YouTubeをはじめ、近年では動画SNSなどの人気も高まっていることから、それらに影響を受け「自分でも動画を作ってみたい」と動画編集に興味を持つ人が今とても増えています。
株式会社日本デザインのアンケート調査では「動画編集を仕事にできるならしたいですか?」という質問に対し、約3人に1人が「したい」と回答しており、ここでも動画編集に対する注目度の高さがはっきりとうかがえます。
動画サービスのニーズは今後もますます高まり、あらゆる場面で動画編集スキルが役立つ機会が増えるでしょう。
しかし、世の中が多くの動画が溢れているからこそ、視聴者はより興味を惹かれる動画のみを選び、類似動画との取捨選択をしていきます。
そんな視聴者を引きつける動画を制作するには、それ相応のスキルと見せ方が必要です。
そこで、この記事では動画編集に必要なテクニックやコツについて詳しく解説していきます。
動画編集の必須テクニック6選
動画編集の基礎的なスキルを必須で覚えることは当たり前、大事なのはそれらのスキルの精度や、その使い方、テクニックを意識することです。
簡単な動画編集であれば初心者でもできるためライバルが多くなり、他者との差別化が無いため案件を取るのには苦労するでしょう。
実際そのような方は動画編集初心者にとても多いですよね。
あなたの動画編集者としての付加価値を上げ、いち早く初心者を脱するためには意識しなければいけないことは多々あります。
以下では、実際に効果が高く初心者でも実践しやすいテクニックを6つピックアップしましたのでご紹介します。
テクニック①素材の撮影から意識する
動画編集の元となる素材、それは撮影動画と音声です。
いくら動画編集者の技術が高くても、元となる動画素材の状態がひどければ、その編集スキルは十分に発揮されません。
また、編集によって修正箇所をリカバリーするために、より多くの手間と時間を必要としてしまいます。
その場合は、いっそ撮り直した方が対処しやすいので、そうなると撮影に要した時間と手間がもったいないですよね。
そのため、もしあなたが撮影から関わることができるのなら、撮影の際から編集を意識した素材作りを心がけてもらいましょう。
仮に、もし毎回状態の悪い素材ばかりが提供されるのであれば、それは「仕上がりの質や納期の長さに影響する」という旨を伝えたうえで、改善要望を出すことも必要です。
それらは全て「作品をより良くするための提案」なので、クライアントとの信頼を深めるきっかけにもなるでしょう。
素材の状態が良くなることで、あなたも作業がしやすくなりクライアントも質の高い作品を短い納期で受領できるため、お互いWin-Winの結果を得られることに繋がりますね。
テクニック②カットにこだわる
映像素材をカットしていく際に大切なのは、その作品に適した自然なカットに仕上げることです。
カット本来の目的は、動画の無駄な空白部分を切り取ることにありますが、単純に無音の箇所を全て切り取る方法も間違いではありません。
ですが、一つ上の動画編集を目指すのであれば「作りたい動画の雰囲気をイメージしながらカットしていく」という所まで意識したいですね。
例えば、演者の方が画面に向かって話し続ける動画では、余分な間や「えー」「あー」のようなつなぎ言葉は、しっかりカットしたほうが視聴者が飽きずに動画を見ることができますし、聞き取りやすいです。
一方で落ち着いた雰囲気のVlog映像や、自然風景を撮影した映像、またキャンプ動画などでは、あえて間を持たせてゆったりとした時間を演出することが必要だったりします。
実際にVlog映像やキャンプ映像が、間髪入れず次々とシーンが変わるとしたら…不自然ですし見ていて落ち着きませんよね。
このように、動画のジャンルによっても最終的にどんな雰囲気の映像に仕上げたいのか、そこを意識しながらカット作業をおこなっていきましょう。
また、この「間」をとことん切り詰めるカット方法のことを「ジャンプカット」または「ジェットカット」といいます。
再生時間が限られているショート動画などでよく見られる手法で、セリフとセリフの「間」をテンポよくカットしてつなげています。
