動画編集で映像のクオリティや編集スキルに注力する一方、音の重要性を忘れていませんか?
動画編集において、どのような音が出ているのかを正確に確認できるモニターヘッドホンは重要なアイテムです。しかし、「どんなヘッドホンが良いのか」「高いヘッドホンを買わなきゃダメなのか」と悩んでしまいますよね。
本記事では、そのような方に向けて、動画編集向けモニターヘッドホンの選び方を詳しく解説します。最後までお読みいただくことで、あなたにとって最適なモニターヘッドホンが見つかるでしょう。それでは、最適なモニターヘッドホンを見つけにいきましょう!
動画編集にモニターヘッドホンは必須か?
動画編集にモニターヘッドホンは必須です。モニターヘッドホンは動画の音を忠実に再現するため、映像と音声のズレや左右の音のバランスを正確に確認することができます。
完成した映像に音ズレがあると、場合によっては全体的に修正する必要が発生し、非常に大変な作業になってしまうかもしれません。モニターヘッドホンを使えば、違和感のある音に気が付きやすくなり、音声トラブルが発生するリスクを減らすことができるでしょう。
また、モニターヘッドホンは外部の音を遮断するため、周囲の雑音を気にせず編集作業に集中することができます。動画編集は長時間の作業になることも多いので、モニターヘッドホンを活用して集中力を維持して編集に取り組みましょう!
モニターヘッドホンの選び方
ここでは、モニターヘッドホンの選び方についてご紹介します。モニターヘッドホン選びでお悩みでしたら、ぜひ参考にしてください。 ポイントは以下の通りです。
- 音質
- 型
- 装着感
- デザイン
- 価格
- 再生周波数帯域
順番に解説していきます。
音質
一般的なヘッドホンからは原音から少し変わった音が流れるため、動画編集に影響が出る可能性があります。
動画編集でモニターヘッドホンを使うのであれば、なるべく音の再現度が高いものをおすすめします。音が原音に近く再現されることで、違和感のある音や音ズレに気付きやすくなります。また、演者が複数人いる動画を編集する場合、声の高さなどを聞き分けることができれば、どの演者が話しているのか判断が容易になります。高クオリティな動画編集を行うために、原音で聴けるモニターヘッドホンを選びましょう。
型
モニターヘッドホンには、開放型(オープンエアー)と密閉型(クローズド)の2種類があります。開放型モニターヘッドホンは、音がこもらずスピーカーのように抜けていきます。密閉性がないため音漏れがあり、また外部の音も聞こえます。圧力が逃げやすいため、長時間使用していても疲れにくいのが特徴です。一方の密閉型モニターヘッドホンは、音漏れがしづらく、外部のノイズを遮断することが出来ます。そのため、例えばカフェなど出先で編集するのに向いています。動画編集に集中できる反面、少し高音が聞こえにくいことがあります。
装着感
動画編集は長時間の作業になることが多いため、装着感も重要なポイントです。装着時に違和感があると、作業に集中できず、使わなくなってしまうかもしれません。耳を覆い隠すオーバーイヤータイプのモニターヘッドホンであれば、安定したフィット感を得られます。一方、耳を「覆う」のではなく耳の上にのせる感覚で装着するのがオンイヤータイプです。装着感が軽く、長時間使っても耳への負担が軽いのが特徴です。また、コンパクトで持ち運びしやすく、価格的にもお求めやすいのがメリットです。
文字だけではなかなかイメージが湧かないと思いますので、店頭で実際に装着して試してみてください!
