最近では YouTube や Instagram、TikTok などの動画配信ブームによって、動画編集の需要もますます高まり、新たに動画クリエイターを副業やフリーランスとして始める人も増えてきました。
皆さんは動画編集・動画制作についてどんなイメージをお持ちでしょうか?
「映像やテロップなどクリエイティブなセンスが必要で難易度が高そう・・」
「ハイレベルな特殊技術が必要で、ハードルが高そう・・」
と思っている方も多いのではないでしょうか?
動画編集、特に YouTube 動画では誰でも動画を投稿できるため、プロのクリエイターよりも一般人の投稿が大半を占めています。完全初心者でも最低限の必要な準備と基本知識だけ抑えれば、誰でも動画編集を行い動画を作ることができます。
そこで本記事では、初心者が最低限知っておくべき動画編集の手順や、必要な準備、実際の作業内容について解説していきます。
動画編集の基本的な手順と流れは?11個のステップで解説!
では早速、動画編集を行う上での基本的な手順と流れをステップに分けて解説していきます。
動画編集における基本的な作業ステップは次の11個です。
- 動画を撮影する・素材を準備する
- 編集用の素材動画をPCに保存する
- 編集ソフトに素材動画を読み込む
- 素材動画のファイル名など整理しておく
- 実際に動画編集の作業をする(クリップ挿入・カット・並び替えなど)
- 編集内容を見直し、修正を加える
- BGM・演出・エフェクト・補正を行う
- 音量のバランスを調整する
- 色や明るさを調整する
- テロップを挿入する
- 完成した動画を書き出して保存する
YouTubeでの動画編集も同様の流れで進んでいきます。
それでは1つ1つ見ていきましょう!
①動画を撮影する・素材を準備する
まずはスマホやカメラを用いて動画の撮影を行います。
同時に「撮影した動画」以外の編集で使用する背景画像や途中に差し込む写真、テロップ用素材、BGM・音源、演出に使うエフェクトなどの素材も準備しておきましょう。
素材は撮影以外でも集められます。有料・無料の素材サイトからダウンロードすることも可能です。
以下のYouTube動画でも「完全無料のフリー素材」について詳しく解説しているので、是非ご覧ください。
②編集用の素材動画をPCに保存する
PCで動画編集する場合、スマホやカメラで撮影した動画をPCに接続して転送しましょう。
接続後、PCに素材動画を保存しましょう。
③編集ソフトに素材動画を読み込む
②でPCに保存した素材動画を編集ソフトに読み込みましょう。
スマホで編集する場合は、スマホ専用の編集アプリを使用して直接アプリ内に読み込みます。
以下のYouTube動画でも「おすすめの動画編集ソフト」について詳しく解説しているので、是非ご覧ください。
④素材動画のファイル名など整理しておく
動画編集を始める前準備として、読み込んだ素材のファイル名を、編集時に何の素材か?分かりやすいように整理しておきましょう。
動画編集ソフトによっては、動画・画像・音声・テロップなどの種類別に自動で整理してくれる場合もあります。上記以外の場合は、フォルダを作成して手動でファイルを整理しておく必要があります。
⑤実際に編集作業する(クリップ挿入・カット・並び替えなど)
いよいよ実際に動画編集の作業を進めていきます。
使用したいクリップを選択して、タイムラインに追加しましょう。
クリップの順番の並び替えやカットによる長さ調整、会話の途中の間やフィラー(あの、えっと等の場つなぎ言葉)のカットなどを細かく調節し、動画視聴者が飽きずに視聴し続けるための仕組みを工夫することが重要です。
また、編集作業中は作業毎に細かく保存することを心掛けましょう。
細かく保存していないと、PCが急に落ちてしまった時に全データが消えてしまう可能性があります。
⑥編集内容を見直し、修正を加える
編集作業が一通り完了したら、プレビュー再生を活用して冒頭から最後までを視聴者目線で確認しましょう。ここで気付いた細かい点をさらにカットしたり、順番を並べ替えたり、最終調整を行います。
⑦BGM・演出・エフェクト・補正を行う
クリップ挿入やカット、並べ替え以外にも「タイトルを入れる」「背景画像をつける」「トランジション(場面の切り替わり)をつける」「BGM・効果音をつける」「ナレーションをつける」「ノイズカットする」などのエフェクト・音声編集を工夫することも大切です。
⑧音量のバランスを調整する
次に動画の音声、BGM、効果音などの音量のバランスも調整しましょう。
出演者の声やナレーションなど重要な音声がしっかり聞き取れるか?という観点で音量の調節を行います。
動画編集ソフトの中には、話者の声を強調したり、周囲のノイズを抑えるような機能が備わっている場合もあります。
