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【初心者向け】iMovieの基本的な使い方!動画編集の方法を紹介【Mac】

2023年男性が挑戦したいことランキングの1位に動画編集がランクインしました。

現在動画編集は最も多くの人に注目されている副業だと言えるのではないでしょうか。

動画編集をするためには「動画編集ソフト」が必要ですが、動画編集用ソフトでも一番気軽に使えるのは『iMovie』だと思います。

Mac・iPhoneに最初からインストールされているAppleの純正動画編集アプリで、無料とは思えない性能の高さと、シンプルな扱いやすさが特徴です。

ここでは、iMovieのメリットやデメリット、編集方法やカッコいい動画を作成するためのテクニックまでをご紹介していきます。

目次

iMovieとは

まずは『iMovie』というものについて、いったいどんなモノなのか・どのようなことが出来るのかを確認していきましょう。

iMovieはApple社が開発した動画編集アプリで、iPhone・iPad・Macをはじめとする多くのApple製品に標準インストールされている動画編集アプリです。

動画編集に必要な機能は一通り揃っているため、iPhoneやMacユーザーの方が動画編集をやってみたいと思ったら、まずこれを使ってみないと損!といえるくらい優秀なアプリと言っても過言ではありません。

まずはiMovieで出来ることやその特徴をご紹介していきましょう。

iMovieで出来ること

それでは、iMovieで使える機能についてご紹介していきましょう。

iMovieでは動画編集に関して以下の機能を利用することができます。

  • 動画のトリミング
  • 字幕やタイトルなど文字の挿入
  • BGM など音楽の挿入
  • トランジョン効果など演出の追加
  • フィルタ加工
  • 動画素材の追加
  • ビデオクリップの追加
  • 保存
  • SNS へのシェア

また写真をトリミングしたり、写真を繋げてスライドショーを作成したり、動画と写真を合わせたりすることもできますので、ご自身で撮影した動画や写真を組み合わせて1本のオリジナリティあふれる素敵な動画を作ることができます。

そして、2022年4月からリリースされた「iMovei3.0」では、さらに『マジックムービー』と『ストーリーボード』という画期的な機能が追加されました。

「マジックムービー」では、編集したい動画を選択するだけで、iMovieが自動的に動画の盛り上がりどころを判断して切り抜いてくれるので、簡易的なショートムービーを短時間で作成することが可能です。