デザイン
身につけるものであれば、見た目にも気を配りたいですよね。おしゃれで気に入ったデザインのモニターヘッドホンを使うことで、作業に対するモチベーションが上がります。ただし、音質や型、装着感といった他の要素と比べると優先度は低いかもしれません。デザインが気に入れば使うたびに気分が良くなり、外での作業も捗ることでしょう。
価格
モニターヘッドホンは、安いものであれば3,000円程度で購入することができます。高いものだと3万円程度するものもあり、価格帯が幅広いです。初めは低価格なモニターヘッドホンを試してみることをおすすめします。価格が安いと基本性能は低くなり、価格が高いものは基本性能が良く、様々な機能もついてきます。いきなり高価なモニターヘッドホンを購入することで、編集のモチベーションを上げるのもひとつの手段です。
再生周波数帯域
再生周波数帯域とは、「再生することができる音域」のことです。〇〇Hz~〇〇Hzと表記され、この差が大きければ大きいほど広い音域で再生することを表しています。具体的には、人が聞きとれる周波数帯域は20Hz~20kHz程度とされているため、20Hz~20kHzよりも広い周波数帯域のモニターヘッドホンを選ぶことをおすすめします。再生周波数帯域が広く、様々な音を確認できるモニターヘッドホンを検討してみてください。
動画編集におすすめのモニターヘッドホン10選
ここでは、動画編集におすすめのモニターヘッドホンを10点ご紹介します。
・ATH-EP100・MDR-CD900ST・ATH-M20x・K701-Y3・WH-1000XM4・MDR-7506・HPH-MT7・HPH-50・HPS5000・K240S
順番にご紹介します。
※価格は、2024/7/29時点のものになります。
ATH-EP100
メーカー:オーディオテクニカ
税込価格:2,178円
型:密閉型
再生周波数帯域:18Hz~22kHz
安価で購入できるため、初心者の方におすすめのモニターヘッドホンです。低価格ながらクリアな音で音源を聴くことができます。また、軽量(約97g)のため長時間リスニングに向いています。φ6.3mm変換プラグが付属しているので、電子楽器でも使用可能です。
MDR-CD900ST
メーカー:SONY
税込価格:19,800円
型:密閉型
再生周波数帯域:5Hz~30kHz
数多くのレコーディングスタジオでも愛用されているモニターヘッドホンです。メーカーが独自に開発したドライバーユニットを採用しているため、歪みの少ない原音をイメージそのままのクリアな音質で確認できます。高耐久力(最大入力:1,000mW)で、フレーム・カバーも強化されているため高い耐久性と安定性を誇ります。スタジオエンジニアやミュージシャンから、高い評価と信頼を得ているモニターヘッドホンです。
ATH-M20x
メーカー:オーディオテクニカ
税込価格:7,480円
型:密閉型
再生周波数帯域:15~20kHz
フラットな特性で広帯域再生を実現する、スタジオモニターヘッドホンのエントリーモデルです。メーカー新開発の強磁力φ40mmCCAWボイスコイルドライバーを搭載しており、高音質を実現しています。楕円形イヤーカップは遮音性が高く、耐久性に優れています。価格の割に再生周波数帯域は15~20kHzと広く、動画編集用のモニターヘッドホンとしては申し分ありません。累計出荷台数200万本を突破しており (2024.4.1時点)、非常に人気の高いモニターヘッドホンです。
K701-Y3
メーカー:ハーマンインターナショナル
税込価格:20,900円
型:開放型
再生周波数帯域:10Hz~39.8kHz
こちらのモデルは高級感があり、デザイン性の高いモニターヘッドホンになります。独自の開放型構造で中高域の再現度に優れています。一つ一つの音を丁寧に描き出し、残響音も再現可能です。人間工学に基づいて立体的にデザインされた「3Dフォーム・イヤーパッド」によって、長時間の使用でも快適です。装着するだけでヘッドバンドの長さが調整できる、セルフアジャスト機能を採用しています。
WH-1000XM4
メーカー:SONY
税込価格:44,000円
型:密閉型
再生周波数帯域:4Hz~40kHz