⑨色や明るさを調整する
野外や暗めの場所で撮影した動画、または複数のカメラで撮影した動画を1つに統合する場合は、動画毎の色や明るさ、ホワイトバランスを調整し、揃えることで動画に統一感が出ます。
⑩テロップを挿入する
動画編集において最も時間がかかる作業が「テロップ挿入」です。
ほぼ全てのユーザーがスマホで動画を視聴するため、テロップ挿入が動画のクオリティを左右すると言っても過言ではありません。
重要なシーンや笑いどころ・ツッコミなど強調したいポイントにテロップを適切に挿入できると、動画のクオリティが圧倒的に上がります。編集ソフトによって、テロップ作業を効率化し、時間短縮するノウハウもあります。
以下のYouTube動画でも「Premiere Pro で効率よくテロップ編集する方法」について詳しく解説しているので、是非ご覧ください。
⑪動画を書き出して保存する
①~⑩のすべての編集作業が完了したら、動画ファイルを書き出して保存しましょう。
これで動画編集の基本的な作業が完了です。
以下のYouTube動画でも「ゼロから始めるYouTube動画編集のやり方」について詳しく解説しているので、是非ご覧ください。
動画編集を始める前に最低限必要な準備とは?
動画編集を始めるにあたって、最低限必要な準備は次の3点です。
- パソコン
- Wi-Fi
- 動画編集ソフト
それでは解説していきます!
パソコン
この中でも1番重要なのは、パソコンです。パソコンは動画編集者にとっての商売道具です。
良いものを揃えておかないと、後々で影響が大きいので ”パソコンだけは絶対に妥協しないで下さい” 。
「じゃあ、どんなスペックのパソコンを買えばいいの・・?」という質問にお答えします。
AIM Creators College おすすめのパソコンのスペックがこちらです!
CPU | Windows:Corei7以上 / Mac:M1以上 |
メモリ | 16GB以上(32GB以上が理想) |
ストレージ | SSD:512GB以上 ※HDDは速度が遅いのでSSDがおすすめ |
ディスプレイ | 15インチ以上 |
逆にこれら未満のスペックだと、動画のダウンロード・書き出しが遅かったり、編集ソフトが急に落ちたり、
さまざまな支障が出る可能性が高いので、基本的に上記のスペックを満たすパソコンを揃えましょう。
目安予算でいうと、15万円〜25万円前後のパソコンがおすすめです。
「動画編集におすすめのパソコン」に関しては以下の記事で詳しく解説しています。あわせて是非ご覧ください。
以下のYouTube動画でも「【絶対に失敗しない】動画編集者パソコンの選び方」について詳しく解説しているので、是非ご覧ください。
Wi-Fi
Wi-Fiは既に皆さんお持ちの方も多いかもしれませんが、遅いWi-Fiを使ってしまうと素材のダウンロード・アップロードにかなり時間が掛かってしまいます。
AIM Creators College おすすめのWi-Fi環境がこちらです!
【動画編集に必要なWi-F通信速度】
- 上り→30Mbps以上(動画のアップロード速度)
- 下り→20Mbps以上(動画のダウンロード速度)
通信速度70Mbps以上(100Mbps以上だと理想)
ちなみに、AIM Creators College代表の鴻池は個人的に「SoftBank光」を使用していました。
Wi-Fiについては上記の基準を満たしていれば、基本的に問題ないです。
動画編集ソフト
動画編集ソフトはアプリやPC用ソフトなど様々な種類がありますが、AIM Creators Collegeでは「Adobe Premiere Pro」を一択でおすすめしています。
Adobe Premiere Proの場合、基本的に月額2,000円台での契約をすることになります。「月額2,000円は結構高いな・・」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。どの編集ソフトを使用する場合でも、動画編集を本格的に始めるなら有料プランへの加入は必須になってきます。
※他にも無料ソフトも含めて解説している記事があるので、お試し利用を検討している方は是非ご覧ください。
必要な準備と基本知識を揃えて、動画編集の副業・フリーランスとして仕事を開始できれば、月5万や月10万円以上を稼ぐことは誰でもできます。ただ、動画編集で稼いでいくためには一定の初期投資は不可欠になります。
副業の中でも、初期投資は比較的安く抑えられるので、誰でも始めやすい副業であると言えます。
以下のYouTube動画でも「動画編集で稼ぐための最短・最速ロードマップ」について詳しく解説しているので、是非ご覧ください。
YouTube 動画編集の実際の作業の流れは?