そのような手法の場合は、さらにセリフをテロップで強調することで、伝えたいメッセージが簡潔にまとまるのでおすすめです。
テクニック③テロップの選び方
テロップはまず誤字脱字が無いように気を付けることが大前提です。
世に出回っている動画でもよく誤字脱字が散見されるため、意外と見落としがちなミスとして多いので気をつけましょう。
また、動画の雰囲気に合ったフォントを選ぶことも大切です。
例えばフォーマルな内容の動画なら明朝体、力強くはっきりした印象を持たせたいならゴシック体といった感じで、フォントが持つ特徴が動画の雰囲気にあっているかも、動画の見やすさに繋がるため覚えておきたいテクニックの一つです。
その他にテロップで意識したい点は、フォントの大きさです。
いろいろな視聴環境を想定して、それぞれに合ったフォントの大きさを選びましょう。
例えば、視聴する際の再生画面はPCの画面やスマホの横向き画面を考慮するだけでなく、スマホの縦動画として再生してもハッキリ見えるフォントサイズになるよう考慮すると、視聴者も見やすいです。
また、文字数は1行あたり20字以内に抑えるようにしましょう。
この文字数は出来るだけ少ない方が視聴者としても見やすいので、セリフを全てテロップにすると文字数が多くなってしまう場合は、重要なワードのみテロップにして要約する方法をおすすめします。
テロップについては下記の記事をぜひご参考にしてください。
テクニック④BGM・SEの使用方法
BGMやSE(効果音)は、動画の雰囲気を大きく左右します。
落ち着いたBGMを使えば、より上質でおしゃれな雰囲気になり、明るいBGMを使えば楽しい雰囲気の動画にマッチします。
映像にあったBGMを選ぶことで、動画の雰囲気が一気に変わり、よりクオリティの高い動画に仕上げられるでしょう。
今はフリーの音源サイトでも有用なBGMが多く用意されていますし、なかなかピンとくる音楽に出会えない場合は、Artlistなどをはじめとした定額の音源サイトに契約するのも一つの方法です。
これらのサイトは選べる音源の数も多く、また流行りのサウンドの音源もあるので、より上質なBGMを提供できます。
他の編集者と差をつけたい場合は、BGMで違いを見せるのも有効な方法でしょう。
また、音源と同じく大切な要素が「音量」です。
例えばYouTuberの方が語る系の動画であれば、最も重要なのはトーク内容のため、BGMの音量は最小限にしないと話が聞こえずトークの邪魔をしてしまうでしょう。
一方で、Vlogなどあまりキャストが喋らない動画であれば、こちらはBGMの音量を小さくする必要はありません。
映像にあったBGMを選び、あえてBGMを主として流すことで、よりクオリティの高いVlog動画に仕上げられます。
また、効果音を入れると、動画の中で伝えたいメッセージを強調でき、要点が伝わりやすくなります。
ただし、効果音は乱用するとうるさく感じて視聴時のストレスになりやすいため、要点のみで使用するように気をつけましょう。
テクニック⑤エフェクトを活用する
エフェクトは撮影素材に加える特殊効果のことで、場面転換や素材のクオリティを上げるために使用されます。
このエフェクトを動画の各所に使用することで、動画の表現をより豊かにすることが可能です。
例えば映像をモノクロ調にしたり、テロップや映像にアニメーションのような動きをつけたりなど、視聴者の興味を引くための最適な装飾が多く揃っています。
また、動画編集ソフトには標準で豪華なエフェクトや面白いテンプレートが用意されています。
そのため、見た目の派手さや面白さから、ついエフェクトを多用しがちになりますが、過剰な装飾を施したゴテゴテの動画はかえってダサく見えてしまうため、エフェクトの使用頻度には十分気をつけましょう。
とはいえ、エフェクトは動画の内容を際立たせるのにとても効果的な機能なので、効果音と合わせて挿入するなど、より強調したい部分などに使用を工夫することで、とても面白い動画に仕上がります。