「ストーリーボード」では、すでに用意されているテンプレートにあわせて動画を撮影していくだけで、簡単に動画を作成できます。

「マジックムービー」同様、撮影した動画はiMovieが動画の長さなどを調整してくれるので、手順を追っていくだけでさまざまな動画をつくることが可能です。

非常に多機能で素晴らしいアプリですね。

iMovieのメリット・デメリット

いろいろな機能があるiMovieですが、もちろん様々なメリット・デメリットが存在しています。

ここではそのメリット・デメリットをご紹介していきましょう。

【メリット1】無料で使える

iMovieはApple製品に標準でインストールされており、無料で使える動画編集ソフトです。

そのため、できる限りコストを抑えたい方にもおすすめです。

もともとは有料で提供されるアプリだったのですが、2017年4月からは無料で利用できるようになりました。

無料のアプリなのに、編集の専門知識がなくても簡単な操作で本格的な動画を作ることができるのが魅力的ですね。

【メリット2】操作が簡単で初心者でも使いやすい

動画編集は難しいと思われている人も多いかもしれませんが、実はそんなこともありません。

iMovieは直感的に操作できるため、未経験者でも始めやすい動画編集ソフトになっています。

YouTubeにもiMovieでの編集テクニックがたくさん紹介されているため、独学でも質の高い作品を目指すことができます。

上手く活用すれば、映画風の動画なんかも制作できますので、おしゃれな動画として注目を浴びることができるかもしれませんね。

ちなみに、iMovieを活用した映画風の動画編集方法もYouTubeで調べることで情報をゲットできます。

【メリット3】タイトルやビデオフィルタなど機能が豊富

iMovieにはさまざまなタイトルが揃っているので、あなたが理想とするタイトルも見つけることができるでしょう。

むしろ、豊富すぎるがゆえに、どれがいいのか迷ってしまうかもしれませんね。

また、タイトルだけではなく、ビデオフィルタも豊富に揃っています。

どのようなフィルタなのかも簡単にチェックできるため、いちいち試して確認する必要がないのもポイントです。

【メリット4】4K動画の編集にも対応

iMovieは、 4K動画の編集にも対応しています。

高画質な動画を自分の思い通りに編集できるため、画質を下げないまま動画編集したい方にもおすすめです。

【メリット5】他のApple製品と連携できる

iMovieはApple製品に標準搭載されている純正の動画編集ソフトです。

そして、それはMacだけではなく、iPhoneやiPadにも搭載されています。

その為、iMovieはMacやiPhone・iPadなどと互換性を備えているのです。

つまり、普段Macで編集していたとしても、外出先でiPhoneを使って編集作業の続きを行うことも可能です。

スキマ時間を使って動画編集をしたい方にもおすすめですね。

【デメリット1】Apple製品以外では使えない

何度もお伝えした内容ですが、iMovieはApple社の純正動画編集ソフトです。

つまり、Apple製品には標準搭載され、連携もできるといった便利な点があります。ですが、それは裏を返すと、Apple製品以外では使用できないという意味でもあります。

WindowsやAndroidユーザーはiMovie以外の動画編集ソフトを使う必要があります。

【デメリット2】テロップの自由度が低い

『iMovieでできること』の項目でご紹介しましたが、iMovieでテロップを挿入することは可能です。

しかし、iMovieのテロップは自由度が低い為、すこし使いづらく感じてしまうことがあるかもしれません。

具体的な内容でいうと、iMovieでテロップを挿入する場合、テロップの位置が固定されてしまって特定の場所にしか挿入できません。

演出の都合上テロップの位置を動かしたいと考えても、それができない可能性もありますので注意が必要です。

また、iMovieには標準搭載されているフォントも少ない為、好きなフォントを使いたい場合は自分で後から追加する必要があります。

【デメリット3】動画や画像を重ねられるのは2つまで

動画編集の手法として、静止画や動画を複数重ねて華やかにするというやり方があります。

例えば、「動画内にワイプや参考資料などを表示させる」などですね。

こういった「素材を重ねる」という作業に関して、iMovieでは2つの素材までしか重ねることができません。

3つ以上の素材を重ねて、華やかで見栄えのいい動画や、視覚的な説明の多い動画を作るのは難しいでしょう。

【デメリット4】複数のオーディオを設定することができない

iMovieで設定できるオーディオ(音楽・音声)の数は1つまでです。

つまり、「BGMを流しながら要所に効果音をいれる」「BGMを流しながらナレーションをいれる」など、複数の音声を設定した演出はできないということになります。

もし、画像・動画素材を複数重ねたり、音楽・音声を複数重ねてリッチな編集をしたいときは、他のツールを考える必要があります。

iMovieで動画を編集する基本的な手順

iMovieで動画編集を行うメリット・デメリットを理解したら、次は実際に動画編集を行うための手順を学んでいきましょう。

iMovieには「MacOS(Mac)」と「iOS(iPhone・iPad等)」があり、それぞれで若干異なるので、どちらも解説していきます。

新規プロジェクトを作成する

動画編集をする際に、一番最初にすることといえば「新規プロジェクトの作成」です。

これをしないことにはそこから先には何も進みません。

まずは新規プロジェクトを作成しましょう。

【MacOS】

  1. iMovieを立ち上げる
  2. 上部の「プロジェクト」を選択し、「+」ボタンをクリック
  3. 出てきた選択肢の中から「ムービー」をクリック

【iOS】

  1. iMovieを立ち上げる
  2. 出てきた選択肢の中から「ムービー」をクリック

これで動画を編集する準備ができました。

次は素材の追加をおこないましょう。

編集したい動画素材を追加する

プロジェクトを立ち上げたら、まずは編集のベースとなる素材をプロジェクトに追加しましょう。

【MacOS】

  1. 動画に使いたい素材をiMovieの「マイメディア」にドラック&ドロップして追加する
  2. マイメディアに取り込んだ素材を画面下の編集タイムラインへドラッグ&ドロップする