必要な準備が整った上で、実際にYouTube動画の編集作業がどのように進んでいくのか?気になる方もいらっしゃると思います。
このパートでは、実際の作業イメージが湧くように、作業の流れを紹介していきます。
動画編集案件の現場の作業風景とは?
「動画編集のフリーランスが現場の案件で、どのように作業を進めているのか?」
まずは実際に見て頂いた方が、イメージを掴みやすいと思います。
以下のYouTube動画で「1本3万円の案件の実際の作業風景」について詳しく解説しているので、是非ご覧ください。
現場で動画編集の案件をどのような環境で、どれくらい時間を掛けて作業を進めているのか?
をリアルな案件ベースで撮影しており、実際の作業イメージが湧くと思います。
【無料】YouTube 内の動画エディタを使用すれば簡単な動画編集作業はできる?
PCの場合、トリミングやBGMの挿入などの簡単な動画編集であれば、YouTube Studio の動画エディタを使用して作業することが可能です。基本作業の流れは下記です。
まずはYouTubeにサインイン
Google アカウントにログインし YouTube Studio にサインインしたら、左側のサイドバーに移動します。
[コンテンツ] オプションを選択
左側のサイドバーから「コンテンツ」をクリックします。
「コンテンツ」をクリックしたら、アップロードされた動画のサムネイルをクリックして下さい。
サムネイルが表示されていない場合、「アップロード」をクリックし、PCまたは他の端末から動画を選択し、YouTubeにアップロードして下さい。アップロードが完了したら、「コンテンツ」をクリックして下さい。
[エディタ] オプションを選択
対象の動画ページの左側のサイドバーから「エディタ」をクリックします。
すると、動画編集エディタ画面が表示されるので、ここで編集作業を行います。
「カット(トリミング)」と「分割」の動画編集
まずはカット(トリミング)から実行しましょう。不要なシーンをカットし削除していきます。
ビデオタイマー左上の「カット」をクリックし、カットしたい位置までドラッグして選択し、「分割」をクリックします。カットが完了したら、「プレビュー」をクリックして確認してください。
問題なければ、「保存」をクリックして次に進みます。
終了画面を追加
動画の最後に「終了画面」を設定することができます。
終了画面では、自分のチャンネルの他の動画や再生リスト、チャンネルの紹介、チャンネル登録、Webサイト、商品紹介、キャンペーン告知などに視聴者を誘導することができます。
「終了画面」アイコンの右にある「要素を追加する」をクリックして下さい。
「テンプレートを適用」をクリックすると、お好きなテンプレートを選択して終了画面を作成できます。
編集内容を保存
上記の作業がすべて完了したら、編集内容を「保存」して公開準備が完了です。
このように、動画編集ソフトがない場合でも、YouTube Studio の動画エディタを使用すれば基本的な編集作業を行えたりもします。
まずは試しに動画編集を行ってみたい方は、是非自分の好きな動画編集を進めてみて下さい。
タイムラインパネルでは、YouTubeライブラリーから好きな音楽を追加したり、自分が用意した音楽の追加も行えます。
YouTube動画編集のクオリティを上げるPointは?
動画コンテンツをより魅力的なものにするために、動画編集のクオリティは常に進化させていくことが重要です。
では、クオリティの高い動画編集とは何でしょうか?
