動画編集をやってみたいけど、どんな風に練習すればいいかわからない。
そう思っている人は、たくさんいるのではないでしょうか?
今は空前の副業ブームで、多くの人たちが様々な副業に取り組んでいます。
その中で今非常に人気の副業が「動画編集」です。
YouTubeやTikTok、最近ではX(旧Twitter)やInstagramにも沢山の動画が投稿されています。
専門家の分析によると、動画市場はこれからもどんどん大きくなっていくと言われています。
だからこそ、動画編集を副業にしてお金を稼ぎたいと考える人が増えてきました。
しかし、動画編集を始めようと思った時に一番最初につまずくのが「どうやって練習したらいいの?」という疑問。
練習方法がわからなければ、どうやって動画編集のスキルをつけていいかわかりませんよね。
そこで今回は、あなたが1から動画編集スキルを身につけるための練習方法を解説していきます。
本記事を最後まで読んで動画編集の練習をしていただければ、あなたもプロの動画編集者の仲間入りです!
動画編集を練習する際の4つのステップ
今から動画編集を始めたい!だけど何から始めればいいかわからない。
そんなあなたに知っていただきたい「動画編集の練習4ステップ」というものがあります。
- ソフトを決める
- 素材を集める
- 動画編集の流れを理解する
- 動画編集の練習方法を決める
1番から順番にやっていくことで、あなたも動画編集ができるようになります。
まずは、一つ一つのステップについて解説していきましょう。
練習する動画編集ソフトを決める
動画編集を始めるうえで、まず最初にやるべきこととして、動画編集ソフトを決めましょう。
動画編集をするためには「動画編集ソフト」が必要です。
しかし、動画編集ソフトは非常に種類が多く、各ソフト毎に特徴や操作性も異なります。
ですから、まず自分が使う動画編集ソフトを決めておくことで、そのソフトのプロフェッショナルになりましょう!
おすすめ動画編集ソフト5選
動画編集ソフトは「有料」「無料」「操作性」「使用可能な演出方法」などなど、各ソフト毎に色々な違いがあります。
そこで今回は、動画編集にオススメのソフトを5つご紹介していきましょう。
iMovie
iMovieは、Mac、iPhone、iPadなどのApple製品に最初から標準インストールされている動画編集アプリです。
完全無料で使用できて、使いやすいユーザインターフェースが特徴で、直感的な操作が可能なので初心者向きの動画編集ソフトと言えるでしょう。
iMovieの良い点は、初心者にとっても使いやすく、高品質な編集が可能なところです。動画編集の基本的な機能だけでなく、クリエイティブなエフェクトや音楽の追加なども手軽に行えます。
また、Apple製品との同期が容易であり、iPhoneやiPadで撮影した素材をすぐに編集できるのも素晴らしいですね。
一方で、iMovieには制限もあり、プロフェッショナルな編集機能や高度なカスタマイズが必要な場合には不十分かもしれません。
また、PC版やAndroidデバイスで利用できないので、複数人の編集者が必要な場合には不便です。
さらに、iMovieのエクスポート機能はある程度の制約があり、出力形式や解像度などが制限されることもあります。
Microsoft Clipchamp
Microsoft Clipchampはオンラインでも使える動画編集ソフトで、無料で使える上に簡単な操作性と豊富な機能が特徴です。使いやすいインターフェースを備えており、動画のトリミングや分割、テキストや音楽の追加などの基本的な編集作業を簡単に行うことができます。さらに、プロ品質のエフェクトやフィルター、トランジションなども利用可能です。
Clipchampの良い点としては、クラウドベースでの動作もするため、インストールや更新の手間が不要であり、自分のパソコン以外からでもアクセスできる点が挙げられます。また、無料プランでも多くの機能が利用可能であり、有料プランも比較的手頃な価格で提供されています。
マイクロソフト製品との統合が強力であり、OneDriveやTeamsとの連携がスムーズな点も魅力ですね。