【iOS】

  1. 「モーメント」・「ビデオ」などの選択肢から希望のものを選択する
  2. 出てきた素材の中から動画に使いたい素材を選択する
  3. 画面下の「ムービーを作成」を選択する

これで動画編集をするためのベースとなる素材を選択することができました。

次から実際に素材を加工していきましょう。

エフェクトや色調補正で見た目を整える

エフェクトや色調補正をかけることで、視聴者さんに様々な印象を与えることができます。

動画の種類によっては色調が非常に大事になることもあるので、方法を覚えておきましょう。

【MacOS】

  1. 色補正やエフェクトをかけたいクリップをタイムラインから選択する
  2. プレビュー画面の上にある選択肢の中から【パレット】の形をした「色補正」を選択する
  3. スライダーの位置を調整して色調の補正を行う

【iOS】

  1. 編集画面下部のタイムラインをタップする
  2. タイムライン下にアイコンが表示されるので、その右端にある「〇」が3つ重なったアイコンをタップする
  3. 様々なエフェクトの種類があるので、すきなものを選ぶ

これで色調補正やエフェクトをかけることができます。

ベストな色合いに設定しましょう。

カット

素材の中には不要な部分が存在する場合もあります。

そういった部分をカットすることで、より見やすい動画を作成することが出来ます。

【MacOS】

  1. タイムライン上にあるカットしたい動画の最初の部分を右クリック
  2. 出てきた選択肢の中から「クリップを分割」を選択
  3. カットしたい部分の終わりの右クリックし「クリップを分割」を選択
  4. 不要な部分が切り離されるので、その部分を右クリックして「削除」を選択

【iOS】

  1. タイムラインを左右にスワイプし分割したい部分をタップ
  2. 画面下部の左端に表示された【ハサミ】のアイコンをタップ
  3. 出てきた選択肢の中から「分割」を選択
  4. 同様に削除した部分の終わりに合わせて「分割」を選択
  5. 不要な部分を選択して「削除」を選択

これで不要な部分をカットすることができます。

カットでテンポ感の良い動画を作成しましょう。

テロップを挿入

テロップを挿入することで、更に見やすい動画にしていきましょう。

【MacOS】

  1. 画面上部の【T】のマークで表示されている「タイトル」を選択
  2. 文字を入れたい場所や形式に合わせてテンプレートから好みのものを選んでドラッグ&ドロップ
  3. プレビュー画面の文字をダブルクリックし、好きな文字に書き換える

【iOS】

  1. テロップを挿入したい場所をタイムラインから選んでタップ
  2. 下部に表示されている【T】のマークのアイコンを選択
  3. 表示する文字のエフェクトやフォントを下部のテンプレートから選ぶ
  4. プレビュー画面の文字をタップして文字を編集

これでテロップを編集することができます。

テロップを使って、より視聴者が見やすい動画をつくりましょう。

BGMを挿入する

BGMを挿入することで動画の雰囲気を好きなように演出できます。

【MacOS】

  1. 画面上部の「オーディオ」をクリック
  2. 画面左に選択タブが出てくるので、「サウンドエフェクト」を選択
  3. いろいろな音楽が出てくるので、好きなものをタイムラインにドラッグ&ドロップ

