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【2024年】動画編集に必要なパソコンスペックを解説!おすすめソフトもご紹介

YouTube の人気は著しく、特に若い世代においては TV よりも馴染みのあるものとなっています。また、現在ではYouTube以外にも、TikTokやInstagram・X(旧Twitter)など各種SNSでも動画を頻繁に取り扱うようになってきました。

もはや、今の世の中で動画を見ない日は無いといっても過言ではありません。

撮影に関しても、スマートフォンの普及で誰でもどこでも高画質で動画を撮影できるようになり、「YouTubeを始めたい!」と考える人も多いでしょう。

それに付随して、動画編集のニーズも急激に高まっていますし、これから副業などで動画編集に取り組みたいと考える人もどんどん増えてきています。実際に、「2023年 大人が挑戦したい習い事ランキング」の男性部門では動画編集が1位に輝きました。

そんな大人気の動画編集を始めるにあたって気になるのは「どれくらいのスペックがあれば良いのか?」ということではないでしょうか。

そこで今回は、動画編集に適したパソコンのスペックをご紹介していきましょう。

この動画を見ることで、あなたが動画編集をするために、どんなパソコンを揃えればいいかがわかります。

目次

動画編集用パソコンとは

「動画編集用のパソコン」とは、その名の通り動画編集に使用するパソコンのことで、一般的には通常のパソコンよりもスペック(性能)が高めに設定されています。

PCメーカーのホームページなどを確認すると、「動画編集特化モデル」と称して高額なパソコンも販売されていますが、必ずしもそういったものを購入する必要はありません。

ただし、動画編集用ソフトを使用すると、素材の読み込みや動画の書き出しなどの際にパソコンに重い負荷がかかります。そのため一定以上のスペックをもつパソコンでなければ、フリーズや異常終了を起こしてしまい、作業自体ができません。

では、一体パソコンのどこを見て、動画編集用のパソコンを選ぶべきなのでしょうか?

どういったパソコンを選ぶべきか

後ほど解説しますが、動画編集を行うためには「動画編集ソフト」が必要です。

そして、主な動画編集ソフトの公式サイトを確認すると、ソフトが動作するために必要なパソコンのスペックを公表しています。その推奨スペックの条件を満たすパソコンであれば、動画編集に適したパソコンと言えるでしょう。

動画編集用のパソコンとして見るべきポイントは、ソフトウェアの処理をするCPUやメモリ、映像を処理するGPU(グラフィックボード)などを中心に、いくつかのポイントに分かれています。

  • デスクトップ型かノート型か
  • OSは「Mac」か「Windows」か
  • CPUの世代とコア数・処理速度
  • メモリ(RAM)の大きさはどれくらいか
  • GPU(グラフィックボード)の性能はどれくらいか
  • ストレージ(保存容量)の多きさはどれくらいか

最低限これくらいの項目は抑えてください。

動画編集向きなのはデスクトップパソコンかノートパソコンか

パソコンには「デスクトップ型」と「ノート型」の2種類があります。

これらはそれぞれ良い面・悪い面があり、どちらを選ぶかはあなたの作業スタイルによるとなります。

「デスクトップ型」・「ノート型」それぞれの特徴をしっかりと理解して、あなたにあったパソコンがどちらなのかを把握しましょう。

デスクトップパソコンの特徴

デスクトップパソコン型のパソコンとは、本体とモニターが据え置きになっているパソコンのことです。Macでいうと「iMac」ですね。

価格とスペックのバランスが非常によく、ウェブ閲覧程度の低スペックなモデルから、動画編集ができる高スペックなモデルまで幅広く販売されています。

常に電源に接続する必要があり、一定のスペースを取ってしまうので、自宅で動画編集を行うという人にとってはこのデスクトップ型が最適だといえます。

ここではデスクトップ型のパソコンの特徴を解説していきましょう。

デスクトップパソコンの特徴は大きく挙げて以下の4つが挙げられます

  1. 画面が大きく作業しやすい
  2. 処理が重たい作業にも活躍しやすい
  3. 比較的安価で購入しやすい
  4. カスタマイズ性が高く状況に合わせた対応も可