Clipchampの難点としては、若干動作性の遅さを感じることがあります。重い素材をインポートする際は時間がかかってしまったり、プレビューをする際に1、2秒フリーズしてしまうことがあるため、そこにストレスを感じてしまう人が出てくるのも事実です。
また、高度な編集機能やカスタマイズ性には限界があり、プロフェッショナルなニーズには十分に対応しきれないかもしれません。
PowerDirector
PowerDirectorはユーザーが多く、使いやすいインターフェースと豊富な機能が特徴です。直感的な操作でビデオを編集しやすく、高度なエフェクトやトランジション、カラーグレーディングなどのプロ品質の機能も利用できます。また、高速レンダリングエンジンにより、編集作業の効率が向上します。
良い点として、PowerDirectorは幅広いフォーマットに対応し、4Kなど高解像度の動画編集にも対応しています。さらに、モバイル版もあるため、スマートフォンやタブレットでの編集作業が可能です。豊富なオンラインリソースやチュートリアルも提供されており、初心者から上級者まで幅広いニーズに対応しています。
一方で、PowerDirectorには高価な追加機能がいくつかあり、完全な機能を利用するには追加料金が必要な場合があります。また、動画編集が初めての方にとっては、学習コストが高く最初は難しいと感じるかもしれません。
さらに、一部の機能は他のプログラムと比較してやや複雑であり、使いこなすには時間と熟練が必要です。
H4:Filmora
Filmoraの特徴は、使いやすいインターフェースと豊富な編集機能が挙げられます。直感的な操作でビデオを編集でき、テキスト、音楽、トランジション、エフェクトなどを簡単に追加できます。また、豊富なエフェクトライブラリやプリセットが利用でき、クオリティの高い編集が可能です。
Filmoraの良い点は、初心者にも扱いやすく、高度な機能を備えたソフトウェアであるところです。無料のトライアル版も提供されており、使い勝手を試すことができます。また、多様な出力形式に対応し、YouTubeやSNSへの投稿が簡単です。さらに、豊富なチュートリアルやオンラインサポートが利用できる点も魅力的です。
一方で、Filmoraには一部の機能が他のプロフェッショナル向けのソフトウェアと比較して限定されている場合があります。また、一部の機能やエフェクトは追加料金が必要な場合があり、コストがかかることもあります。さらに、一部のユーザーは高度なカスタマイズ機能の不足を感じることがあります。
Adobe PremierePro
PremiereProは業界標準のビデオ編集ソフトウェアで、豊富な機能と高度な制御が特徴です。プロフェッショナルな編集作業に必要なツールや機能が充実しており、色補正、オーディオミキシング、モーショングラフィックスなど、幅広い編集作業をカバーします。また、他のAdobe製品との連携が可能であり、After EffectsやPhotoshopとの連携もスムーズです。
PremiereProの良い点は、高度な編集機能と柔軟性です。多彩なエフェクトやトランジション、キーフレームアニメーションなどを利用して、クオリティの高い動画を作成することができます。さらに、多様なフォーマットに対応し、高解像度の編集も可能です。また、クラウドベースのプロジェクト管理や共同作業機能も備えており、チームでの編集作業がスムーズに行えます。
一方で、Premiere Proにはサブスクリプション形式であり、初心者や個人ユーザーにとっては費用が高い場合があります。また、初めてのユーザーにとっては学習コストが高く、使いこなすには時間と経験が必要です。さらに、一部の機能はハイエンドなハードウェアを必要とし、パフォーマンスの問題が発生することもあります。
お金をしっかり稼ぎたいならPemiere Pro一択
ここまで5つのおすすめ動画編集ソフトをご紹介しましたが、もしあなたが副業などお金を稼ぐ目的で動画編集をしようと思っているのであれば、絶対にPremiereProを使ってください。