【iOS】

  1. タイムライン左上にある【+】をタップ
  2. 選択肢の中から「オーディオ」を選択
  3. 出てきた選択肢の中から好きなものを選択

ちなみに、オーディオ内の選択肢の内容は以下のとおりです。

  • サウンドトラック ⇒ プリセットで入っているBGM
  • 舞ミュージック ⇒ オリジナルのBGM
  • サウンドエフェクト ⇒ 効果音

これでBGMや効果音などのオーディオを挿入できます。

センスを活かして動画の雰囲気に合ったBGMを設定しましょう。

つなぎ目を演出する

複数の動画や画像をつないで1本の動画にするとき、つなぎ目を演出することで、より見応えのある動画に仕上げることができます。

【MacOS】

  1. 画面上部の「トランジション」を選択
  2. 出てきたテンプレートの中から好きなものを選ぶ
  3. 動画のつなぎ目とつなぎ目にドラッグ&ドロップ

【iOS】

  1. カットしたクリップとクリップの間にある【|】をタップ
  2. 好きなトランジションを選択する

これでトランジションを付けることができます。

素敵なトランジションを設定して、カッコいい動画を作ってみましょう。

画角変更

画角変更を効果的に使うことで動画にメリハリを付け、見る人を飽きさせない動画を作ることができます。

【MacOS】

  1. タイムラインから画角変更したい部分を選択
  2. 画面上部にある「クロップ」を選択
  3. スタイルを選ぶ画面が出てくるので、「サイズを調整してクロップ」を選択
  4. 拡大したい部分をドラッグして選択
  5. 画面右側のチェックマークをクリックして適用する

【iOS】

  1. タイムライン上の拡大したい部分を選択
  2. 画面右上にある虫眼鏡のアイコンをタップ
  3. ピンチで大きさと位置を調整

これで画角変更を設定することができました。

うまく使って動画にメリハリをつけていきましょう。

画像を重ねる

動画や静止画像を重ねて配置することで、ワイプを作ったり、映像を追加したり、様々なことができるようになります。

【MacOS】

  1. 既に素材の入っているタイムラインに新たに素材をドラッグ&ドロップ
  2. 1の際にドロップした素材をもとの素材の上に置く
  3. 上に置かれた素材を選択して画面上部のメニューから「ビデオオーバーレイ設定」をクリック
  4. ピクチャ・イン・ピクチャを選択
  5. 位置やサイズを調整

【iOS】

  1. タイムラインにもとの素材を配置
  2. タイムラインの左上にある【+】をタップし、重ねたい画像を選択
  3. 表示されたメニュー上にある【・・・】をタップ
  4. ピクチャ・イン・ピクチャを選択
  5. ピンチでサイズ調整し、ドラッグして位置を調整する

これで画面を重ねることが出来ました。

ワイプなどを作成することで、更に面白い動画を作ることが出来ますので、是非やってみてください。

動画の書き出しを行う

動画を作成したら書き出しを行いましょう。

【MacOS】

  1. iMovie画面右上の「共有アイコン」をクリック
  2. 出てきたアイコンの中から「ファイル」を選択してクリック
  3. 書き出す動画のフォーマットや設定を決め、書き出す場所を選択して「保存」をクリック

【iOS】

画面左上にある「完了」をタップ

画面下に出てくる「共有アイコン」をタップ

出てくる選択肢の中から「ビデオを保存」をタップ

これで書き出しが完了しました。

おめでとうございます!

これであなたが編集した動画が完成しました。

SNSに投稿する

動画の書き出しを終えたら、その動画をSNSにアップロードしてみましょう。

【MacOS】

  1. 画面右上の「共有アイコン」をクリック
  2. 各種SNSなどアップロードの候補が出てくるので、アップロードしたいメディアを選ぶ

【iOS】

  1. SNSにアップロードしたい動画を選択肢て、画面右上の「共有アイコン」をタップ
  2. 各種アップロード先のSNSが出てくるので、アップロード先を選択

これであなたが作った動画をSNSにアップすることができます。

どんどん動画を作成してたくさんアップロードしていってください。

iMovieで動画を編集するテクニック4選!