答えは「視聴者目線」で徹底的に細部までこだわった編集です。
ストーリーやテンポ感、テロップやBGMの付け方など、視聴者を飽きさせない・退屈させないように、様々な工夫を凝らした動画編集を積み重ね、クオリティを高めていきましょう。
テロップにトコトンこだわる
動画で伝えたいことを視覚的にわかりやすく伝えるために重要なのがテロップです。
クオリティの高い動画編集では、このテロップを見やすくする工夫を細かく行っています。
読みやすいテロップの文字サイズ
動画にテロップを追加する際、視聴者が快適に読める文字サイズを選ぶことが非常に重要です。
テロップは動画のメッセージを強調し、情報を明確に伝えるためのツールになっています。適切な文字サイズは、視聴者が動画を見ている様々なデバイス(スマートフォン、タブレット、パソコンなど)で、ストレスなく読めることが非常に大切なポイントです。
一般的には、画面の解像度やサイズにもよりますが、視聴者が内容を簡単に読み取れるよう、大きすぎず小さすぎないサイズを心がけましょう。実際にテロップを入れる際は、数人の友人や家族に見てもらい、読みやすさをフィードバックしてもらうのも一つの方法です。
なお、テロップのオススメサイズは、一般的に動画の縦方向に対して約6〜8%ほどのサイズと言われています。
文字の大きさをフォントサイズで表せば、おおよそ50ptほどにあたります。
読みやすいテロップは、動画のプロフェッショナルさを高め、視聴者に好印象を与えます。
一度作成したあとに、PC・スマホ両方のデバイスで文字の読みやすさをチェックしておきましょう。
読みやすいテロップ文字量と表示時間
動画でテロップを使うときは、文字量と表示時間のバランスが大事です。
テロップには必要な情報を短く、簡潔に伝える力があります。しかし、一度にたくさんの文字を入れすぎたり、表示時間が短すぎたりすると、視聴者は情報を読み取ることができません。
理想は、一つのテロップにつき、一息で読める量、約20〜30文字を目安にしましょう。
表示時間に関しては、少なくとも4〜5秒は画面に残すことをお勧めします。これにより、視聴者が文字をしっかりと読み、理解する時間を確保できます。動画を作る際は、いくつかのテストを行い、読みやすさを確かめるのが良いでしょう。
ただし、あくまでも目安のため、編集後は自分で動画を確認し、テロップを表示時間内で読み切れるかチェックすることも大切です。
視聴者が快適に視聴できるよう、テロップの文字量と表示時間に注意してください。これらのポイントを押さえることで、動画の質を高め、視聴者にとって価値あるコンテンツを提供できます。
テロップの内容に合わせたフォント調整
動画にテロップを加える際、その内容に合わせてフォントを選ぶことが視聴体験を大きく左右します。
例えば、シリアスな内容のシーンでは、シンプルで読みやすいフォントが適しています。一方、楽しいまたはクリエイティブな内容では、もっと個性的なフォントを使って視聴者の注意を引くことができます。
他にも、「ツッコミ」「怒り」「ホラー」「失敗」「ボケ」などなど、場面に応じたテロップの使い方はさまざまです。
一度自分が作りたい動画と似たようなジャンルのYouTuberやテレビなどを参考に、どのようなシーンでどんなフォントが使われているのかを研究してみましょう。
フォントの選択は、メッセージの雰囲気と一致させることが重要で、視聴者にとってのメッセージの受け取り方に直接影響します。動画のトーンを考え、それに合ったフォントを選ぶ練習から始めましょう。適切なフォント選びは、動画のプロフェッショナリズムを高め、視聴者に対して正しい印象を与えるための鍵となります。
色・カラー調整にこだわる
動画編集でカラー調整はとても大事な作業です。ちょっとしたカラーの変更だけで、動画の魅力がグンと上がるので、編集スキルを磨きたいなら、使う動画の色選びもしっかり考えましょう。
カラー調整には、カラーコレクションやカラーグレーディングが使われます。さらに、カラー置換やLUT(ルックアップテーブル)を搭載してる編集ソフトもあります。
ちなみに、カラーグレーディングというのは、動画に最終的な仕上がりの色をつけるための加工機能のことです。
カラーフィルターを使えば、動画の全体の色合いや雰囲気をがらっと変えられます。柔らかい感じにも、レトロな雰囲気にもできるので、目指す動画のスタイルに合わせてフィルターを選ぶといいですね。フィルターの種類は沢山あるので、いろいろ試してみるのがおすすめです。
BGM・効果音にこだわる
出演者の声やBGMにエフェクトを加えると、動画のクオリティをぐっと上げることができます。ほとんどの動画編集ソフトには、効果音やBGMが搭載されていて、誰でも簡単に使うことが可能です。これらを上手く使うことで、動画にリアリティや臨場感を加えることが可能なので、ぜひ試してみてください。
さらに、ソフトによってはボイスチェンジャーやオートチューニングなどの特別な機能が存在していることもあります。ボイスチェンジャーは、出演者の声を変更できる便利なツールで、声を変えてプライバシーを守りたい時などに使えます。
トランジションにこだわる
トランジションを一言でいうと、一つのシーンから次のシーンへ移るときにかけるエフェクトのことです。元々は「移行」や「変化」という意味があるのですが、動画作成の世界では、ぴったりのシーンをスムーズにつなげるためのエフェクトとして活躍しています。
トランジションを使うと、カットとカットのつなぎ目をもっとスタイリッシュに、または自然に見せることが可能です。
うまくつながれば、視聴者は最後までスッキリと動画を楽しむことができるようになります。特に、トランジションをBGMと合わせることで、より一層の演出効果を演出することが可能です。
1つ注意して欲しいこととしては、シーン転換のさいに必ずトランジションを使うと決まってるわけではありません。実際、トランジションを使わずにシーンを変える動画もたくさんあります。
トランジションを使いすぎてしまうと、かえって視聴しにくくなることも。だからこそ「ここぞ!」というときに上手に使うのがコツです。
YouTube動画編集におすすめのスマホアプリ3選!