現在、PremiereProは業界で一番使われている動画編集ソフトであり、高度な機能を備えた動画編集ソフトです。
実際の案件でも、最低条件として「PremiereProが使えること」という募集が非常にたくさん存在します。
つまり、PremiereProが使えなければ、動画編集でお金を稼ぐための土台にも乗っていないようなものです。
「最初は無料のソフトや初心者用のソフトで慣れて、後からPremiereProに変更しよう」という方もいらっしゃいますが、いちいち覚え直すのも手間になります。
最初からPremiereProの使い方を覚えておきましょう。
また、費用面が気になる方はPremiereProを安く使うための裏ワザもあるので、ぜひこちらの動画も確認してみてください。
動画編集の練習用素材を集める
動画編集の練習をするためには、動画編集用の素材が必要になります。
動画編集の練習に使える素材を何か所持しているのであればそれを使うのもいいと思いますが、多くの人は特にそういった素材をもっていないのではないでしょうか。
そこで、今回は動画編集の練習に必要な素材と、それを集めることができるサイトをご紹介していきます。
動画編集の練習に必要な素材とは
動画編集をして1本の完成された動画を作るためには、いろいろな素材が必要になってきます。
例えば全てのベースになる「動画素材」や動画内にインパクトを与える「画像素材」、また、動画を効果的に演出する「音源素材」などいろいろな素材が存在しています。
こういった素材を組み合わせて動画を作っていくのですが、今ネット上にはいろいろな素材を無料でダウンロードできる「フリー素材」がたくさん存在しています。
まずはこのフリー素材を使って練習用の動画を作成していきましょう。
ちなみに、フリー素材にはビジネスに利用して良い「商用利用可能」な素材と、個人で楽しむために使う目的の「商用利用不可」の素材あります。
練習用の素材なのでどちらを使用してもかまいませんが、もし今後作成した練習用動画をあなたのポートフォリオ(実績動画)として使うのであれば、念のため商用利用可能な素材を使用しておいた方が良いかもしれません。
動画素材サイト
動画素材は全てのベースになる素材です。
動画素材を軸に、いろいろな加工を行っていきますので、必ず必要な素材になります。
あなたがどんな動画を作成したいかによってダウンロードする素材が変わってきますので、イメージにある素材を選びましょう。
今回は無料でダウンロードできる動画素材サイトを5つご紹介します。
それぞれのサイトに特徴がありますので、それぞれどんな素材があるのか確認してみてください。
ドイツのサイトで、おしゃれな素材が多く、旅行や景色に関する動画の編集に興味がある人におすすめです。
動画だけでなく、画像やイラスト、音楽など、さまざまな素材がダウンロードできます。
ほとんどの動画素材が商用利用可能ですが、利用範囲やルールは素材によって異なるので、ダウンロードの際に必ず確認してください。
なお、日本の風景や日本人をモデルにした素材はあまりありませんので、海外らしい、シンプルでおしゃれな素材を探している人におすすめです。
- 30,000本以上の素材を提供
- クレジットの掲載や許可は不要
- 海外のおしゃれな素材が多数
こちらもドイツ生まれの動画素材サイトで、動画と写真を無料でダウンロードできます。
商用利用も可能で、素材をダウンロードするだけであれば会員登録も不要なので、気軽に利用できる点も魅力です。
主な特徴は以下の通りです。
- クレジットの掲載や許可は不要
- 「色ごと」「人気検索ワード」など、独自の検索方法がある
- 動画の加工も自由
「Mixkit」はオーストラリアの動画素材サイトです。
一部商用利用も可能で、日本語には未対応ですが、プロのカメラマンが撮影したクオリティの高い動画素材を会員登録なしで利用できます。
また、Adobe After EffectsやAdobe Premiere Proのテンプレートも提供されているので、これから動画編集にチャレンジする方にもおすすめのサイトです。
主な特徴は以下の通りです。
- 動画ごとに複数のタグが付けられているため、英語でも検索しやすい