いろいろなエフェクトの動きを試してみて、自分がイメージする表現ができるように活用してみてください。
テクニック⑥ショートカットを必ず使おう
動画編集のように、同じ作業の繰り返しが多い仕事の場合は、ほんのちょっとした作業でも効率化できないか考えることが大切です。
特に繰り返し行う作業なら、それを効率化する・しないでは長い目で見た場合に、作業時間として非常に大きな差となります。
動画編集の場合、このショートカットキーの設定の有無だけで、編集時間が圧倒的に早くなることは間違いないので、コピー、ペーストのような基本的な動作はもちろん、そのほか動画編集で自分がよく行う作業に合わせて、ショートカットキーは必ず設定するようにしましょう。
このショートカットキーの設定は、YouTube上でもおすすめの設定一覧などが紹介されているので、それらを見ながらご自身の使用環境に合った設定を組んでみてはいかがでしょうか。
また、動画編集ではショートカットできる動作が意外と多く「そこまでショートカットできるのか」と驚くことも多いので、ショートカットの設定については積極的に調べて活用してみてくださいね。
作業時間の短縮ができれば、実質その分単価も上がっていることになるので、無駄な時間は徹底的に省けるよう、普段から効率的な作業を心がけましょう。
編集テクニックの習得方法について
どのようなテクニックがあるかを理解できても、それらを使いこなすためには実際に操作をするなど練習が必要です。
身につけたテクニックを、使用する前と後の状態で比較するなど、ご自身で体感することでその効果をより深く理解できるかと思います。
ここでは、そのテクニックの習得に有効な方法を解説します。
参考となる動画を模倣してみる
効率の良い練習方法の一つとして、完コピ動画などがあります。
例えば、YouTubeなどの動画サイトや広告などから参考になる動画を探し、真似して同じような動画を作ってみましょう。
すでに動画編集者として活躍している方々が編集された完成品を真似するので、効果音の挿入タイミングやエフェクトの適応場面など、実際に使える編集テクニックが学べます。
やってみると意外と工数が多く感じて最初は苦戦するかもしれませんが、出来るだけ元動画と近い編集ができればそれだけでも大きな成長につながりますよ。
また、参考にしたい動画を探すにあたって、いろいろな種類の動画を見ていくうちに興味のある動画に出会い、新しいアイデアの発見につながれば動画編集のモチベーションアップにもなりますね。
完コピ動画を練習する際は、単純に真似をして動画を作るだけでなく、その動画にどのようなテクニックが使われているかを洗い出し、分析することがポイントです。
使われているテクニックを1つずつ習得する中で、自分の作りたい動画に必要なスキルが明確になり、今後様々なシーンで応用できるようになりますよ。
繰り返し練習して特定の操作に慣れる
動画編集のテクニック習得に1番の近道は、とにかく練習を重ねることです。
初めは不慣れだった動画編集ソフトも、何度も編集を繰り返すうちにその操作にも慣れてきたと思います。
編集スキルやテクニックもこれと同様で、イメージ通りにエフェクトやテロップのデザインを加えられるよう、まずはその操作と使用感を肌で感じてください。
そして繰り返し作業することで身体が覚えてくれますので、必要な時に不自由なく使いこなせるようにしましょう。
ただ闇雲に動画を編集してもスキルを身につけるのは難しいことです。
これらを使いこなすレベルに進むためには、まずは簡単なエフェクトの挿入など基礎的な部分から練習を進め、ソフトに慣れることが重要ですね。
ソフトの操作とこれらのテクニックに慣れてしまえば、あなたが思い描く演出を作品で表現できるようになります。
できることを一つずつ増やしていって、いろいろな表現力を身につけていきましょう。
再生数の多いチャンネルの編集要素を取り入れる
YouTubeなどで有名なチャンネルは、どれも再生回数がとても多いものばかりで動画本数もたくさんありますが、なぜあんなに多くの人たちに観られているのでしょうか?