一つ一つの項目を確認していきましょう。

画面が大きく作業しやすい

デスクトップパソコンは本体とモニターが別々になっているものがほとんどです。

一般的にモニター別売りの場合は23〜30インチ程度のものを選ぶことが多いため、13〜16インチの画面が中心であるノートパソコンよりも大きな画面で作業ができます。

モニターが広ければ作業をする際に複数のウインドウを同時に広げても、問題なく作業が可能です。

また、動画編集は映像を見ながらの作業がほとんどです。

大きなモニターの方がしっかりと映像の細部を見渡すことができるので、大きなモニターで作業出来るというのはそれだけで動画編集向きといえます。

モニターについては、こちらの記事でも取り扱っていますので、興味のある方は確認してみてください。

動画編集用モニターの選び方!ポイントとおすすめ製品をわかりやすく紹介

処理が重たい作業にも活躍しやすい

コンピューターが動作する際に、各パーツから熱が発生します。この時パーツから発生した熱でパソコンが高温になりすぎると、パフォーマンスを著しく低下させる場合があるのです。

そのため、冷却ファンなどを使って、パソコン内部の温度を下げる工夫がされているのですが、デスクトップパソコンは筐体が大きいことから冷却スペースを確保しやすく、発熱量の多いパーツを装備していても風通しの良い環境を維持できます。

4K動画など画質の良い動画を編集していると必ずといっていいほど処理が重たくなってきます。

だからこそ、デスクトップ型は動画編集に向いている部分があるといえるでしょう。

比較的安価で購入しやすい

ノートパソコンとデスクトップパソコンが同等のスペックだった場合、デスクトップパソコンの方が安価である傾向が高いです。

その分、デスクトップの場合はモニターやマウス・キーボードを別で揃えなければならないため、場合によっては同等程度の料金になることもあります。しかし、その分ノートパソコンよりも大きなモニター・使いやすいキーボードなどで作業が出来ることが多いため、結果的に同スペックのノートパソコンより作業しやすい状況になるケースがほとんどです。

最近はモニターと本体が一体型になっているモデルなど様々なものが出ているので一概には言えませんが、良いものを出来るだけ安価で揃えたいという希望がある場合は、デスクトップ型のパソコンを検討してもいいかもしれません。

カスタマイズ性が高く状況に合わせた対応も可

デスクトップパソコンの中でもWindowsのデスクトップパソコンであれば、購入後に部品を買い足して性能をグレードアップさせていくことも可能です。そのため、まずは最低限度のスペックのものを購入し、必要に応じて後から部品を追加していくということも選択できます。

動画編集に必要といわれる、CPU・メモリ・ストレージ・GPUはいずれも交換が可能であるため、自分が受けた案件に応じてパソコンと一緒に進化していくというのも楽しみ方の一つかもしれませんね。

ノートパソコンの特徴

ノートパソコンとは、持ち運びが可能なラップトップ型のパソコンのことです。Macでいうと「Macbook Air」や「MacbookPro」などがノートパソコンにあたります。

デスクトップ型と違って省スペースで、バッテリー内蔵という点から電源がなくても作業ができて持ち運びができる点がメリットではあるのですが、その分価格が高い製品が多いため、豊富な予算が必要になります。

また、デスクトップ型と違って搭載できるパーツの大きさが限られるため、スペックの制限が出やすかったり、拡張性が低いという弱点もあります。

ノートパソコンの特徴は大きく以下の4つを挙げることができます。

  1. 場所を選ばずに作業ができる
  2. 消費電力・電気代を抑えられる
  3. 停電時でも作業ができる
  4. 無線LANに対応している機種が多い

それぞれの項目について解説していきましょう。

場所を選ばずに作業ができる

ノートパソコンの一番のメリットは、何といってもこれでしょう。

省スペースでバッテリー内蔵・持ち運びも出来るため、作業の場所を選びません。

家で作業することに飽きたら、近所のカフェで作業するもよし。

旅行にパソコンを持って行って、旅先で仕事をする。

外部との打合せにももっていくことができる。

16インチ以上の大きなノートパソコンになると、持ち運びが若干大変にはなりますので、持ち運びを前提として考えるのであれば13~14インチくらいが適当ですが、16インチのパソコンでも持っていけないレベルではありません。