- 縦型の動画素材が豊富で、SNSに使いやすい
- 音楽素材も豊富
「ニコニ・コモンズ」は、動画プラットフォーム「ニコニコ動画」を提供しているドワンゴが運営しているサイトで、ニコニコ動画のクリエイターを主なターゲットとして開始されました。
素材によって利用許可範囲や商用利用の可否が異なるので、ダウンロードの際に必ず確認してください。
アニメーション動画を作成したい人におすすめです。
主な特徴は以下の通りです。
- アニメーションやイラスト動画が豊富
- 日本のサイトなので馴染みやすい
- 素材によって使用条件が異なる
⑤動画AC
「動画AC」は日本のACワークス株式会社が運営している動画素材サイトです。
日本の会社が運営しているため、日本人向けの素材が充実しています。
ACワークス株式会社は、動画ACの他に、「写真AC」や「イラストAC」といった素材サイトを運営しており、1つに会員登録すればすべてのサイトを利用できるので、ぜひ登録してみましょう。
無料会員は1日のダウンロード数に制限がありますが、それでも利用価値は十分です。
国内向けの動画を作る方は必ずチェックしておきましょう。
主な特徴は以下の通りです。
- 23のカテゴリーに分けられていて、素材を検索しやすい
- クレジット表記不要で、商用利用可能な高品質素材が豊富
- 会員登録すれば他のサービスも利用可能
フリー画像サイト
続いては画像素材です。
もしかすると、これを呼んでいるあなたは「画像素材って必要なの?」と思われるかもしれません。
しかし、動画の間にポイントで静止画の画像を差し込むことで視聴者にインパクトを与えたり、話の流れに関連する画像素材を挿入することで、視聴者にイメージを喚起させやすくすることができます。
画像を効果的に使うことでよりクオリティの高い動画を作ることができるので、ぜひ静止画像も使ってみてください。
ここからは画像サイトを5つご紹介していきます。
「写真AC」・「イラストAC」は動画ACと同じく日本のACワークス株式会社が運営している画像素材サイトです。
こちらも日本人向けの素材が充実しています。
写真ACはその名の通り写真素材を、イラストACはイラストの素材をダウンロードすることができます。
主な特徴は以下の通りです。
- 素材を検索しやすく、日本人向けの素材が多い
- クレジット表記不要で、商用利用可能な高品質素材が豊富
- 会員登録すれば他のサービスも利用可能
Unsplashは海外の画像素材サイトで、クレジット表記や登録も不要で画像をダウンロードできます。
カメラで撮影した画像だけでなく、3Dグラフィックの画像も増えてきており、キーワード検索で簡単に画像を見つけることが可能です。
「Vertical」と検索することで縦型の画像も多く表示されるため、Instagramのストーリーズやリール、TikTokやYouTube ショートの投稿にも活用しやすくなっています。
- クレジット表記や登録不要
- 縦型の画像も豊富
- シンプルでオシャレなデザインの素材が豊富
先ほど動画素材サイトでもご紹介したドイツの素材サイトです。
動画同様ほとんどの動画素材が商用利用可能ですが、利用範囲やルールは素材によって異なるので、ダウンロードの際に必ず確認してください。
- 30,000本以上の素材を提供
- クレジットの掲載や許可は不要
- 海外のおしゃれな素材が多数
kaboompicsはkarolinaさんが創設した画像素材サイトで、約24,000点もの高品質な画像素材を無料でダウンロードできます。
一枚一枚がインスタグラムの投稿のようにおしゃれで、汎用性の高い素材が揃っているのが特徴です。
さらに、各画像のダウンロードページに遷移すると、その画像で使われている色がHTMLカラーコードで表示されています。
そのため、Webデザインや動画制作において、テロップや図形の色味調整がしやすくなるでしょう。
⑤Adobe Stock
Adobe Stockは、画像編集ソフトのPhotoshopを提供するAdobe社の素材サービスで、Adobeのアカウントさえあれば利用できます。
