CapCutは使いやすいインターフェースと豊富な機能で人気の動画編集アプリです。
とくにSNS向けの動画作成に適しており、多くのクリエイターが愛用しています。
そんな動画編集において、非常に重要な要素の一つとされているのがフォントの選択。
適切なフォントを使用することで、視聴者に与える印象やメッセージの伝わり方が大きく変わります。
そこで今回は、CapCutにフォントを追加する方法(Mac/Windows)と、初期搭載されているフォントの紹介、さらにおすすめの無料フォントやダウンロードサイトについて詳しく解説します。
初心者からプロまで、どなたにも役立つ情報をお届けしますので、ぜひ最後までお読みください。
パソコン版CapCutにフォントをインストールする方法
CapCutは無料で利用できる動画編集ソフトです。
最初から利用できるフォントもありますが、新たにフォントをインストールすることで、さらに豊かな表現がかのうになります。
CapCutにフォントをインストールするのは難しくありません。
特定の手順に従うことで、簡単に新しいフォントを追加し、動画編集に活用することができます。
CapCutにフォントをインストールしたい場合、そのCapCutを使うデバイス自体にフォントを入れてしまえばいいのです。
そこで今回は、MacおよびWindowsにフォントをインストールする具体的な手順を詳しく説明していきましょう。
ただし、注意点として、フォントによって「商用OK・個人利用のみ・要相談」などあります。
事前にしっかり確認するようにしましょう。
Macにフォントをインストールする方法
Macにフォントをインストールする手順は非常にシンプルです。
以下のステップに従ってインストールを行なってください。
フォントのダウンロード
まず、インターネット上からお好みのフォントをダウンロードします。
後ほど詳しく説明しますが、「Google Fonts」や「DaFont」などのサイトを利用すると、豊富なフォントを無料で手に入れることが可能です。
今回は、「Google Fonts」の「Raleway」というフォントをダウンロードしました
フォントファイルの解凍
ダウンロードしたフォントファイルが圧縮されている場合は、まずは解凍する作業が必要になります。
通常は、.zip形式で提供されることが多いようです。
ダウンロードした.zipファイルは通常「ダウンロード」フォルダに保存されます。
ダウンロードフォルダを開き、解凍したい.zipファイルを見つけ、.zipファイルをダブルクリックしてください。
すると、ファイルが自動的に解凍され、同じフォルダ内に新しいフォルダが作成されます。
この新しいフォルダに、圧縮されていたすべてのファイルが含まれています。
フォントのインストール
解凍したフォントファイル(Macの場合は、.ttfファイル)をダブルクリックします。
「フォントブック」というアプリが自動的に開きますので、「インストール」ボタンをクリックしてください。
これでフォントがシステムに追加されているはずです。
CapCutでの利用
CapCutを開き、テキスト編集モードに移動します。
フォントの「システム」をクリックして、フォントリストに新しくインストールしたフォントが表示されていることを確認してください。
ダウンロードしたフォントがリストに記載されていれば、それを選んで動画編集に活用することができます。
これで、Mac版のキャップカットにフォントをインストールすることができました。
Windowsにフォントをインストールする方法
Macと同様、Windowsでもフォントをインストールする手順はとても簡単です。
以下のステップに従って進めてください。
フォントのダウンロード
まず、インターネット上からお好みのフォントをダウンロードします。
Google FontsやDaFontなどのサイトを利用すると、豊富なフォントが無料で手に入ります。
フォントファイルの解凍
ダウンロードしたフォントファイルが圧縮されている場合は、まず解凍します。
通常、.zip形式で提供されることが多いようです。
「Macにフォントをインストールする方法」で紹介したプロセスを参考にして進めてください。
フォントのインストール
解凍したフォントファイル(Windowsの場合は、otfファイル)を右クリックしてフォントファイルを開くとインストール画面があらわれます。
ここで「インストール」を選択すると、フォントがシステムに追加されます。
CapCutでの利用
CapCutを開き、テキスト編集モードに移動します。