iPhoneやiPadなどスマホやタブレット端末での動画編集を検討する方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、おすすめのiPad動画編集アプリを3つ、ご紹介させていただきます。
iMovie
特徴 | iPadに最初からインストールされている 無料の動画編集アプリ |
機能 | 基本の動画編集機能 (トリミング・エフェクト・テキスト挿入など) |
料金体系 | 無料 |
無料トライアル | – |
理由
iMovieは、Apple 社純正の動画編集アプリで、iPhone や iPad などの Apple 社製品にはプリインストールされています。
iPadやiPhoneのプリインストールアプリのため、iPadを買ったその日から使えて、UIも最適化されている点が魅力です。基本的な編集機能も充実しているので、使い勝手の良いアプリといえます。テンプレートも豊富にあり、動画編集の初心者でも気軽に動画を作成可能です。
トリミングやテロップ挿入、さまざまなエフェクトなど、動画編集アプリとしての基本は抑えられており、撮影してすぐにオリジナルの動画を作成することができます。
また iPad で編集を始めたプロジェクトを、AirDrop や iCloud を使って他の Apple 製品に転送し続きの編集を行える点は、同社の機材を多く持っている人には嬉しい所ですね。
費用面も完全無料で使えて非常に良いソフトですが、フォントの種類が少ないことやフォントの大きさや色の変更ができなかったり、テロップの位置を自由に設定できない点が気になる方もいます。
そのため、「まずは無料で動画編集がしたい」という方におすすめです。
iMovieに関しては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
【初心者向け】iMovieの基本的な使い方!動画編集の方法を紹介【Mac】
Adobe Premiere Rush
特徴 | Adobeが提供するスマホ・ タブレットに適した動画編集アプリ |
機能 | ・高性能撮影機能 ・オートフレーム調整機 ・再生スピード編集機能 など |
料金体系 | 無料・有料 |
無料トライアル | なし |
理由
「Adobe Premiere Rush(アドビプレミアラッシュ)」は、Adobeが提供する動画編集アプリです。
Adobe Premiere Rushは、最強の動画編集ツールとして名高い「Adobe Premiere Pro」から必須機能を厳選して生まれました。直感的な操作が可能で、快適な使い心地が魅力のアプリです。
Adobe Premiere Rushには有料版と無料版が存在しており、金額・内容の違いはそれぞれ以下のとおりです。
有料版 | 無料版 | |
---|---|---|
料金 | 月額980円 | 無料 |
保存回数 | 無制限 | 3回まで |
クラウドストレージ | 100G | 2G |
有料版では100種類以上のタイトルテンプレートや画像素材、アニメーションがあるなど編集・加工機能が充実しています。
クリエイティブな現場では必ず使われている、Adobe 社の他のソフトやアプリとの互換性も高く、同社のソフトやアプリをすでに使っている人には使いやすい印象です。
ただし、元々がプロ向けのため初心者には少々ハードルが高くなっています。
まずは無料版を使用してみて、使いやすいなら有料版に切り替えるのもありかもしれませんね。
LumaFusion
特徴 | 本格的な動画編集ができる中級者向けアプリ |
機能 | ・動画の色味変更機能 ・BGMの音量自動調整機能 ・モザイク機能 など |
料金体系 | 有料 |
無料トライアル | なし |
理由
「LumaFusion(ルマフュージョン)」は、買い切りで3,680円の高性能動画編集アプリです。
Adobe Premiere Rushが月額980円であることを考えると、買い切りで3,680円はお買い得といえるのではないでしょうか。
プロ仕様の性能の高さで、次のような3つの魅力的な特徴があります。
- 最大12個のトラックを重ねられる
- フリーの音源素材が使える
- 不定期でセールを実施している
まるでパソコンで動画編集しているかのような操作画面で、上級者が求める機能が詰まったアプリです。
さらに、ほかのアプリと比べて動画の書き出し速度も速いため、YouTuberのなかでも人気が高いアプリとなっています。
AppleのiPad Proプロモーション動画作成に採用されたという実績もあるので、非常に期待値の高いアプリですね。
YouTube動画編集におすすめのPC編集ソフト5選!