有料プランは月々3,828 円からですが、無料素材でもかなりの数が揃っています。
絞り込み機能が特に優秀で、素材のタイプ(画像・動画・イラストなど)や、背景色の有無、素材の縦横比などから選択できます。
フリー音源サイト
動画を構成する要素は映像だけではありません。
BGMや効果音といった音源も非常に大事な動画の構成要素になります。
BGMは動画全体の雰囲気作りを行ってくれますし、効果音はポイントで効果的な演出効果を生み出してくれるのです。
効果的に音源を活用することで、動画のクオリティを一気にアップさせることができますので、音源も活用していきましょう。
音源素材サイトにもフリーのものはありますので、確認してみましょう。
YouTubeオーディオライブラリーはYouTubeが公式に公開している音楽素材集です。
YouTubeにログインすれば誰でもアクセス可能です。
この素材はYouTubeの動画クリエイターのために公開されていますので、YouTube内での使用であれば商用利用も可能となっています。
YouTubeで動画を公開するのなら、あれこれ考えずに済むYouTubeオーディオライブラリーを使ってみることをお勧めします。
②効果音ラボ
徹底的に品質を追求した無料の音素材を配布しているサイトです。ファイル形式はmp3ですが、wavと比較しても遜色ない品質です。
ありとあらゆる効果音から、生活音まで取り揃えられています。
またファンタジー作品や、テレビやYouTubeでよく耳にする効果音なども多数あります。
効果音をダウンロードするならとりあえずここ!と言ってもいいほど、動画編集者愛用の効果音の音源サイトです。
③魔王魂
魔王魂は通常の音源素材(効果音、BGM)の他に、歌ものの素材まで取り揃えています。
素材数も1000データ超えていて、サイト内のデータを一括でダウンロードも可能です。
こういった一風変わった音源サイトも使ってみると面白いかもしれません。
こちらも効果音を中心に配布している音源素材サイトです。
商用利用可能で、クレジット表記や使用報告不要で使えるので、活用しやすいのがいいですね。
音源の種類としては、システム音やジングルなどゲーム関連の制作に適した効果音が充実しているサイトになります。
⑤DOVA-SYNDROME
BGMを取り扱う音源サイトです。
1万5000曲以上もの音源が揃っており、雰囲気や用途に合わせて音源がタグ付けされているので、そのタグを利用して検索することもできます。
YouTube動画でよく聞く曲もたくさん取り揃えられており、この1サイトでBGMは事足りるほど多種多様・数多くの音源を見つけることができるのが特徴です。
また、フリー素材のサイトに関しては、以下の動画でも解説していますので確認してみてください。
動画編集の流れを理解する
動画編集をするための素材を集め終わったら、今度は実際に編集をするための流れを確認していきましょう。
動画編集は以下の工程で進めていくと、非常にスムーズに進めることができます。
- 素材を取り込む
- 画質や音量の調整
- カットの編集を行う
- テロップの挿入
- 画像やイラストを挿入
- BGMと効果音を挿入
- エフェクト機能を活用する
- 書き出し作業を行う
各項目について、一つずつ解説していきましょう。
素材を取り込む
動画編集で使う素材を動画編集ソフトの中に取り込むことで、実際に動画編集でその素材を使用出来るようになります。
編集する動画素材はもちろんですが、その他の画像や音源も合わせて取り込んでください。
編集ソフト上に全ての素材を取り込むことができたら完了です。
画質や音量の調整
編集する動画を用意したら明るさや音量の調整を行います。
全ての編集が終わったあとに画質や音量の調節を行うのは難しいため、1番最初に画質と音量の調整を行っておくのが良いでしょう。
画質は明るくすれば良いものではなく、明るくしすぎてしまうと逆に見づらくなることがあります。
ホワイトバランスや露光調整などで調整を行い、暗すぎず、白飛びしないなど、視聴者が見やすいように設定しましょう。