フォントリストに新しくインストールしたフォントが表示されていることを確認してください。
これで、好きなフォントを選んで動画編集に活用できます。
CapCutに最初から入っているフォント
CapCutには、初期設定で複数のフォントが用意されています。
これらのフォントは、基本的な動画編集に十分対応できるように設計されています。
とくに、シンプルで読みやすいフォントが多いため、テキストを目立たせたり強調したりしたい場合に便利です。
CapCutに最初から入っているフォントのおすすめ
CapCutに最初から入っているフォントの中で特におすすめのフォントをいくつか取り上げて紹介しましょう。
システム
各デバイスの標準フォント(Macなら「San Francisco」、Windowsなら「Segoe UI」など)を指します。
シンプルで見やすく、動画編集に適しています。太さやスタイルも豊富で、どんな動画にも合わせやすいでしょう。
ブロック
「ブロック」フォントは、太字で角ばったデザインが特徴的なフォントです。
インパクトがあり、SNS投稿のタイトルやテロップに使うと目を引きます。
文字の大きさや色を調整することで、さらに個性的な表現が可能です。
ポップでカジュアルな雰囲気を演出したい時にぴったりのフォントです。
見出しゴシック
力強く視認性の高いフォントです。太くはっきりとした線で構成され、タイトルや見出しに使うと、動画の中でひときわ目立ち、視聴者の注意を引きつけます。ニュース番組のような、信頼感や安定感を演出したい時に最適です。文字サイズやカラーを調整することで、さらにインパクトのある表現が可能です。
手書き
温かみのある手書き風のデザインが特徴です。
可愛らしいものからスタイリッシュなものまで、様々なバリエーションがあり、動画の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
手書き文字ならではの個性を活かして、メッセージをより印象的に伝えたい時に最適です。
手書きフォントを効果的に活用すれば、動画に親近感やオリジナリティを加えることができます。
コミック
その名の通り漫画の吹き出しをイメージさせる親しみやすいフォントです。
手書き風の柔らかな曲線が特徴で、カジュアルでポップな雰囲気を演出できます。
ウェイトは太字のみですが、文字の大きさを調整することで、インパクトのある表現も可能です。
YouTubeのサムネイルやSNS投稿など、若者向けのコンテンツに特におすすめです。
これらのフォントを効果的に組み合わせることで、動画の見栄えを大幅に向上させ、動画の印象を大きく変えることができます。
それぞれのフォントの特徴を理解し、目的に合わせて使い分けることが大切です。うまく使い分けてください。
CapCutに追加したいフォント10選とおすすめサイト
CapCutでさらに個性的な動画を作成するために、ぜひとも新たに追加しておきたいフォントを紹介します。
また、新しいフォントをダウンロードできるおすすめサイトも併せてご紹介しましょう。
ぜひ参考にしてみてください。
CapCutに追加したいフォント10選
CapCutに追加したいフォントの中でも、とくにおすすめできるフォントを10こ厳選しました。動画の内容を選ぶことなく使いやすい汎用性の高いものから、個性的なものまで多種多様なものを集めました。気に入ったものが見つかったなら、ぜひ動画制作に取り入れてみてください。
源真ゴシック
「源真ゴシック」は、動画編集においても高い汎用性を誇るフォントです。
ウェイトのバリエーションが豊富なので、動画の雰囲気や用途に合わせて太さを選ぶことができます。
特に「ExtraLight」は、可読性が高く、テロップや字幕に最適です。
TrueType形式で提供されているため、PowerPointで作成したスライドを動画に組み込む際にもフォントが崩れる心配がありません。商用利用も可能なフリーフォントなので、安心して動画編集に使用できます。
引用:https://fontfree.me/805
源ノ角ゴシック
動画編集においても汎用性の高いフォントです。
ウェイトのバリエーションが豊富で、動画の雰囲気や用途に合わせて太さを選ぶことができます。
特にウェイトの細い「ExtraLight」は、テロップや字幕に最適です。
こちらも可読性が高く、視聴者に情報をスムーズに伝えることができます。
また、Adobeが提供するオープンソースフォントなので、商用利用も可能です。
引用:https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/source_hansan/
