「動画編集ディレクターって、編集者と何が違うの?」
「動画編集ディレクターは、キャリアアップになるの?」
「需要や将来性はどうなの?」
動画編集の仕事に携わる方なら「動画編集ディレクター」という職種について、一度は耳にした経験があるかもしれません。
しかし、どのような仕事を行うのか、あるいは編集者からのキャリアアップの選択肢にしても良いのかなど、詳細がわからない、という方も多いのではないでしょうか。
結論、仕事の幅も広がり、収入もアップするので、全員ディレクターを目指すべきです!
本記事では、動画編集ディレクターを含めた1,100名以上の卒業生を輩出したスクール運営の実績をもとに、動画編集ディレクターに関する4つの項目を解説します。
- 動画編集者とディレクターの違い
- 需要、年収、やりがい
- ディレクターになるための3ステップ
本記事を読むことで、動画編集ディレクターの仕事内容を理解し、将来のキャリアプランに役立ちます。ぜひ最後まで読んでみてください。
なお「AIM Creators College」では、ディレクターに必要な交渉や提案技術なども、実務経験豊富な講師から効率良く学習可能です。
講師は2名体制で6ヶ月間徹底サポートしますので、回り道をせず最短でディレクターを目指したい方は、ぜひ以下のリンクから個別相談に申し込んでみてください。
動画編集ディレクターと編集者の違いを3つ紹介
動画編集ディレクターと編集者の違いがよくわからないという方もいると思います。そこで、次に両者の違いを見ていきましょう。
異なる点は、次の3つです。
- プロジェクト上の役割
- 必要なスキル
- 業務範囲
それぞれ詳しく解説します。
1.プロジェクト上の役割
動画編集者はディレクターからの指示に基づいて映像素材を編集し、動画を完成させるのが役割です。
一方「動画編集ディレクター」はプロジェクト全体の管理と、クオリティを担保する役割を担います。
例えば、クライアントの思いを表現するために編集者へ修正を指示することも。このように、クライアントへの価値提供を最優先に業務を行う点が、編集者との違いと言えるでしょう。
2.必要なスキル
動画編集者に求められるスキルは、映像ソフトの操作能力やエフェクトの追加、音声編集などの作業スキルが重要視されます。
しかし、動画編集ディレクターの場合は、更に多くのスキルが必要です。編集技術はもちろん、スケジュール管理やコミュニケーション能力など、求められるスキルが多くなります。
特にプロジェクトを円滑に進めるために、チームをまとめる力が求められることもディレクターの特徴と言えるでしょう。クライアントの要望をヒアリングし、チームメンバーに落とし込むなど、マネジメント力が問われる点が編集者と異なる部分です。
3.業務範囲
動画編集者は、ディレクターの指示に従って編集作業を行い、クオリティの高い作品を作るのが目的です。
一方で動画編集ディレクターは、クライアントから依頼された案件管理のほか、次のような業務も実施します。
- 案件の受注
- 企画の作成や提案
- 制作物の内容や編集スタイルの決定
- チームメンバーの採用や教育
- スケジュールの進捗管理
- 制作物の品質チェック
このように、動画編集者は動画制作の作業部分を担当し、ディレクターは編集者の作業を含めたプロジェクト全体の業務に携わる点が大きく異なります。
編集者とディレクターの違いを知りたい方は関連動画「【必見】動画編集者の仕事のやり方!正解をガチクライアントが教えてくれました【副業】【フリーランス】」にて、クライアント目線から詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください。
動画編集ディレクターの需要は増えている
本項目では、動画編集ディレクターの需要と年収について解説します。
- 【結論】動画編集ディレクターの需要は増加傾向にある
- 動画編集ディレクターの平均年収は約448万円
ひとつずつ、チェックしていきましょう。
1.【結論】動画編集ディレクターの需要は増加傾向にある
サイバーエージェントの調査によると、動画広告市場は2023年に6,253億円、2024年は7,209億円、2027年には1兆228億円に達する見込みです。
多くの企業が動画広告に力を入れており、企画力とマネジメント能力を持つ動画ディレクターの需要が高まっています。また、求人数においてもその傾向は顕著です。動画編集ディレクターの求人数は編集者と比べて少なく、ディレクターには希少性と専門性が求められていると言えるでしょう。
動画編集者の需要もディレクターと同様に継続する見込みです。しかし、カット編集やテロップ挿入といった単純作業しかできない編集者は受けられる案件が少なく、価格競争により稼ぎにくくなると言えるでしょう。
2.動画編集ディレクターの平均年収は約448万円
「求人ボックス」の調査結果では「映像ディレクター」の平均年収は、448万円と発表されています。
300万円台から700万円台まで幅があり、収入は経験やスキル、プロジェクトの規模などによって変動します。より高度な案件を受注できるディレクターになれば、平均年収を上回ることも十分可能です。
ディレクター職は需要が高く希少性があるため、編集者よりも高い年収を得られます!