音量が大きすぎると音割れやノイズにつながります。音量はスマートフォンやパソコンなど視聴者が利用している端末で調整ができますが、編集の段階から動画の音量は自然なボリュームで設定し、視聴者が音量調整しやすいようにします。
カットの編集を行う
動画編集においてもっとも大切な作業が動画のカットです。
不要なシーンや使用できないシーンを削除するだけではなく、間の調整も行います。
動画は間がとても大切で、沈黙が長いと飽きてしまいますし、テンポが早すぎると伝えたいことがうまく伝わりません。
視聴者のターゲット層によっても、テンポの調整が必要になります。
カットの編集は動画編集の一番基本的な内容でありながら、一番奥が深い項目でもあります。
自分の編集や、自分が目指したいお手本動画の編集を何度も見くらべながら、視聴者が見やすい動画を作成しましょう。
テロップの挿入
動画のカット作業が完了したら次はテロップの挿入を行います。
話している内容や、言葉のタイミングに合わせてテロップを入れると動画の内容が視聴者に伝わりやすくなります。
テロップを挿入する際のポイントは「フォント」「サイズ」「色」です。
動画の編集に慣れていない人は1つの動画に対して複数のフォントやカラフルな色を使用しがちです。
しかしカラフルな色をテロップとして使用すると見ていると疲れてしまいます。
大切な部分や特に強調したい箇所のみ文字を太くしたり、色を変えるのがおすすめです。
1度作ったテロップを「カスタム保存」しておくと次回の編集時にすぐ活用することができます。
画像やイラストを挿入
テロップの挿入が終わったら、画像やイラストを挿入していきます。
画像やイラストを挿入する際は、サイズや位置に注意しましょう。
- テロップに重なっていないか
- シーンの内容に合った、適切な画像を挿入しているか
- 1つの動画の中で何度も同じ画像を使いまわし過ぎていないか
などの点には注意しておくといいでしょう。
エンタメ系の動画はイラストや動画がたくさん挿入する、対談やインタビューはなるべく画像やイラストを減らすなど、動画のテイストに合わせて効果的な使い方を考えられるようになるとより良いです。
BGMと効果音を挿入
動画の印象はBGMと効果音で大きく変化します。そのため動画のイメージに合った音源を選ぶ必要があります。
BGMや効果音を選ぶ時に注意しなければいけないことは、著作権です。
有名アーティストなどの音源は使用することができません。そのため、著作権フリーの音源を使用しましょう。
エフェクト機能を活用する
動画編集の練習にある程度慣れてきたら、エフェクト機能についても練習してみましょう。
エフェクトとは、動画素材に追加できる特殊効果を指します。
タイトルや場面の切り替え、音声や映像などに活用すれば、初心者でも簡単にクオリティの高い動画を作成可能です。
エフェクトの主な例は以下の通りです。
- 反転
- トランジション(場面の移り変わり)
- アニメーション
- サウンドエフェクト(効果音)
- フィルター
- テキスト
エフェクトの操作に少しずつ使い慣れておくと、初心者でも対応できる動画分野の案件が増えるでしょう。
書き出し作業を行う
動画編集が全て完了したら、書き出し作業を行います。
書き出し作業とは、ファイル形式を選択して動画を保存することで、動画であればファイル形式はMP4が一般的です。
書き出し作業を行い、実際に視聴をして問題なければ動画編集作業は完了です。
不具合があれば、再度編集しましょう。
動画編集の練習方法
動画編集のスキルはすぐに身につけることはできません。特に初心者は動画編集の練習が必要です。
動画編集の練習を行う時は以下のポイントを意識しましょう。
- カット編集
- 効果音とBGM
- テロップ
動画編集は難しいように思えますが、実は上記の3つの作業で構成されています。
YouTubeで公開されている動画を分析してみると、基本的にはカット編集を行った動画に効果音やBGMを付けてテロップを入れているものばかりです。
かなり趣向を凝らしている動画も中にはありますが、実は、動画編集は基本的な作業の繰り返しなのです。
現場のプロおすすめの動画編集の練習方法5選
おすすめの動画編集を練習する方法を5つお伝えしていきます。