フリーランスの人の中には、パソコン一台で旅をしながらお金を稼いでいる人もいるので、そういった生き方に憧れる人になどにもノートパソコンはピッタリですね。

消費電力・電気代を抑えられる

ノートパソコンは一般的にデスクトップパソコンよりも消費電力を抑えられる傾向にあります。

一般的に、ノートパソコン・デスクトップパソコンの消費電力はそれぞれ

ノートパソコン ⇒ 平均20~30W

デスクトップパソコン ⇒ 平均50~150W

といわれています。

単純計算すると、ノートパソコンの方が約3~5倍ほど省電力性に優れていると言えそうですね。

電気代が気になる方は、ノートパソコンを選ぶという選択肢も良さそうです。

停電時でも作業が出来る

ノートパソコンは内蔵バッテリーがあるため、数時間程度であれば停電時でも作業が可能です。

頻繁に起こることではありませんが、万が一納期がギリギリの場面などで停電がおこってしまった場合、デスクトップパソコンではどうすることも出来ませんが、ノートパソコンであれば何とか作業が可能です。

そういったリスクヘッジの面からも、ノートパソコンにはメリットがあります。

無線LANに対応している機種が多い

デスクトップパソコンの場合、実は有線LANに対応していても無線LANに対応していない機種がそれなりに存在しています。

しかし、その点ノートパソコンであれば、デスクトップパソコンよりも無線LANに対応した機種が多く存在しています。

無線LANに対応していない場合、Wi-Fiでのネット接続がそのままではできず、万が一Wi-Fiを使いたい場合は別途外付けの子機を調達しなければなりません。

無線環境でパソコンを使用したいという人は、ノートパソコンの方がいいかもしれませんね。

結局おすすめはデスクトップ?ノート?

結論からいってしまうと、結局どちらがおすすめというのは人によります。

「どちらの方が動画編集に向いているか」という観点より、「どちらの方があなたの生活にマッチするか」という観点で選ぶ方がよいでしょう。

考え方の一例ですが、家でしか作業をしないのであればデスクトップ、色々と出先で作業をしたいと思うのであればノートという選び方もいいかもしれません。

もう一度それぞれの特徴をよく見て、あなたに向いているのがどちらかをよく考えてみましょう。

動画編集に向いているのはWIndowsかMacか

次に考えるのは、パソコンの根幹ともいえる「OS」です。

OSにはいくつか種類があるのですが、今回はもっともメジャーな「Windows」と「Mac」の2種類のOSについて考えていきましょう。

まずは、それぞれのパソコンの代表例

HWindowsの特徴

現在世界で最もシェアを獲得しているのが、Microsoft office社が作ったWindowsというOSです。

Windowsの最大の特徴は、「パソコン本体は色々な会社が作っている」ということです。パソコン自体は「NEC」「富士通」「東芝」などの日本企業や「マウスコンピューター」「DELL」「HP」など海外メーカーもあり、それぞれの会社が作ったパソコンを動かすためのシステムとしてWindowsのOSをいれています。

そのため、パソコン本体とOSでサポート体制が違うということは覚えておきましょう。

実際使っていく上でポイントとなる特徴としては

  • 利用者が豊富
  • 価格がリーズナブル
  • 拡張性が高い
  • BTOパソコンがある

というところを覚えておくといいでしょう。

それぞれについて解説していきます。

利用者が豊富

Windowsは全世界で最も大きなシェアを誇っています。

ユーザー数が多いということは、共通の困りごと・悩みを抱えている人も多いということです。

そのため、Windowsのパソコンで困ったことがあれば、ネット検索すると大体解決策が出てきます。

また、便利な機能をもったフリーソフトも多く、便利に使うことが可能です。

価格がリーズナブル

Macのパソコンに比べて、同程度のスペックのものであればWindowsの方がリーズナブルであることが多いです。

Macに関してはある種ブランドと化しているところもあるため、費用的にはかさみやすくなってしまいます。

出来るだけ安価に済ませておきたいのなら、Windowsを選ぶと良いでしょう。

拡張性が高い

Macのパソコンは購入時にスペックを決めてしまうとその後性能をアップグレードすることが非常に難しいです。

しかし、Windowsであれば、ノートパソコンでもメモリの拡張が可能であったり、デスクトップ型であればほとんどのパーツをグレードアップすることができます。

拡張性の高さという面では、Windowsに軍配があがりますね。

BTOパソコンもある

BTOとは「Build To Order」のことで、受注生産されたPCを指します。

自分だけのパーツ構成にすることで、オリジナルのパソコンを作ることができます。動画編集に使うパソコンであれば、そこに特化した性能を盛り込むことも可能です。

代表的なBTOパソコンサービスは「パソコン工房」「ドスパラ」「マウスコンピューター」などで、サポートなどもあるため、初心者でパーツ交換の方法にも詳しくないという方におすすめだといえます。

H3:Macの特徴

動画編集といえばMac!というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

実際、動画編集者の中でもMacを使っている人は非常に多くいます。

では、Windowsと比べてMacはどんな点が優れているのでしょうか?

