「動画の最後にエンドロールを入れたいけど、作り方がよくわからない」そんな風に思っている方はいませんか?エンドロールは動画の印象を左右する重要な要素であり、動画の完成度を上げるだけでなく、視聴者に良い印象を与えるための重要な要素でもあります。すでに YouTubeで動画を投稿している方なら、エンドロールの重要性を感じている方も多いはず。
この記事では、Premiere Proを使って、クオリティが高いエンドロールを作るためのコツや、初心者さんでも活かせるテクニックを具体的に解説していきます。エンドロール作成のつまづきやすいポイントや、エンドロールを作るためのヒントをわかりやすくご紹介しますので、本記事を通して、ぜひあなたの動画編集のスキルアップに役立ててくださいね。
エンドロールとは?
まず「エンドロール」とは一体なんなのかご存知でしょうか?映画を見たことがある方なら、一度は目にしたことがあると思います。映画のエンディングで流れる、スタッフロールのようなものが、エンドロールです。
「エンドロールって、ただの文字が流れるだけじゃないの?」そう思っていませんか?
実は、エンドロールは、単なるおまけではなく動画全体の印象を大きく左右する重要な要素なのです。
なぜそれほどまでにエンドロールが重要だと言われるのか。
それは、エンドロールにはさまざまな役割があるからです。
例えば、映画のエンドロールは、作品の世界観をさらに深めたり、感動を長く心に留めさせたりする役割を果たしています。さらには次回作の予告編を流したり、次回作の情報を表示したりすることで、次回作への期待感を高めることができます。
またYouTube動画のエンドロールは、チャンネル全体のクオリティを高めたり、チャンネル登録を促したりする効果があります。
このように、エンドロールは、映像作品の締めくくりとして、非常に重要な役割を果たしています。
以下の動画では、エンドロール作成にも使えるテクニックについて詳しく解説しているので、スキルアップしたい方やPremiere Proについて気になる方はぜひご一読ください。
Premiere Proでエンドロールを作る7つの方法
動画編集の仕上げに欠かせないエンドロール。ここまで本記事をご覧になったあなたには、エンドロールが動画制作にとっていかに重要かということは、もう十分伝わっていると思います。
「エンドロールが大事ってことは分かったけど、どうやって作ればいいの?」
「動画編集の最後に、エンドロールを作るのは面倒…」
「初心者には難しい?」
そんなふうに思っているあなたへ。ご安心ください。
Premiere Proを使えば、初心者さんでも意外と簡単にエンドロールを作成することができます。
フォントや色使い、動き方などを工夫することで、動画のクオリティを高めるような、オリジナリティあふれるエンドロールも作れちゃうんですよ。
ここからはエンドロールを作成する具体的な方法について、手順を一つ一つ丁寧にわかりやすく解説していきます。
よければ一緒に手を動かしてやってみてくださいね。
①エンドロールのテキストを作る
まずは、エンドロールのテキストを作成します。動画の内容に合わせた、エンドロールに記載したいメッセージなどをあらかじめ書き出しましょう。書き出す場所はGoogleドキュメントでもいいですし、WordやPCのメモ帳でも大丈夫です。
どのような形でも、コピー&ペーストができる状態で作っておけば、作業がぐっと楽になります。
「Premiere Proのテキストツールを使えばいいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、先にコピー&ペーストができる状態でテキストメモを作っておいたほうが、文字の大きさや位置、バランスなども整えやすいので作業効率がいいです。
誤字・脱字などがないように、この段階でチェックしておきましょう。
②Premiere Proに素材を追加する
エンドロールの背景に動画などを流したい場合には、その背景に使う素材をPremiere Proに追加しましょう。背景に動画を流さないのであれば、このステップ②は飛ばしてしまってOKです。
背景に使う素材を追加するのであれば、ファイルから「読み込み」を選択するか、プロジェクトパネルに素材をドラッグ&ドロップしてください。また、プロジェクトパネルで右クリックやダブルクリックする形でも素材の追加ができます。
③新規レイヤーを作成する
テキストのメモが準備できたら、次は「新規レイヤー」を作成しましょう。
Premiere Proのタイムラインで再生ヘッドをエンドロールを入れたい位置に移動して、「エッセンシャルグラフィックス」を開き、「編集」に切り替えます。
そうすると「新規レイヤー」のボタンがありますので、それをクリックして、「横書きテキスト」を選択してください。
これで、タイムライン上で「新規テキストレイヤー」のクリップが作成されます。
④「ロール・クロールオプション」を選択する
新規レイヤーを作成できたら、次は「ロール・クロールオプション」を選択しましょう。
これにより、テキストが画面を上下に流れるような動きを作ることができます。
エッセンシャルグラフィックスパネルを開き、テキストレイヤーを選択します。
ロールオプションを選択し、テキストが画面を上下または左右にスクロールする設定を行います。
⑤テキストをコピー&ペーストする