理由の一つに「扱っている動画の内容が視聴者のニーズと合致していること」が挙げられますが、それと同時に「その動画に合った編集が活きている」ことも大きな理由でしょう。
例えば、子供向けの動画チャンネルは比較的エフェクトやSEが多めで、終始こちらの注目が途切れないような工夫がされています。
つまり、どの種類の動画においても、しっかりと視聴者を意識した編集がされているということです。
あなたが編集している動画と、人気チャンネルの中でそれに近い動画があれば、その内容を視聴して分析し、あなたが真似できる要素はぜひ取り入れてみてください。
結果が出ている方々は、それまでの地道な努力とより効果的な方法を駆使して成功を掴んでいるので、それに習って編集を積み重ねることがあなたの成功への近道になるはずです。
視聴していて「この編集いいな」と思ったところは、積極的に自分の作品にも取り入れていきましょう。
クオリティの高い動画を制作するための4要素
テクニックを習得したら、それらを上手く使うことでクオリティの高い動画に近づけることが可能になります。
それぞれの使いどころやポイント、コツを把握しておくことで動画編集はよりスムーズに進めることができますよ。
以下ではその中でも代表的な4つの要素をご紹介しますので、順番に見て聞きましょう。
事前に構成を考えておく
必要な素材が揃えば動画編集はいつでも開始できますが、編集を始める前にまずは動画の構成を考えておきましょう。
この構成がしっかり出来ていない動画は、進むにつれて不自然な展開になったり、最終的に視聴者が違和感を感じてしまう動画になってしまう可能性があります。
事前に構成をしっかり考えておくことで、伝えたい内容が定まり、視聴者が内容に違和感なく見ることのできるクオリティの高い動画を作れます。
構成を作る際は、まずは動画のテーマとターゲットをはっきりと決めることが重要です。
あなたがどのような動画を作り、誰に向けて発信するかを決めることで、動画に盛り込むべき内容とその伝え方が見えてきます。
構成の大枠が決まったら、次に動画の展開を考えていきます。
内容が伝わりやすい展開にするためには、“PREP法”を活用するのがおすすめです。
PREP法とは「Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)」の流れで構成を組み立てることを指し、要点を簡潔にまとめるのにとても役に立ちます。
以下にその使用例を挙げますと、
Point(結論)
例:僕は野球が好きだ。
Reason(理由)
例:なぜなら僕は動くことやボールを打つことが楽しいから。
Example(具体例)
例:例えば、友達とは毎日野球をするほどだ。
Point(結論)
例:だから僕は野球が好きなのである。
という流れになります。
シンプルに作れますし、動画全体の流れを上手くコントロールできるので、構成を作る際にはこのPREP法を意識してみるといいでしょう。
使用する動画素材にもこだわる
実際に編集する元となる動画素材のクオリティにもこだわりましょう。
元となる動画素材の画質が悪かったり、音質が悪かったりすると、視聴者は見ていてストレスを感じて動画から離脱する原因にもなります。
また、この場合だと編集者側もリカバリーがとても大変で、見やすい形に整えようと編集でカバーする必要が出てくるため、その分作業が余計に発生し、全体のクオリティや納期にも大きく影響してしまいます。
逆に、素材の時点で質の高い映像や音声を使用できれば、より自然で見やすい臨場感のある動画に仕上がり、視聴者がストレスなく動画を見続けられるため、途中離脱や飽きるのを防ぐのにとても効果的です。
同時に、編集者側もリカバリーの必要がなくなるため、整った素材を活かした質の高いスピーディーな編集が可能になります。
元となる動画素材を撮る際は、なるべくマイクに雑音が入らないよう工夫をし、できるだけ明るい場所で撮影することに徹底しましょう。
それらに必要な撮影機材を揃えておくのはもちろんですが、もし注意して撮影しても上手く撮れない場合は、撮影機材を高性能なものに変えるのも一つの手です。
