーマンスの高さです。

サイト内のほとんどの素材が無料で利用可能であり、商用利用もできてしまいます(一部利用規約に従う必要があります)。

そのため、初めてMV・PVを作る人でも、質の高い素材を使って編集を始めることができます。

このサイトの素材は、イラストや写真が中心で、シンプルなものから複雑なデザインまで幅広くカバーしています。

例えば、音楽PVに合わせた感情的なイメージや、具体的なストーリーを表現するのに必要な風景写真など、様々なシーンで活用できます。

さらに、イラスト/写真ACは検索機能も充実しており、キーワードを入力するだけで簡単に関連する素材を見つけ出すことができます。

この機能は、特定のテーマや雰囲気に合った素材を迅速に検索する際に有効です。

③Pixabay

価格無料(一部有料素材あり)

参考:Pixabay

Pixabayは、幅広い分野からの高品質な無料画像とビデオクリップを提供する素材サイトです。

このサイトも商用利用が可能であるため、MV・PVの制作に幅広く使用できます。

Pixabayの素材は、すべてクリエイティブ・コモンズ ライセンスの下で提供されているため、利用者は著作権の心配なく、素材を自由に使用、編集、配布することが可能です。

Pixabayの強みは、その多様性にあります。

自然の風景から都市のスカイライン、抽象的なアートワークまで、数百万点に及ぶ高解像度の画像とビデオ素材が揃っています。

これらの中から、様々なテーマや雰囲気のMV・PVに合った素材を簡単に見つけ出すことができます。

さらに、Pixabayはキーワード検索が非常に直感的で、必要な素材を素早く見つけることができます。

例えば、ビデオの解像度や画像の色、角度などを指定して検索することが可能です。

Pixabayを使用することで、初心者でもプロレベルの動画を低コストで制作できるため、MV・PV制作の際の素材選びにおいては非常におすすめのサイトです。

MV・PV作成のコツ

MV・PV作成のための編集ソフトや素材サイトを選んだら、作成のコツも同時に覚えてしまいましょう。

基本の知識と合わせて、こちらもぜひ参考にしてください!