次に、ステップ①で予め用意してあったエンドロール用のテキストを、ステップ③で作成した新規テキストレイヤーにコピー&ペーストで入力します。
このとき、文字のカラーや使用するフォントは自分の好きなように調整してください。
中央揃えや左揃えなどのテキストの整列も、エッセンシャルグラフィックスパネルで変更できます。
テキストの位置やサイズについては数値を調整する、もしくは選択ツールを使用して、プレビュー画面で直接移動、拡大縮小できます。
⑥縦ロールを有効にする
さらに、縦ロールに設定することで、より自然な動きを実現できます。
ステップ⑤のテキストの調整が終わったら、プレビュー画面でどこか空白のところをクリックして、テキストの選択状態を解除します。
これでエッセンシャルグラフィックスで「縦ロール」という項目が見えますので、それにチェックを入れましたら、基本的なエンドロールは完成です。動画を再生して確認してみましょう。
速度変更をしたいときは、クリップの長さを長くすると文言が流れていくスピードが遅くなり、短くすると早くなります。
もしくはエッセンシャルグラフィックスパネルから、エンドロールの各パラメータを詳しく調整することも可能です。
⑦背景素材を配置する
決まりや正解などはないのでこのまま黒い背景でももちろんありですが、お好みで静止画や動画を背景に設定することで、オリジナリティはもちろんエンドロールに奥行きを持たせることができ、より洗練されたエンドロールに仕上げることができますよ。
音楽素材の場合も音声トラックに配置すれば、BGMとして使用できます。動画の雰囲気に合った素材を挿入してみましょう。
エンドロールのクオリティを上げるコツ
ここまで進めることができたあなたは、もう十分に通用するエンドロールを作成できたはずです。
しかし、せっかくPremiere Proで作ったエンドロール。もう少しカッコよく仕上げたいと思いませんか?せっかく作るんですから、さらに自分のオリジナリティあふれる、目を引くエンドロールにしたいですよね。
「どうやってエンドロールをもっとカッコよくできるの?」
「具体的にどうすればいいの?」
そんな風に思う方が多いと思いますが、実はちょっとした工夫で、あなたのエンドロールはより魅力的なものになります。
例えば、フォントの種類や色使いを変えるだけでも、大きく印象が変わりますし、背景に動きを加えたり、エフェクトを効果的に使うことで、よりダイナミックなエンドロールを作ることができます。
では、Premiere Proでエンドロールのクオリティを上げるための具体的なコツを2つご紹介します。
テキストのデザイン
複数のフォントを組み合わせることで、デザインにオリジナリティや変化を加えられます。
テキストをデザインする際のコツとしては、フォントサイズは大きくしすぎずに、名前の字間と行間ともに少し広めにするのが素人っぽさが出にくいのでおすすめです。
どのフォントを使用するかはお好みになりますが、固いイメージにしたい時はゴシック体や明朝体、ホームビデオなど固いイメージにする必要がない場合は、ラフな手書き風のフォントを使ったりするのがおすすめです。
また、動画の雰囲気や、背景、テーマカラーに合わせて色使いを統一することで、全体的に統一感あるエンドロールに仕上がります。
レイアウトのデザイン
プレビューを見ながら、セーフマージンを参考に「位置」「スケール」などを調整しましょう。
セーフマージンからはみ出さないように調節したり、選択ツールを使って好きな場所に移動させたり、右揃えなどで統一感を持たせることで、プロっぽい仕上がりになります。
「位置」や「スケール」の数値に正解はないので、テキストのバランスを見ながら自分好みに調節してみてください。
さらにオリジナリティある、魅力的な動画に仕上げることができますよ。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
意外と簡単だと感じた方もいれば、難しいと感じた方もいるかもしれませんが、本記事を通して実際に手を動かすことで、エンドロール作成への第一歩が踏み出せたのではないでしょうか?
動画編集の初心者さんは、とにかくどんどん手を動かしたくさんインプット・アウトプットすることが成功への近道です。
中でも、エンドロールは、動画全体の完成度を格段にアップさせるための要素であり、動画全体のクオリティを大きく左右しますので、スキルとして習得しておいて損はないでしょう。
今回紹介したエンドロール作成の基本的な手順をマスターすれば、よりプロフェッショナルな動画を作成することが可能になり、あとはあなたのアイデア次第で、動画編集者として無限の可能性が広がります。
今回学んだことを活かして、あなたの動画をさらに魅力的に仕上げて、ぜひあなただけのオリジナルエンドロールを作ってみてくださいね。
Premiere Proは、他にもまだまだたくさんの機能があります。
より高度なテクニックや、クオリティの高いスキルに興味がある方は、ぜひ他の機能も試して、動画編集の楽しさをもっと深く掘り下げ、動画編集者としての幅を広げてみてください。
以下の動画でもPremiere Proについて詳しく解説しているので、Premiere Pro作業効率化について気になる方はぜひご一読ください。
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