おすすめの練習方法は以下のとおりです。
- 自己紹介動画を作る
- フリー素材を使ったリール動画
- YouTubeチャンネルの完コピ動画
- 自分のYouTubeチャンネルを開設する
- 実際に、案件を受けてみる
この練習方法は、上から順番に難易度があがっていきます。
これらの内容を1つずつ確認していきましょう。
ちなみに、今回ご紹介する方法で作った練習用動画は、今後ポートフォリオ(実績)として活用することができます。
しっかりとクオリティの高い動画を作成しましょう。
自己紹介動画を作る
動画編集の練習としてピッタリなのが自己紹介動画の作成です。
自己紹介動画は、スマートフォンで簡単に撮影ができるため、手軽に撮ってそのまま動画編集に取り組めるのが魅力ですね。
作った動画はポートフォリオとしても使うことができるため、自分が行うことができるスキルを動画に入れると良いでしょう。
フリー素材を使ったリール動画
リール動画とは自分がこれまで作成した動画の中から選りすぐりのものをまとめたもので、視聴者に対して自分のスキルと成果を直接示すことが可能になります。
リール動画のメリットは短時間に凝縮してスキルと成果を伝えることができることでしょう。
実績がまだ無い方でも、フリー素材を活用してリール動画を作ることができますので、自分の実績がまだ無い方でも心配は不要です。
リール動画を作るためには、練習のために作った動画やフリーの動画素材を使って制作することが必要です。
先ほどご紹介したフリー素材サイトを使って、自分の編集スキルを証明できる動画を作成しましょう。
YouTuberの完コピ動画
YouTubeで人気のクリエイターが公開している動画は、すでに見やすくなる工夫がされています。なので、その動画を真似してコピー動画を作ることも練習になります。
動画編集の練習として、自分が好きな動画を真似るのは、以下の2つのメリットがあります。
- スキルの向上
- クリエイティブ力の向上
さらに、楽しみながら動画編集を行うことができるため、モチベーションを保ちつつ、飽きずに練習を進められやすいです。
コピー動画を作成するときに注意しておきたいのは、「完コピ動画」を作ることです。
完コピというのは、「なんとなく同じように作る」ということではありません。
カットの間・テロップのフォント、色、位置・エフェクトを入れるタイミング、効果音の種類・・・。
細かい部分の一つ一つを「なぜこうしているのか」と考えながら、意識して細かくマネした編集を行うことで、自分の中に「良い編集」の前例がストックされていき、必然的にスキルが上がっていきます。
完コピ動画を作るのはめちゃくちゃ大変ですが、一度やってみてください。
自分のYouTubeチャンネルを開設
YouTubeチャンネルを開設することもおすすめです。
作成した動画をアップロードすることで、視聴者のリアルな声を聞くことができます。
YouTubeを開設すれば、サムネイルの作成方法や魅力的なタイトルの付け方、概要欄の使い方などを勉強することもできるため、今後を営業する際に、自身のYouTubeチャンネルを伝えれば、他社との差別化も図れるというのが大きなメリットです。
チャンネル運営をする上で、どうすれば自分の動画が伸びるかとクライアント目線で動画編集ができるのも強みになるでしょう。
実際に案件を受けてみる
本番に勝る練習はありません。
つまり、最も効果的な練習方法は、実際に案件を取り、とにかく案件をこなすことです。
報酬が発生すれば、初心者であっても適当に動画編集はできません。
クライアントの要望を聞きながら、わからないことは調べて動画を作成する骨の折れる作業ですが、非常に良い練習となります。
初心者でも受けられる案件には、丁寧なマニュアルが用意されている場合も多いので、安心して案件に挑戦しましょう。
動画編集の初心者にありがちな失敗
動画編集をしていく上で、初心者さんがやりがちな失敗というものがあります。
この特徴に当てはまっているようであれば、一人前の動画編集者とはいえません。
簡単なことばかりなので、最初のうちからしっかりと意識して、治しておきましょう。