M+ FONTS
汎用性の高いフォントです。
シンプルでクセのないデザインは、どんなジャンルの動画にも馴染みやすく、可読性も抜群。
ウェイトの種類も豊富なので、タイトルやテロップ、字幕など、用途に合わせて使い分けられます。
また、オープンソースフォントなので、商用利用も無料で可能です。
引用:https://en.wikipedia.org/wiki/M%2B_FONTS
Noto Sans JP
Googleが提供するオープンソースフォントで、動画編集にも適しています。
日本語のウェイトバリエーションが豊富なので、動画の雰囲気や用途に合わせて太さを選ぶことができます。
特に、細いウェイトはテロップや字幕に最適です。
可読性が高く、視聴者に情報をスムーズに伝えることができます。
また、Windows、Mac、Linuxなど、様々なOSに対応しているため、共同作業にも便利です。
引用:https://fontmeme.com/fonts/noto-sans-jp-font/
Kosugi Maru
親しみやすさや可愛らしさを演出したい際に最適なフォントです。
丸みを帯びたデザインが特徴で、特に女性や子ども向けのコンテンツに効果的です。
ウェイトは太字のみですが、文字の大きさを調整することで、柔らかい雰囲気からインパクトのある表現まで幅広く対応できます。
手書き風の温かみを感じさせるため、VlogやYouTubeのオープニング、エンディングなどにもおすすめです。
引用:https://fontmeme.com/fonts/kosugi-maru-font/
VL ゴシック
動画編集において高い視認性を誇るフォントです。
ニュース番組などでも使用されるほど信頼性があり、特にテロップや字幕に最適です。
ウェイトのバリエーションも豊富で、動画の雰囲気や用途に合わせて太さを調整できます。
ゴシック体特有の力強さと読みやすさを兼ね備え、情報を正確に伝えたい場面で活躍します。
商用利用も可能なため、安心して動画制作に活用できます。
引用:https://fontsgeek.com/fonts/vl-gothic-regular#google_vignette
UD デジタル 教科書体
読みやすさを追求したユニバーサルデザインフォントです。
視認性が高く、特に教育系の動画や字幕、解説動画などに最適。
文字が大きく、字間も広いため、小さな画面でも読みやすいのが特徴です。
また、ウェイトの種類も豊富で、動画の雰囲気に合わせて太さを調整できます。
ただし、デザイン性よりも可読性を重視しているため、おしゃれな動画には他のフォントの方が向いているかもしれません。
引用:https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1086484.html
ラノベPOP V2
人気の高いフリーフォントです。
ライトノベルの表紙を彷彿とさせる親しみやすいデザインで、視聴者の目を引きます。
油性マジックで書いたような手作り感が特徴で、カジュアルな雰囲気の動画にぴったりです。
ウェイトは太字のみですが、文字の大きさを調整することで、タイトルやテロップ、効果音など、様々なシーンで活用できます。
引用:https://booth.pm/ja/items/2328262
装甲明朝
Adobeの「源ノ明朝」をベースに、ステンシル風の加工が施されたフリーフォントです。
力強く、ミリタリーな雰囲気を醸し出し、動画のテロップやタイトルに使うと、インパクトのある映像に仕上がります。
ウェイトは太字のみですが、文字の縁がかすれたような加工がされているため、単調にならず、味のある表現が可能です。
特に、ミリタリー系の動画や、力強さを表現したいシーンにおすすめです。
引用:https://booth.pm/ja/items/1028555
ニコモジ
ニコニコ動画のロゴをモチーフにした親しみやすいフォントです。
直線と曲線が組み合わさった独特のデザインで、ポップでカジュアルな雰囲気を演出できます。
ただし、漢字には対応しておらず、ひらがな・カタカナ・アルファベットのみ使用可能です。
YouTubeの字幕やテロップ、SNSの動画投稿など、若者向けのコンテンツやエンタメ系の動画編集に特におすすめです。
引用:https://fontfree.me/1026
これらのフォントは、いずれも無料で商用利用が可能です。
動画のジャンルやターゲット層に合わせて、最適なフォントを選んでみてください。
ほかにも実に多様なフォントがあります。
好みのフォントを見つけて動画編集を楽しみましょう!