せっかく制作した動画も最後まで見てもらえないと意味がないので、はじめから質の高い動画素材を準備できるような環境を整えておきましょう。
撮影スキルを身につける
動画編集に必要な素材の大切さを学び、せっかく良い機材を揃えたとしても、それを使いこなせなければ意味がありませんよね。
動画素材のクオリティを上げるためには、編集と同じく撮影技術も向上させることがとても重要です。
この元となる動画素材が良ければ良いほど、編集がより高品質に仕上げられることは、すでにご理解いただけているかと思います。
ただし、先ほども述べたように、編集技術だけで素材の質を上げるには限界があります。
例えば「映像にノイズが入ってしまった」という場合には、編集でノイズを除去することはかなり難しいです。
また、素材の持つ光の角度や、被写体のポジションを変えるなど、一度撮影した映像を後から大きく変形させることはできません。
そのため、撮影する映像のクオリティが低いと、いくらテクニックがあっても質の高い動画に仕上げることは難しくなります。
当たり前のことになりますが、撮影技術を身につける一番の方法は、動画撮影を繰り返し経験することです。
実際に撮影を経験する中で「どの角度で撮ると見やすく写るのか」「どんなカットが、何枚必要なのか」といった疑問点を少しずつ理解できるようになります。
さらに、以下のようなポイントを意識すると、より良い素材を撮ることができます。
- 撮影のアングル(角度)・画角を調節する
- 機材を固定して手ブレを防ぐ(またはジンバルなどを利用する)
- 適切な光源を見つける
- ズーム機能に頼らず、できるだけ自分が動いて撮影してみる
これらは撮影技術の基礎となる部分で、カメラマンであれば常に意識しているポイントになりますので、ぜひ参考にして撮影スキルの向上に活かしてくださいね。
ブランディングやマーケティングも意識する
常に視聴者目線で編集を行うことはとても大切ですが、編集者は動画を発信する側の目的も、視聴者に明確に伝えられるように意識する必要があり、その方法としてブランディングがあります。
ブランディングとは、企業やクライアントの商品・サービスに対する思いやイメージを形成し、認知度や好感度を高めることです。
このブランディングを動画に活かすことで、以下のような恩恵を受けることができます。
- 企業やクライアントの商品・サービスの認知度を高める
- 視聴者の好感度を高め、注目度を集める
- 競合他社との差別化を図る
また、マーケティングを理解して現在の動画市場を把握することで、視聴者がどのような事に興味を持っているのか、その動きを把握し先回りの施策を打つことで、競合との差別化を図ることも重要です。
これらは動画編集者の管轄ではありませんが、クライアントに提案し取り入れることで動画の目的を遂行しやすくなります。
キャッチコピーで閲覧数が伸びる
YouTubeにしても動画広告にしても、1番最初に視聴者の目に入るキャッチコピーはとても重要です。
実際に、タイトルやサムネイルの文章を変更しただけでクリック率が倍以上に増え、動画の再生数が大幅に上がる例も少なくありません。
せっかく内容の素晴らしい動画を作っても、見てもらえなければ全く意味がありませんよね。
視聴者の興味を引くキャッチコピーを考えて、より効果的な集客を見込めるようにクライアントにも提案したいところです。
とはいえ、キャッチコピーはただの思いつきで決められるような簡単なものではありません。
また、キャッチコピーと言うと「おしゃれ」や「かっこいい」をイメージしますが、実際に作るべきは「目的に合うキャッチコピー」です。
目的が「集客」や「売上」であれば、かっこよさよりもその商品やサービスの良さが伝わる方が大事になります。
ターゲットによって刺さる言葉はさまざまですが、今回のように動画の視聴に繋げたい場合は「この動画を見ることでその先の利益や恩恵を想像させるキャッチコピー」であれば、比較的多くの方に響きやすい傾向にあります。
このように、視聴者の興味関心や目的を考え、そこに響くキャッチコピーを提案できるよう考えてみましょう。
サムネイルのクオリティが大きく影響する
YouTubeのように、動画の一覧画面では静止画として表示される動画は、サムネイルがとても重要です。