メーカーが独自に開発した「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」が、従来のモデルに比べてさらに進化したモデルです。ノイズキャンセリング性能が非常に優れており、飛行機などの騒音環境下はもちろん、街中やカフェの中など人の声が多い環境でもより静寂の中で編集作業に没入できるでしょう。タッチセンサーコントロールパネルを搭載しており、動画編集の音源確認中に簡単に音を止めたり、音量を上下させることが可能です。スマートフォン内にある圧縮された音楽をヘッドホン側でハイレゾ級に変換できるため、動画編集用だけでなく、日常の音楽鑑賞にも使えるモニターヘッドホンです。
MDR-7506
メーカー:SONY
税込価格:19,800円
型:密閉型
再生周波数帯域:10Hz~20kHz
持ち運びをする際に便利な、折りたたみ式のモニターヘッドホンです。キャリングポーチが付属しているため、カフェなど出先で編集作業をすることが多い方におすすめです。ヘッドバンドの長さ調整は、目盛り付きのクリックスケール式スライダーを採用しています。
クリアでパワフルな音を再現できる点がおすすめです。
HPH-MT7
メーカー:YAMAHA
税込価格:22,000円
型:密閉型
再生周波数帯域:15Hz~25kHz
原音の再現性と耐久性に優れたスタジオモニターヘッドホンです。CCAWボイスコイル採用の40mmカスタムドライバーを搭載しており、幅広い帯域で原音を忠実に再現しています。肌触りの良い合成レザーと振動を吸収するクッションを採用した大型イヤーパッドにより、快適な装着感と高い遮音性を両立。3次元のアームピボット構造と長さ調整が可能なスライダーにより、長時間の使用でも疲れにくい装着感を実現したモニターヘッドホンです。
HPH-50
メーカー:YAMAHA
税込価格:3,850円
型:密閉型
再生周波数帯域:20Hz~20kHz
安価ながら本格的な音質が楽しめる、コンパクト&シンプルな外観のモニターヘッドホンです。低音・高音がバランスよく調整され、電子楽器の様々な音色や一般的な歌謡曲の再生時にも聴き応えのある高い音質を再現します。耳の角度に合わせて90度回転できるスイベル機構を採用したハウジング、スムースな長さ調節を可能にしたヘッドバンドにより、長時間の編集作業でも疲れにくく、快適な装着感を実現。デザイン性もシンプルでかっこよく、使い勝手の良さと低価格で手軽に購入しやすいモニターヘッドホンです。
HPS5000
メーカー:Behringer
税込価格:4,400円
型:密閉型
再生周波数帯域:20Hz~20kHz
広いダイナミックレンジで、ジャンルを問わず活躍するモニターヘッドホンです。コバルトカプセルが搭載されており、低域の再現性と透明感のある高域再現性を両立しています。高い耐久性を誇るヘッドバンド構造で、楕円形のイヤーカップを採用。価格も安いため、初めて買うモニターヘッドホンとしておすすめです。
K240S
メーカー:ハーマンインターナショナル
税込価格:7,300円
型:開放型
再生周波数帯域:15Hz~25kHz
立体的で自然な音の広がりと、音抜けの良さが特徴のモニターヘッドホンです。特許取得済みのバリモーション振動板を採用した先進の30mm XXLトランスデューサーは、広いダイナミックレンジと高い感度、高いサウンドレベルを実現しています。自動調整式のヘッドバンドにより頭部にぴったりとフィットし、重さを感じさせず、長時間のリスニングでも快適に使用できます。癖が無く全音域をまんべんなくナチュラルに再現できるため、動画編集に限らず普段使いにもおすすめです。
下記の動画では、動画編集を最大限効率化するアイテムをご紹介しております。ぜひ参考にしてください。
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まとめ
本記事では、動画編集におけるモニターヘッドホンの必要性や選び方、おすすめのモニターヘッドホンを紹介しました。高音質で音声を聴くことができれば、高いレベルの動画編集ができるようになり、動画のクオリティを向上させることができます。
また、外部の音を遮断して集中して動画編集へ取り組むことで、作業効率も向上します。高性能のモニターヘッドホンは値段が高いものが多いですが、まずは自己投資として、安価なモデルの購入を検討してみてはいかがでしょうか?自分に合ったモニターヘッドホンを選んで、より快適な動画編集ライフを送りましょう!
以下の記事でも「動画編集におすすめの機材」について詳しく解説しているので、動画編集に必要な機材について気になる方はぜひご一読ください。
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