ここまで、iMovieの操作方法について解説してきました。

非常に操作がシンプルで簡単なのに、オシャレな動画を作れるのがiMovieの良い所ですね。

しかし、もう一歩踏み込んだテクニックを身に着けることができれば、更に操作を簡単にしたり、更にオシャレな動画を作ったりすることができるようになります。

ここでは、iMovieを使う上で覚えておくべきテクニックをご紹介していきましょう。

ショートカットキーで作業効率化

特にMacで動画編集を行う際に覚えておいて欲しいのが「ショートカットキー」です。

ショートカットキーを使うことで、動画編集の作業効率が一気にあがることは間違いありません。

iMovieのショートカットキーは非常に多く用意されているのですが、当然その中に「よく使うもの」・「あまり使わないもの」が存在しています。

今回はその中でも、よく使うショートカットキーを10個に絞って、ご紹介していきましょう。

ショートカット操作解説
¥選択したイベント、クリップ、またはプロジェクトを先頭から再生タイムラインの一番最初から再生を行いたいときに使用するショートカットキーです。
スペースキー再生ヘッドからの再生/停止再生・停止を行うショートカットキーです。恐らくiMovieのショートカットキーの中でも一番といっていいほどよく使用します。
⌘ + A全てのクリップの選択全てのクリップにエフェクトを挿入したり、すべてのクリップを削除したりしたい時に便利なショートカットキーです。
⌘ + 左クリッククリップを複数選択全てではないけれど、複数のクリップに対して同時に何かしたい時に使うショートカットキーです。
R + マウスドラッグクリップの一部を選択Rを押しながらクリップをドラッグすることで、クリップないの一部分を選択することができます。特定の箇所を再生したい時、音量調整したい時などに便利です。
⌘ + B選択したクリップの分割再生ヘッドの位置でクリップを分割するショートカットキーです。動画をカットする際によく使うことになると思います。
⌘ + C選択したクリップのコピー選択したクリップをコピーするショートカットキーです。同じクリップを何度も使いたい時に便利です。
⌘ + Vコピーしたクリップのペーストコピーしたクリップをペーストする時に便利なショートカットキーです。「⌘ + C」と一緒に覚えておきましょう。
Delete選択したクリップの削除選択したクリップの削除に用いるショートカットキーです。
← / →再生ヘッドの微調整再生ヘッドの位置を左右に1フレーム移動する時に使うショートカットキーです。細かい調整を入れたい時によく使います。

この10個はしっかりと覚えておきましょう!

簡単なカットの方法

動画のカットを行う手順については既に解説しましたが、動画の端をカットする際の簡単な方法や、ショートカットキーなどを使いながらカットを行う方法など、より簡単にカットを行う方法を解説していきます。

【動画の端を簡単にカットする方法】

動画の頭や末尾など、クリップの端に不要な部分がある場合は、いちいちカットするのではなく、クリップを短くする手順がおすすめです。

《手順》

  1. 端をカットしたい動画のクリップを選択。
  2. 動画が黄枠で囲まれるため、そのまま短くしたい方の端をクリックして左右にスライドさせる。

これだけで、簡単に端の不要な部分をカットすることが出来ました。

【ショートカットキーを使ったカットの方法】

続いて、ショートカットキーを使ったカットの手順を解説していきます。

《手順》

  1. 不要な部分の開始地点に再生ヘッドを配置して「⌘ + B」
  2. スペースキーを押して不要な部分の終了地点まで再生ヘッドを移動
  3. 「←/→」キーで再生ヘッドの位置を微調整
  4. 不要な部分の終了地点に再生ヘッドが合っていれば再度「⌘ + B」
  5. 不要な部分をクリックして、「Delete」キーを押す

これで、ショートカットキーを使ったカット作業が出来ました。

ほぼ全ての工程をキーボードでできるので、いちいちマウスからキーボードに持ち変える手間が少なくて済みます。

音声をアフレコして思い通りに演出する

iMovieでは自分で音声を収録して、動画内に差し込むことができます。

音声のアフレコを行うことで、更に動画の演出を行うことができますね。

【Mac・iOS共通】

  1. タイムラインをクリックし、録音を開始したい位置に再生ヘッドを移動
  2. プレビュー画面の下にある「アフレコを録音」というマイクの形をしたアイコンをクリック
  3. 録音ボタンをクリックして録音を開始。録音終了時も録音ボタンをクリック。