年収をアップさせたい方は、動画編集者からディレクターを目指すのがおすすめです。
動画編集ディレクターが感じる3つのやりがい
動画編集ディレクターは、責任の重い仕事です。しかし、同時にやりがいもあります。
主なものは、以下の3つです。
- 動画編集者の時よりも大きな喜びを実感できる
- 動画編集者では経験できない規模の仕事に挑戦できる
- 実績とスキルが増えるためキャリアパスが広がる
詳しく解説していきます。
1.動画編集者の時よりも大きな喜びを実感できる
動画編集ディレクターは「クライアントの目的や理想をいかに表現するか」が問われるため、常に試行錯誤が必要です。しかし、努力の末にクライアントの思い通りの作品が完成した時の達成感は、動画編集者では味わえません。
時には厳しい要求に応えなければいけませんが、苦労した分喜びも倍増します!
ディレクターは仕事に対する責任の重さはありますが、チームとしてプロジェクトをやり切った時の達成感はモチベーションにもつながります。
クライアントに感謝された時の喜びは格別です。
2.動画編集者では経験できない規模の仕事に挑戦できる
動画編集者の場合は、部分的な作業を任されるケースも多いです。一方、ディレクターは案件完了まで数ヶ月を要するプロジェクトを丸ごと担当することも珍しくありません。
また、ディレクターになれば、手がけられる案件の規模も広がります。例えば、YouTube動画の編集や数百万円規模の企業PR動画、テレビCMなど編集者では受注が難しい仕事も受注できる可能性があるでしょう。
こうした大規模なプロジェクトの受注はプレッシャーもあります。しかし、チーム全体で時間をかけて作り込んだ作品は、関わったメンバー全員の誇りとなるでしょう。
大きなプロジェクトを成功させた達成感は、プロとしての自信にもつながります!
編集者としての作業に物足りなさを感じているなら、ディレクターを目指してみるのもよいでしょう。
3.実績とスキルが増えるためキャリアパスが広がる
動画編集者は主に編集技術で評価されますが、動画編集ディレクターには、以下のような「実務能力」が求められます。
- 企画力:動画内容を企画し、視聴者の興味を引く構成を作る
- マネジメント能力:プロジェクト進捗を管理し、チームを運用する
- コミュニケーション能力:クライアントへのヒアリング、チームへの指示伝達
- 問題解決能力:予期しない変更やトラブルに対して柔軟な対応ができる
これらのスキルは案件をこなすことで徐々に磨かれていくため、結果として幅広いキャリアパスが開けます。制作会社で中核メンバーとして活躍したり、フリーランスとして独立したりと、自分に合った働き方を選択できるようにもなるでしょう。
また、手がける案件の種類によって専門性を高めることも可能です。「企業ブランディング動画の制作なら、あのディレクター」といった具合に、特定分野のスペシャリストとして認知される道も目指せます。
自分の興味や適性に合わせてキャリアを選べる柔軟性は、ディレクターならではの魅力と言えるでしょう。
しかし、動画編集ディレクターに求められるスキルは、独学で習得するには時間がかかってしまいます。
「AIM Creators College」なら、ディレクター経験のある講師からフィードバックを受けながら、最短・最速で必要なスキルを習得可能です。特に、1人の生徒に対し2名体制で目標を達成するまで指導していく体制を取っているため、悩みや不安があってもすぐに解決できます。
動画編集者からのキャリアアップを目指す方は、ぜひ下記リンクより無料相談に参加してみてください。
動画編集ディレクターになるための3ステップ
動画編集ディレクターになるためには、3つのステップに沿って成長していくことが大切です。
- ディレクター目線を意識して編集に取り組む
- 動画編集ディレクター案件用のポートフォリオを作る
- 動画編集ディレクターに必要なスキルを身につける
それぞれ詳しく解説していきます。
1.ディレクター目線を意識して編集に取り組む
まずは普段の編集作業中に「自分が動画編集ディレクターならどうするか?」という意識を持って取り組んでみましょう。そのために取るべき行動は次の3つです。
- 受けた指示の「意図・理由」を質問してみる
- ターゲット層に合わせた編集手法を自分なりに考えてみる
- ディレクターの修正例を分析し改善ポイントをメモしておく
これらの行動が重要な理由は、指示通りに編集するだけでは、将来ディレクターとして求められる説明力や分析力が身に付けられないからです。
指示の意図や目的を説明できないディレクターは、編集者だけでなく、クライアントからも敬遠されます!