ショートカットキーの活用が下手
初心者さんはあまりショートカットキーを活用しない傾向にありますが、ショートカットキーを使わないと作業の時間を大幅に遅めてしまいます。
実は、ショートカットキーを活用することで、おおよそ作業効率が20%〜40%向上すると推測されているのです。
保存やカット、なり直しや再生/停止のショートカットなど、細かいショートカットを活用するだけでも大幅に時間効率が改善されますので、ショートカットキーは必ず使用するようにしましょう。
また、ショートカットキーは使用する動画編集ソフトによってことなりますが、AdobeのPremiereProであれば以下の動画でショートカットの使い方やカスタマイズ方法について解説しています。ぜひ確認してみてください。
素材の整理やバックアップをしていない
素材の整理やバックアップは、非常に地味な作業ではありますが、めちゃくちゃ大事な作業です。
この地味な作業をおろそかにしてしまったばかりに、とんでもない大事故にまきこまれることもあります。
例えば、素材の整理やバックアップをしないと、以下のような問題が発生します。
- 素材を探すのに時間がかかる
- 素材を誤って削除したり上書きしたりする
- 素材が破損したり紛失したりする
- 急に動画編集ソフトがフリーズし、何時間もかけた編集が無駄になる
こんなことが起こってしまうと最悪ですよね。
ですから、その対策として以下のような作業を必ず行うようにしましょう。
- 素材を種類や日付ごとにフォルダ分けする
- 素材に分かりやすいファイル名やタグを付ける
- 素材を外部ストレージやクラウドサービスにコピーする
- 素材を定期的にチェックする
- 自動保存(自動バックアップ)機能があればオンにしておく
これだけで、素材の管理がしやすくなったり、万が一の場合にデータを復元することができます。
必ず習慣づけておきましょう。
エフェクトやトランジションを乱用する
エフェクトやトランジションは、効果的に使うと動画を引き立ててくれますし、エフェクトやトランジションを使いこなせると上級者になったような気になれるので、ついつい使いすぎてしまうことがあります。
しかし、あまりにも乱発してしまうと、動画がごちゃごちゃして見づらくなったり、動画の雰囲気がくずれたり、動画の処理が重くなったりしてあまり良い結果を生み出しません。
トランジションやエフェクトを使う際には
- 動画の目的やターゲットに合わせて選ぶ
- 動画の構成や流れに合わせて使う
- 動画の品質やパフォーマンスに影響しないように調整する
これらのことを意識して、効果的に使いましょう。
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動画編集者として活躍するためには、動画編集スキル以外にも、営業スキル、クライアントワークスキルなど、様々なスキルを習得する必要があります。
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まとめ
動画編集を練習するときは、ただ闇雲に練習するのではなく、ポイントを意識することが大切です。
「カット編集→テロップ→音入れ」など、順番に進めることで、効率的にスキルを習得できます。
基本的なことを習得したら、フォントの変更やエフェクトの挿入などの応用的な編集にステップアップしましょう。
コツコツと積み重ねていくことが、スキルアップの一番の近道です。
動画編集を本格的に、最短距離で学びたいのであれば、スクールを検討するのも一つの手段ではあります。
しかし、無料で学ぶ方法も沢山あるので、一度自分で学習してみて、その上でスクールを利用するかどうかの判断をしてみるのもいいかもしれませんね。
まずはこちらの動画を使って、実際に細かい動画編集の操作方法を覚えてみてください。
あなたが動画編集を覚えて、目標を達成できるようになることを祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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