大きく3つの理由を挙げることができます。

  • Apple社製のOS
  • iPhoneとの親和性が高い
  • 初心者にもおすすめ

では、これらの理由についても解説していきましょう。

Apple社製のOS

MacはApple社製のOSであり、Windowsと違って「Macbook」シリーズや「iMac」などのために作られたOSです。

つまり、マシンとOSの相性が非常に良く、誤作動などを起こしづらいのもメリットです。

また、OSとマシンが同じ会社から提供されているので、修理やトラブル対応についてもワンストップで可能というのが安心できるポイントですね。

iPhoneとの親和性が高い

これも同じく、iPhoneやiPadはApple社製の製品となります。

そのため、iPhoneで撮影したデータをエアドロップでMacに送ってそのまま編集ができたり、Macに搭載されている「Keynote」や「Numbers」などで作成した資料をiPadで確認したりと、データをやりとりして使うことができます。

日本人はiPhoneユーザーが多いので、この機能は非常に便利なものだといえます。

初心者にもおすすめ

Macを始めとするApple社の製品は、シンプルで直感的な操作が出来ることをコンセプトに作られました。

そのため、操作性は非常にわかりやすく、初心者の方にもおすすめです。

パソコン操作に自信が無いという人は、Macを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?

WindowsとMacどちらが結局おすすめ

結論からいうと、これも「どちらでも良い」です。

人によって、「絶対にWindowsが良い!」「Macでなければ認めない」という方もいらっしゃいますが、大事なのはここまで解説してきた機能・特徴のどれをあなたが重視したいか?という部分になります。

自分にもっともピッタリなOSを選んで動画編集を行ってください。

また、Windows・Macのどちらがいいかという内容については、こちらの記事でも取り扱っていますので、気になる方はぜひご覧ください。

【2024年】動画編集にはMacかWindowsどっちがいい?

動画編集に必要なスペック

動画編集を行うのに最も大切なのが、そのパソコンのスペックです。

正直、スペックさえしっかりと満たしていれば、デスクトップだろうがノートだろうが、WindowsだろうがMacだろうが関係ありません。

そんな所は自分の趣味の部分として好きに決めていただいて、それよりもスペックがしっかりしたものを選ぶようにしましょう。

動画編集を行うにあたって、スペックが足りていなければいちいち遅延やフリーズが発生してかなりのストレスになります。

それこそ、1つの動作を行うごとに数秒レスポンスが遅れるだけで、実際の動画編集としての作業時間が倍以上になってしまうなんてこともザラです。

また、スペックが足りていないばっかりに納期が遅れてしまっては、信用問題にもなってしまいます。

しっかりとしたスペックのマシンを選んでください。

CPUはCorei5・M1チップ以上

CPUを選ぶ際は、WindowsであればCorei5以上のものを。

Macであれば、M1チップ搭載のものを選ぶ様にしてください。

また、Windowsに関してもCorei5以上であればなんでも良い訳ではありません。

この「Corei〇〇」というシリーズに関しては「世代」というのもあり、当然世代が新しいほど処理速度が速くなります。初代のCorei7より、最新のCorei3の方が、処理速度としては上です。

その辺りも気を付けて選ぶようにしましょう。

これはあくまで一つの目安ですが、以下の表を見てください。

Core i5-12400 / Ryzen 5 5500フルHD動画編集・YouTube動画向け
Core i7-12700 / Ryzen7 5700Xシンプルな4K動画編集(YouTube投稿動画など)
Intel Core i7-12700K / Ryzen 9 5900X複雑な4K動画編集
Intel Core i9-12900K / Ryzen9 5950XRAW動画・4Kのマルチ編集(高度な4K動画編集)