動画編集ソフトは「有料」「無料」「操作性」「使用可能な演出方法」などなど、各ソフト毎に色々な違いがあります。そこで今回は、動画編集にオススメのPC編集ソフトを5つご紹介していきましょう。
iMovie
iMovieは、Mac、iPhone、iPadなどのApple製品に最初から標準インストールされている動画編集アプリです。完全無料で使用できて、使いやすいユーザインターフェースが特徴で、直感的な操作が可能なので初心者向きの動画編集ソフトと言えるでしょう。
iMovieの良い点は、初心者にとっても使いやすく、高品質な編集が可能なところです。動画編集の基本的な機能だけでなく、クリエイティブなエフェクトや音楽の追加なども手軽に行えます。また、Apple製品との同期が容易であり、iPhoneやiPadで撮影した素材をすぐに編集できるのも素晴らしいですね。
一方で、iMovieには制限もあり、プロフェッショナルな編集機能や高度なカスタマイズが必要な場合には不十分かもしれません。また、PC版やAndroidデバイスで利用できないので、複数人の編集者が必要な場合には不便です。
さらに、iMovieのエクスポート機能はある程度の制約があり、出力形式や解像度などが制限されることもあります。
Microsoft Clipchamp
Microsoft Clipchampはオンラインでも使える動画編集ソフトで、無料で使える上に簡単な操作性と豊富な機能が特徴です。使いやすいインターフェースを備えており、動画のトリミングや分割、テキストや音楽の追加などの基本的な編集作業を簡単に行うことができます。さらに、プロ品質のエフェクトやフィルター、トランジションなども利用可能です。
Clipchampの良い点としては、クラウドベースでの動作もするため、インストールや更新の手間が不要であり、自分のパソコン以外からでもアクセスできる点が挙げられます。また、無料プランでも多くの機能が利用可能であり、有料プランも比較的手頃な価格で提供されています。
マイクロソフト製品との統合が強力であり、OneDriveやTeamsとの連携がスムーズな点も魅力ですね。
Clipchampの難点としては、若干動作性の遅さを感じることがあります。重い素材をインポートする際は時間がかかってしまったり、プレビューをする際に1、2秒フリーズしてしまうことがあるため、そこにストレスを感じてしまう人が出てくるのも事実です。
また、高度な編集機能やカスタマイズ性には限界があり、プロフェッショナルなニーズには十分に対応しきれないかもしれません。
PowerDirector
PowerDirectorはユーザーが多く、使いやすいインターフェースと豊富な機能が特徴です。直感的な操作でビデオを編集しやすく、高度なエフェクトやトランジション、カラーグレーディングなどのプロ品質の機能も利用できます。また、高速レンダリングエンジンにより、編集作業の効率が向上します。
良い点として、PowerDirectorは幅広いフォーマットに対応し、4Kなど高解像度の動画編集にも対応しています。さらに、モバイル版もあるため、スマートフォンやタブレットでの編集作業が可能です。豊富なオンラインリソースやチュートリアルも提供されており、初心者から上級者まで幅広いニーズに対応しています。
一方で、PowerDirectorには高価な追加機能がいくつかあり、完全な機能を利用するには追加料金が必要な場合があります。また、動画編集が初めての方にとっては、学習コストが高く最初は難しいと感じるかもしれません。
さらに、一部の機能は他のプログラムと比較してやや複雑であり、使いこなすには時間と熟練が必要です。
Filmora
Filmoraの特徴は、使いやすいインターフェースと豊富な編集機能が挙げられます。直感的な操作でビデオを編集でき、テキスト、音楽、トランジション、エフェクトなどを簡単に追加できます。また、豊富なエフェクトライブラリやプリセットが利用でき、クオリティの高い編集が可能です。
Filmoraの良い点は、初心者にも扱いやすく、高度な機能を備えたソフトウェアであるところです。無料のトライアル版も提供されており、使い勝手を試すことができます。また、多様な出力形式に対応し、YouTubeやSNSへの投稿が簡単です。さらに、豊富なチュートリアルやオンラインサポートが利用できる点も魅力的です。