YouTubeの場合は元々、動画内の適当な画像がサムネイルとして選ばれるため、それにそのままタイトル文章を入れただけのサムネイルが多く見られますが、これらはしっかりとしたサムネイルにすることで再生数を大幅に伸ばすことができます。
サムネイル制作時のポイントはいくつかありますが、特におさえておきたいポイントは
- 作品の内容が伝わる
- 他作品に埋もれないデザイン
- 小さい画像でも読みやすいテキスト
などが挙げられます。
実際にクリックされやすいサムネイルが作れるようになれば、動画の再生回数にも直結するため、編集の内容と合わせてサムネイルでしっかり誘導できれば、あなたはもう他の編集者より1歩2歩先を行く動画編集者といえるでしょう。
また、サムネイルとセットで動画編集を提供できるようになれば、そのぶん受注率や単価が大きく上がるのでおすすめです。
サムネイルについて基礎から学びたい方はこちらの動画をご覧ください。
チャンネルのロゴを作る
作品のロゴがない場合は、動画のコンセプトを元にロゴを作ってみてはいかがでしょうか。
ロゴがあると覚えてもらいやすくなりますし、動画のワンポイントにもなるのでおすすめです。
一番イメージしやすいのは企業のロゴですね。
お馴染みのマークは、それを見ただけで「あ!」と注目し、商品やサービスを連想させます。
ロゴマークにはひと目で伝える情報伝達力があり、ロゴ自体にも価値が生まれブランド価値をよりいっそう引き上げます。
そのため、動画チャンネルを立ち上げた際は、画面のどこかに常にオリジナルのロゴを表示させておくことで、チャンネルや作品一つひとつに対して、あなただけのブランドとしての認知を広めることができますよ。
ロゴを作る際は、チャンネルの特徴やビジョン、ターゲットなどをイメージすると、あなただけのオリジナルロゴが作成できるでしょう。
ロゴ自体は目立つことが目的ではないので、よりシンプルで親しみやすいロゴを意識するといいでしょう。
編集で主張しすぎないように
動画編集はあくまで「サポート」であって「主役」ではありません。
初心者は編集の主張の方が強すぎて、せっかくの動画の良さを消してしまっていることがあります。
悪い例としては、以下の3点が多く見られます。
- 目立ちすぎる色使い
- 派手な音量のSE(効果音)
- 動きの大きすぎるエフェクト
せっかく覚えたスキルを存分に発揮したいという気持ちは理解できますが、これでは動画の目的を果たせません。
動画編集とはあくまでも動画の良さを引き立てるものです。
強調部分とのメリハリをつけて、自然に動画の良さを伝えることを意識してみてください。
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動画編集者として活躍するためには、動画編集スキル以外にも、営業スキル、クライアントワークスキルなど、様々なスキルを習得する必要があります。AIM Creators Collegeの講師陣は各分野でプロフェッショナルとして活躍している現役フリーランスで構成されており、あなたがプロの動画編集者として売上を作る力をつけられるよう1人の生徒に対し2名体制で目標を達成するまで指導していきます。
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まとめ
ここまで、動画編集の上級者を目指すためのコツをご紹介してきました。
普段プロの方が何にこだわって編集しているのかをイメージいただけましたら幸いです。
動画編集のコツやテクニックを身につけ、周りの編集者たちとの差別化を図ることが重要なのは言うまでもありません。
ですが、大切なのはその先で得られるクライアントとの信頼です。
あなたが高品質な動画編集を継続して提供し続けることで、クライアントとの信頼が生まれます。
その信頼はそのまま「単価アップ」や「継続・新規案件」などの形であなたに還元されるでしょう。
この記事を見たあなたが、将来クライアントにとって欠かせない存在として活躍していただければとても嬉しいです。
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