ちなみに、「Ryzen」というのもWindowsのCPUの種類になります。

CPUを選ぶ際は、「Corei5」や「Corei7」「Ryzen5」などの横にある数字が、上記の表と同等か、それ以上のものを選ぶようにしましょう。

なぜCPUのスペックが必要か

CPUはパソコンの脳ともいわれており、情報処理の中心となる大事なパーツです。

当然脳の能力が低いと処理が遅くなってしまい、CPUによっては「動画編集ソフトが動かない」なんて自体にもなりかねません。

正直、上記の表に記載したものよりも性能が低いCPUなどでは、まともに動画編集をできないと考えた方がいいでしょう。

また、Macに関しては、M1チップ以上のものが搭載されているモデルであればなんでも大丈夫です。

非常に大事なパーツなので、しっかりとしたものを選んでください。

メモリは最低16GB以上

続いて考えるパーツは、PCのメモリです。メモリの正式名称はRAM(Random Access Memory)といって、CPUを「パソコンの脳」というのに対してメモリは「パソコンの作業台」と言われています。

PCのメモリに関しては最低限16GB以上、できれば32GB以上のものを選ぶようにしましょう。

なぜメモリが必要か

メモリの役割は、PCで処理したデータの一時的な保管場所です。そのため、パソコンの作業台といわれています。

ちょっとイメージして欲しいのですが、あなたが論文を書こうとしているとします。

本棚には沢山の資料が入っており、その参考資料をもとに論文を書いていきます。

本を1つとって参考内容を調べた後、作業台があれば、そこにその本を開いたまま置いておけるので、次にもう一度読みたくなった時にすぐ見ることができます。その作業台が大きければ大きいほど、沢山の本を作業台に開いたまま置いておくことができます。

しかし、作業台がなかったり、小さかったりしたら作業台に入りきらない本は毎回本棚に片づけて、また必要になった時にその本を探して、参照するページを探しなおさなくてはいけません。

これだと面倒だし、時間もかかりますよね。

今の例でいうと、論文を書くあなたが「CPU」、作業台が「メモリ」、本棚が「ストレージ」ということになります。

 メモリは大きければ大きいに越したことはなく、8GBで最低限というか、ギリギリです。

できれば16GB以上、理想としては32BG以上欲しいところですね。

8GB動画編集ソフトだけを起動して編集するならなんとか使える。ブラウザを起動したり、他のソフトを使うと動作が重くなる。
16GB複数のソフトを起動しても動画編集を快適に使える。フルHDの編集ならこれで十分。ただし4K画質や高解像度の画像処理になるとやや重くなる。
32GB~4K動画編集や高画質の画像処理も耐えうる性能。カラーグレーディングなど負荷の大きな作業も十分できる。

ストレージはSSD512GB以上

ストレージは先ほど本棚で表現しましたが、パソコン内のデータをしまっておく倉庫のような役割をしています。

動画編集で扱う動画データは非常に容量が大きいので、しっかりと容量を確保しておきましょう。

ストレージにはHDDとSSDの2種類がありますが、おすすめは「SSD512GB」以上のパソコンを選ぶといいですね。

ストレージが大きいものを選ぶ理由

まず、ストレージについて考える際に、HDDかSSDかという問題があります。

ここに関しては、余程の理由がない限り、SSDを選ぶようにしましょう。

HDDとSSDの特徴は以下のとおりです。

メリットデメリット
HDD価格が安価衝撃に弱い通信速度が遅い
SSD衝撃に強くデータが破損しにくい通信速度が速い価格が高い

HDDを使用した場合、データの保存や読み込みに時間がかかりストレスになるだけでなく、衝撃に弱いため、何かの拍子にデータが破損してしまう可能性があります。

クライアントから貰ったデータを破損させたり、編集データが破損したことによって納期に遅れたりすると、それもクライアントの信頼を失う要素になってしまいます。

ですので、ストレージはSSDを選びましょう。

また、容量についてですが、最低でも512GB以上の大きさを選ぶようにしましょう。

動画データは容量が非常に大きいです。4K動画などになると、素材1本で100GBを超える素材なんかも存在しています。

256GBのストレージでは小さすぎてすぐにいっぱいになってしまいます。

また、外部ストレージとして外付けのSSDを使うという方もいますが、それでもパソコン本体は512GB以上のものにしておきましょう。

動画編集ソフトやフォントデータなど、絶対にパソコン本体に保存しておかなければならないデータも存在していますし、動画素材をクライアントから受け取るときに、一旦本体のストレージにダウンロードするはずなので、容量が小さいと受け取れないなどの問題も発生してしまします。