一方で、Filmoraには一部の機能が他のプロフェッショナル向けのソフトウェアと比較して限定されている場合があります。また、一部の機能やエフェクトは追加料金が必要な場合があり、コストがかかることもあります。さらに、一部のユーザーは高度なカスタマイズ機能の不足を感じることがあります。
Adobe PremierePro
PremiereProは業界標準のビデオ編集ソフトウェアで、豊富な機能と高度な制御が特徴です。プロフェッショナルな編集作業に必要なツールや機能が充実しており、色補正、オーディオミキシング、モーショングラフィックスなど、幅広い編集作業をカバーします。また、他のAdobe製品との連携が可能であり、After EffectsやPhotoshopとの連携もスムーズです。
PremiereProの良い点は、高度な編集機能と柔軟性です。多彩なエフェクトやトランジション、キーフレームアニメーションなどを利用して、クオリティの高い動画を作成することができます。さらに、多様なフォーマットに対応し、高解像度の編集も可能です。また、クラウドベースのプロジェクト管理や共同作業機能も備えており、チームでの編集作業がスムーズに行えます。
一方で、Premiere Proはサブスクリプション形式であり、初心者や個人ユーザーにとっては費用が高い場合があります。また、初めてのユーザーにとっては学習コストが高く、使いこなすには時間と経験が必要です。さらに、一部の機能はハイエンドなハードウェアを必要とし、パフォーマンスの問題が発生することもあります。
動画編集者になるために必要なことは?
動画編集者になるためには、動画編集の基礎知識や編集ソフトの操作、グラフィックデザイン、企画構成力、シナリオライティングなど、さまざまな専門スキルが必要となります。
上記の技術的なスキルに加えて、営業スキルやBtoBのコミュニケーションスキル、自己管理スキルなどのビジネススキルも必要です。初心者からこれらのスキルを身に付けるには、動画編集スクールやオンライン講座、書籍による独学、実案件を通した実務経験などが必要になります。
現場のプロによる実践型カリキュラムを通して、確実に実力を付けて個人で稼げるようになりたい方は、動画編集スクールの受講をおすすめします。
以下のYouTube動画でも「動画編集スクールに向いている人・向いていない人」について詳しく解説しているので、是非ご覧ください。
短期間で効率的に学びたいなら、超実践型動画編集スクール『AIM Creators College』がおすすめ
AIM Creators College」は、スキルゼロの完全未経験からでも自走力を持った動画クリエイターを目指せる超コミット型動画編集スクールです。
動画編集者として活躍するためには、動画編集スキル以外にも、営業スキル、クライアントワークスキルなど、様々なスキルを習得する必要があります。AIM Creators Collegeの講師陣は各分野でプロフェッショナルとして活躍している現役フリーランスで構成されており、あなたがプロの動画編集者として売上を作る力をつけられるよう1人の生徒に対し2名体制で目標を達成するまで指導していきます。
- 動画編集で月10〜20万円の副業収入を得たい
- フリーランスの動画編集者として独立したい
- 個人で稼ぐ力を身に付けて人生の選択肢を広げたい
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AIM Creators Collegeは無料カウンセリング(個別面談)を行っています。AIMで受けられるサービスや卒業生の実績、6ヶ月で身につけられるスキルやロードマップを説明いたします。動画制作を仕事にしたい方は、まずは以下の公式LINEに登録し個別面談にご応募ください。
まとめ
本記事では、初心者が最低限知っておくべき動画編集の手順や、必要な準備、実際の作業内容について解説しました。
まだまだ需要が高まる動画編集において、必要なツールを揃えて、まずは実際に編集作業をやってみることをおすすめします。編集に慣れてきたら、YouTube動画をアップロードしてみるのもおすすめです。初心者からでも十分にまだ間に合うので、動画の基礎知識を学びながら、手を動かして動画編集を楽しんでいきましょう。
動画編集を仕事にしたい方には超実践型オンラインスクール「AIM Creators College」がおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。
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