MV・PV作成のコツについては、以下の3点です。

  • ストーリーを作る
  • 構成を作る
  • 編集のクオリティを上げる

ストーリーを作る

MV・PVを作成する際のコツの一つが、「ストーリーを作る」です。

効果的なストーリーは、ただ単に映像を楽曲に合わせるだけのものではなく、視聴者に強い印象を与える一つの要素になります。

ストーリーを作るには、まず、主題やメッセージをはっきりさせることが重要です。

「何を伝えたいのか」「視聴者にどのように感じてほしいのか」を明確にすることで、ストーリーは自然と形成されます。

もしどうしても思いつかないのであれば、楽曲の歌詞やテーマからインスピレーションを得るのも良い方法です。

また、ストーリーを作る際は、視聴者が共感しやすいテーマを選ぶのがおすすめです。

特に演者の感情やキャラクター性に焦点を当てたテーマを選ぶことで、視聴者が自分自身に置き換えて楽しむことができるので、より共感を得やすくなります。

構成を作る

効果的なMV・PVを作るためには、ただ映像を撮るだけでなく、しっかりと「構成を作る」ことが大切です。

構成とは、動画全体の流れや、各シーンがどのように関連づけられるかを表したものです。

始めに、動画の主要なポイントやクライマックスシーンを決定します。

これは動画の内容の最も重要な部分であるため、視聴者の記憶に残りやすいシーンを選びましょう。

次に、各シーンの目的を明確にします。

どのシーンがストーリーの背景を説明しているのか、感情を高めるのか、または行動を促すのかを考えることで、各部分の役割が明確になり、無駄なシーンを削減できます。

さらに、動画のテンポ感も考慮する必要があります。

視聴者が飽きないように、テンポ良くストーリーを伝えることが重要です。

例えば、アップテンポの楽曲にはダイナミックなシーンを、バラードなどのゆったりとした楽曲には、ゆっくりとしたシーンが効果的です。

構成を事前に作成することで、撮影や編集の際にも効率良く作業を進めることができ、完成したMV・PVもクオリティの高い仕上がりになります。

編集のクオリティを上げる

視覚的な魅力を最大限に引き出すMV・PVを制作するには、「編集のクオリティを上げる」ことが必須です。

せっかく良い映像を撮影できても、編集のクオリティが低ければ素材が全て無駄になってしまいます。

そうならないためにも、今よりも編集スキルを身につけ、MV・PV制作に大きく役立てましょう!

こちらでは3つの例を参考に、編集のクオリティを上げるコツをお話ししていきます。

アニメーションを使った動画

アニメーションを取り入れたビデオは、視覚的に魅力的で、視聴者の注意を引きつける効果があります。

例えば、あるMVでは、歌詞の内容を表現するために、カラフルなアニメーションキャラクターや動きのある背景が用いられました。

この手法により、曲のテーマが強調され、動画のメッセージがより明確に伝わるようになります。

また、アニメーションは動画の一貫性を保ちつつ、複数のシーン間で流れるような繋がりを持たせることができるため、シーンの変化を表現するのに非常に効果的です。

このスキルを使うことで、クリエイターは自由度が高く、創造的な表現が可能になります。

ストーリー性重視の動画

ストーリー性を重視したビデオ制作の一例として、短編映画が挙げられます。

この作品では、老夫婦の日常と彼らの若き日の回想を交錯させる手法が用いられ、過去と現在が織りなす深い愛情を表現しています。

映画は、彼らが若い頃に訪れた場所へ再び訪れるシーンから始まり、そこで過去の美しい思い出がフラッシュバックとして描かれます。

編集では、過去と現在を自然に繋げるために、色調や照明の変化を効果的に使用しています。

例えば、過去のシーンは暖かい色調で、現在はやや褪せた色調で表現されることで、時間の流れや感情の変化を視覚的に示しています。

ストーリー性重視の動画は、編集によって単に映像を美しく見せるだけでなく、ストーリーを通じて視聴者の心に深く訴えかける効果を持っています。

演者の動きが多い動画

一つの例として、ダンスパフォーマンス動画があります。

この動画では、複数のダンサーが同時に異なる動きをしているため、その複雑な振り付けを効果的に捉えるための編集が必要です。

具体的には、動きの速いダンスシーンを適切なタイミングでカットし、さらにスローモーションを挿入してダンスの美しさを際立たせることができます。

また、背景音楽に合わせて映像のカットを行い、動画全体に一貫したリズム感をもたらすことも重要です。

さらにカメラアングルの選択もポイントで、ダンスパフォーマンスを最大限に引き出すための角度やクローズアップを抜き出します。

このようにすることで、演者の動きが多い動画においては、視覚的な魅力を最大化するために非常に有効です。

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まとめ

本記事では、MV・PVの意味や基本の作り方を解説しました。

その中で、楽曲選びや素材の撮影、投稿など、一連の流れを詳しくお話ししています。

また、最適な編集ソフトやアプリ、素材サイトの紹介を通じて、どんな環境下でもクオリティの高い動画を制作できる方法をお伝えしています。

ぜひ本記事を参考に、MV・PV制作を実践しましょう!

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この記事を書いた人

「人生革命」を軸に事業を展開。早稲田大学政治経済学部在学中に動画フリーランスとして活動し、株式会社 All in Motionsを創業。YouTubeマーケティングをハックし、自社YouTubeチャンネルを4つ運用。2022年「動画編集」キーワードで総登録者数日本一を達成。動画編集スクールAIM Creators Collegeを設立し、現在受講者数900名を突破。半年以内に目標到達させる成功確率は脅威の88%で国内No.1の再現性を誇る。スクール事業で社会人教育の在り方を創造し、動画マーケティングを軸に企業の成長支援をおこなう。

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