GPUは「NVIDIA GeForce RTX3000番台」

GPUは映像処理に特化したパソコンのパーツになります。

動画編集は映像を扱う作業をしていくので、GPUの性能が弱い、もしくは無いものだと一気に処理が重たくなります。

GPUはいろいろ種類がありますが、Windowsの場合、「NVIDIA GeForce RTX3000番台」であれば無難です。

なかでも「NVIDIA GeForce RTX 3070」ならば、データの重い4K動画も効率よく編集してくれます。

Windowsのパソコンを購入予定であれば、こちらを検討しましょう。

ちなみに、Macの場合、M1チップ以上であればチップにしっかりと処理してくれるGPUがついています。

M1チップ以上であればあまり気にしなくても大丈夫でしょう。

GPUのスペックを上げる理由

GPUは映像処理に特化したパソコンパーツです。

このGPUの性能次第で、

  • レンダリング速度の向上
  • エンコード速度の向上
  • プレビュー画面のスムーズさの向上

などをはかることができます。

簡単に解説していくと

【レンダリング】

レンダリングとは、フィルターや字幕などを追加して、1つの映像データとして出力する機能です。

動画編集では、映像に字幕やフィルター、演出などを重ねて作成していきます。

その際に、重なっているものが多くなると、その部分だけが急激に重くなりカクついてしまいます。

動画編集をしていく上で、カクつきは非常にストレスになるため、一時的にその重い部分をレンダリングすると、「データが重なった状態」から「字幕や演出が入った一つのデータ」として読み込むことができるので、スムーズにプレビューすることができます。

【エンコード】

エンコードとはざっくりいうと、「映像や音声などの形式データを圧縮し、暗号化を行い、目的に応じた別データへ変換すること」です。

エンコードされていないデータは非常に膨大になるので、インターネット回線やサーバーを圧迫して通信が遅くなったり、動画が途中で途切れてしまう可能性があります。そのため、エンコードという工程が必要になります。

【プレビュー画面】

動画編集をおこなう際は、常に自分が編集した内容を「プレビュー画面」という画面をみながらすすめていきます。

この画面の中で、自分が挿入した字幕が正常に表示されるか確認したり、自分が挿入したアニメーションが正常に動作するかを確認しながら動画編集をおこなうのですが、GPUの処理能力が弱いと、プレビュー画面がカクついてしまいます。

先ほどもお伝えしましたが、カクつきは非常にストレスになるので、ある程度GPUはしっかりしたものを揃えておかなければいけません。

こうした部分から、GPUのスペックは向上させる必要があります。

動画編集に向いているパソコンスペック

ここまでの内容をまとめると、動画編集に向いているパソコンは以下の内容となります。

WindowsMAC
CPUCore i7 – 12700 以上M1チップ以上
メモリ16GB以上
ストレージSSD512GB以上
GPUNVIDIA GeForce RTX3000番台M1チップ以上

動画編集用のパソコンを購入する際はぜひ参考にしてください。

また、動画編集に向いているパソコンを選ぶ際にはこちらの動画も参考にしてみてください。

【完全解説】動画編集用パソコン6選と失敗しない選び方!初心者向けに値段とコスパで絞りました!【windows/mac】【ノート/デスクトップ】【副業/フリーランス】

【初心者必見🔰】絶対に失敗しない動画編集用パソコン6選【2023下期最新】【ノートパソコン/デスクトップ】

【2023年版】絶対失敗しない動画編集パソコンの選び方とおすすめ3選【副業】【フリーランス】

動画編集ソフトのおすすめ

スペックがしっかりしたパソコンの用意ができれば、後は動画編集ソフトを用意するだけで動画編集に取り組むことができます。

動画編集ソフトもいろいろなものがありますので、自分に合うものを選んでいきましょう。

動画編集のプロになるならAdobe「PremierePro」

プロ向けとして映像制作業界標準で使われているAdobe(アドビ)の動画編集ソフトです。

WindowsとMac両方のOSに対応しており、高機能でプロ並みの映像作品を制作できることで人気があります。ただし高機能である一方、初心者にとっては扱いが難しく感じることがあるかもしれません。