おすすめのフォントダウンロードサイト
フォントはさまざまなサイトからダウンロードすることができますが、中には危険なサイトもあるので注意が必要です。
ここでは、安心して利用できる実績のあるサイトを5つピックアップしてご紹介します。
FONT FREE
動画編集に役立つフリーフォントが豊富に揃うダウンロードサイトです。
明朝体やゴシック体などの基本的なフォントはもちろん、手書き風やポップ体など、動画の雰囲気に合わせて選べる多様なフォントが魅力。
商用利用可能なフォントも多く、安心して利用できます。
また、日本語フォントも充実しており、動画のテロップや字幕に最適なフォントが見つかります。
引用:https://www.creativebloq.com/typography/free-web-fonts-1131610
FONTDASU
クリエイターが制作した個性的なフォントが豊富に揃うサイトです。
手書き風、ポップ、レトロなど、様々なジャンルのフォントが見つかるため、動画の雰囲気に合わせたフォント選びが可能。
商用利用可能なフォントも多く、安心して動画編集に活用できます。
ただし、一部フォントは個人利用のみのものもあるので、利用規約をよく確認しましょう。
引用:https://github.com/fontdasu/ShipporiAntique
Google Fonts
Webフォントとして利用できる豊富な種類のフォントを無料で提供しています。
日本語フォントも充実しており、Noto Sans JPやM PLUS 1pなど、可読性の高いフォントが揃っています。
動画編集ソフトにダウンロードしてテロップや字幕に利用できるほか、Webサイトやプレゼンテーション資料の作成にも活用可能。
商用利用も可能で、安心して利用できる点も魅力です。
引用:https://fonts.google.com/?subset=japanese&script=Hira
FONT BEAR
日本語フリーフォントに特化したダウンロードサイトです。
動画編集に使いやすいフォントが豊富で、ひらがな・カタカナ・漢字のフォントをそれぞれ探せるのが特徴。
手書き風やポップ体など、動画の雰囲気に合わせて選べるので、テロップや字幕に個性を出したいときに便利です。
商用利用可能なフォントのみ表示できるフィルタもあり、安心して利用できます。
https://fontbear.net/
SANKOU! FONT
商用利用可能な日本語フリーフォントに特化した検索サイトなので、動画編集で使いやすいフォントを探す際に便利です。
「イメージ」や「おすすめ用途」などで絞り込み検索ができ、フォントの雰囲気を掴みやすい組見本も確認できます。
ダウンロード前に実際に文字を入力してプレビューできるフォントもあり、動画編集に最適なフォント選びをサポートしてくれます。
引用:https://sankoufont.com/
ほかにもさまざまなフォントダウンロードサイトがあります。信頼できる情報を参考に、いろいろ探してみるとよいでしょう。
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まとめ
今回は、動画編集ソフトCapCutで使えるフォントを増やす方法をご紹介しました。
CapCutに元々入っているフォントの種類や、パソコン版CapCutに新しいフォントをインストールする手順はご理解いただけましたでしょうか?
今回ご紹介したおすすめフォント10選や、無料でフォントをダウンロードできるサイトと合わせて、今後の動画編集にぜひ役立ててください。
「CapCutのフォントの種類が少ない」「もっとおしゃれなフォントを使いたい」と感じていた方も、この記事を読めば、表現の幅が広がるはずです。
ぜひ、色々なフォントを試して、CapCutでの動画編集をもっと楽しんでください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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