これでアフレコを挿入することができました。

動画から音声を抜き出す方法

iMovieでは既存のクリップから音声だけを抜き出して違う音声を差し込んだり、抜き出した音声だけを別の部分で活用することも可能です。

  1. タイムライン上の音声を抜き出したい動画クリップを選択
  2. 「オプションキー+⌘ + B」

これで音声を抜き出すことができました。

切り離された音声は「オーディオクリップ」としてビデオクリップの下に表示されます。

後は、自分の思うようにそのオーディオクリップを活用しましょう!

iMovieで動画を編集する時の注意点

ここまでの解説で、iMovieが無料で使える非常にすぐれた動画編集ソフトであることが分かったと思います。

ただ、いくつか注意しておきたい点もありますので、その注意点を解説していきましょう。

動画の長さやファイルサイズを調整しよう

SNSや動画投稿サイトによって、投稿できる動画の長さは変わります。

あまり長すぎる動画は投稿できないこともあり得るので、投稿したいSNSや動画サイトの仕様をしっかりとチェックしたうえで、動画の長さを調整しましょう。

また、動画のファイルサイズが大きいとアップロードするときにかなり時間を要します。

ファイルサイズの重たい動画を投稿する際は、ネット環境が安定している場所で行いましょう。

BGMや写真の利用条件と著作権

動画に写真素材を挿入したり、BGMを挿入する際には、著作権の問題もしっかり意識しておきましょう。

写真に関しては、通行人の映り込み等が無いかチェックしましょう。

もし見知らぬ一般の方の顔が映っていた場合は、必ず修正して顔を見えないようにしてください。

BGMに関しては、流行りの音楽だからといって勝手にその曲を使うことはできません。

動画に楽曲を使う際は、使用許諾の申請や使用料の支払いが必要になる場合があります。

また、音楽・写真共に、無料で使える「フリー素材」というものが存在しています。

ただし、フリー素材であっても、「商用利用(お金を稼ぐ目的)」で使用するのは不可という使用条件になっていることもあります。

しっかりと使用条件を確認して使いましょう。

プロとして動画編集をするなら「Adobe PremierePro」一択

ここまでiMovieの良さをお伝えしてきました。

ただ、iMovieのデメリットでもお伝えしたように、iMovieだとできないこと、不便なことが少なからず存在しています。

自分の趣味として動画編集を行うのであればそれでもかまいませんが、もしプロとしてお金を貰って動画編集を行うのであればそうはいきません。

依頼者からの要望に対して「ソフトが対応していないのでできません」というのは、ビジネスの場では通用しないですよね。

ですので、もしあなたが、動画編集でお金を稼ぎたいと思っているのであれば、違うソフトを用意しましょう。

プロの動画編集者として使うのであれば、おすすめはAdobe社が出している「PremierePro」です。

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まとめ

今回はMacやiPad・iPhoneなどに標準搭載されている、Apple社の純正動画編集ソフト『iMovie』について、その特徴や操作のポイント・テクニックなどについて解説してきました。

自身でSNSへ投稿するなどの目的であれば、無料で使用できる動画編集アプリながら、必要な機能はひと通り揃っており、本格的な動画編集ができる最高のソフトです。

操作性もシンプルなので、初心者でもすぐに使いこなせるようになるでしょう。

これから動画編集に挑戦してみたい人は、まず「iMovie」を使ってみてはいかがでしょうか。

特に動画編集=難しいというイメージを抱いている人にこそ使っていただきたいアプリですね。

ぜひ、iMovieで動画編集の楽しさを知ってください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

「人生革命」を軸に事業を展開。早稲田大学政治経済学部在学中に動画フリーランスとして活動し、株式会社 All in Motionsを創業。YouTubeマーケティングをハックし、自社YouTubeチャンネルを4つ運用。2022年「動画編集」キーワードで総登録者数日本一を達成。動画編集スクールAIM Creators Collegeを設立し、現在受講者数900名を突破。半年以内に目標到達させる成功確率は脅威の88%で国内No.1の再現性を誇る。スクール事業で社会人教育の在り方を創造し、動画マーケティングを軸に企業の成長支援をおこなう。

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