一方で、その性能の高さから、案件の募集でも「PremiereProが使える方限定」という案件が多く存在しています。

正直、今後あなたが動画編集でお金を稼いでいくのであれば、動画編集ソフトはPremierePro1択と考えていいでしょう。

Adobe Premiere Proは買い切りのソフトウェアではなく、Adobeのサブスクリプションサービスを契約することで利用できます。

また、Adobe Premiere Proを通常の値段よりも安く使う方法というのも存在しています。

場合によっては無料で使える可能性もありますので、これから本格的にプロとして動画編集を始めていきたい方はぜひその方法を使ってみてください。

【2023年度】Adobeコンプリートプランを半額以上割引にする方法【プレミアプロ】【副業】【フリーランス】

国内販売シェア1位「PowerDirector」

現在7年連続で国内販売シェア1位を獲得している、人気の動画編集ソフトです。

WindowsとMacの両方に対応しており、買い切りタイプとサブスクリプション版の2種類が存在しています。

価格もリーズナブル、かつ初心者でも使いやすい直感的に操作できるUIが人気で、これから動画編集を始めるひとに人気のソフトです。

Macユーザーにおすすめ「Final Cut Pro」

Apple社が自社開発している動画編集ソフトです。直感的に使えて初心者にも使いやすい上に、処理速度もはやいのでMacユーザーにおすすめの動画編集ソフトとなります。

Final Cut Proは買い切りタイプのみでサブスクリプションがありません。

どうしても月額で支払いたい場合は、Macのパソコンを購入する際に合わせてオプションとして選択し、そのままパソコンごと分割払いにしてしまうのがいいでしょう。

また、Macユーザーの中にはFinal Cut Proを使っているユーザーも多いため、わからないことがあった時に検索して解決しやすいのも特徴です。

Apple純正の無料動画編集ソフト「iMovie」

こちらもApple社の純正動画編集ソフトですが、Final Cut Proと違って無料のソフトになります。

無料である分、Final Cut Proより編集の自由度は落ちますが、それでもハイクオリティな動画を作ることができて、iPhone・iPadでも編集が可能ということで初心者には人気の動画編集ソフトです。

iMovieについてはこちらの記事でも詳しく解説しておりますので、ぜひ一度確認してみてください。

【初心者向け】iMovieの基本的な使い方!動画編集の方法を紹介【Mac】

無料で使える多機能動画編集ソフト「Shotcut」

Shotcutは無料で使える海外製の動画編集ソフトです。

海外製ではあるものの、標準で日本語に対応してくれており、非常に多機能なことから多くのユーザーに親しまれています。

動作も軽く、動画編集に必要なことは一通り行えるのが魅力です。

ただし、サポートに関しては日本語での対応がほとんど無く、解説サイトも英語のものが多いため、使い方がわからないときや不具合が発生した際に調べて対処することが困難なソフトとなっています。

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まとめ

現在動画編集を学ぼうとしている人が非常に多く、AIMに入学をしてくる人も非常に増えています。

あなたが動画編集をしようとなった時に、しっかりしたパソコンをもっていればいいですが、必ずしも動画編集に適したパソコンをもっているかといえば、そうでない可能性も高いでしょう。

パソコンは安いものではありませんので、そう何度も購入できるとは限りません。

だからこそ、失敗しないように、パソコン選びは慎重に・妥協無く、しっかりとした基準を持って選んで下さい。

この記事に記載してあるスペックを参考に選んでいただければ、パソコン選びで失敗することは無いはずです。

自分のパソコンを手に入れて、これからの人生を変えるべく、動画編集を行っていきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

「人生革命」を軸に事業を展開。早稲田大学政治経済学部在学中に動画フリーランスとして活動し、株式会社 All in Motionsを創業。YouTubeマーケティングをハックし、自社YouTubeチャンネルを4つ運用。2022年「動画編集」キーワードで総登録者数日本一を達成。動画編集スクールAIM Creators Collegeを設立し、現在受講者数900名を突破。半年以内に目標到達させる成功確率は脅威の88%で国内No.1の再現性を誇る。スクール事業で社会人教育の在り方を創造し、動画マーケティングを軸に企業の成長支援をおこなう。

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