ディレクター目線を持って業務に取り組めば、次第に指示の意図を理解した効果的な編集ができるようになり、コミュニケーションも円滑になっていきます。
少しずつで良いので「ディレクターならどうするだろう?」と意識しながら、日々の編集作業に取り組んでみてください。
2.動画編集ディレクター案件用のポートフォリオを作る
動画編集者からディレクターへステップアップするには「なぜこの人にディレクターを任せられるのか?」が伝わる専用のポートフォリオが必要です。
動画編集者用のポートフォリオは「このような編集ができます」という技術力の提示で十分でしょう。しかし、ディレクターの場合は「クライアントの要望に応える提案力」も求められます。
そのため、編集者用とは異なる視点でのポートフォリオ作成が必要です。
ディレクター用のポートフォリオ作成時には、次の要素を含めて作成しましょう。
記載項目 | 詳細 |
---|---|
マネジメント実績 | ・担当したプロジェクトの規模(予算・人数・期間) ・スケジュール管理や予算管理の具体的な手法 |
提案事例と得られた成果 | ・クライアントの課題に対して自分が行った提案内容 ・提案による成果や改善点(数値化できるものは数値で記載する) |
作業経験のあるジャンル | ・手がけた動画ジャンルは全て記載しておく ・特に得意なジャンルがあれば強調する |
編集作業以外の実務経験 | ・進行管理や連絡業務など、ディレクターに近い仕事の経験を書く ・一部しか経験がなくとも、ディレクション能力をアピールできる |
上記の項目を記載しておけば、動画編集ディレクターを目指すクライアントに対して、効果的にディレクター適性をアピールできます。
特に「マネジメント実績」や「得られた成果」には、数値や具体例を交えて記載すると、より説得力のあるポートフォリオを作成可能です。
実績が少ない場合は、ディレクターとしての適性をアピールできそうな案件獲得を目指しましょう!
実際に、ディレクター向けのポートフォリオの書き方を知りたい方は、関連記事「動画編集者が作るべきポートフォリオはコレだ!重要性や作り方のコツもご紹介」で詳細を解説しています。
クライアントの目を引く書き方や、記載時の注意点も解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
3.動画編集ディレクターに必要なスキルを身に付ける
編集者から動画編集ディレクターへのステップアップには、実務を通じて以下のスキルを習得していく必要があります。
- 企画力:クライアントの要望を企画に落とし込む
- マネジメント能力:予算配分やスケジュール管理
- コミュニケーション能力:クライアントやチームメンバーと円滑にやり取りする
これらのスキルが求められる理由は、クライアントが求める「成果」を実現するためです。
動画制作の最終目的は、ブランドイメージの向上や売上増加など、クライアントのビジネス課題を解決することにあります。そのため、課題解決に必要な企画立案・ディレクション・チームマネジメントまで、プロジェクト全体を統括できる総合力が求められるのです。
これらのスキルは独学でも習得できますが、スキルを学べる案件が限られることや、体系的な学習が難しいという課題があります。
そこでおすすめなのが、動画編集スクールへの入学です。スクールでは、企画立案からチームマネジメント、クライアントコミュニケーションまで、ディレクターに必要なスキルを効率的に学べます。
動画編集ディレクターとして、回り道をせずにキャリアアップしたい方は、動画編集スクールへの入学を検討してみてください。
最短でディレクターを目指すなら「AIM Creator College」がおすすめ
動画編集ディレクターに求められるスキルは、独学で学ぶには時間がかかったり、実務だけでは偏った経験になったりします。そのため、動画編集ディレクターとしての実体験が豊富な先輩から学ぶのが効率的です。
「AIM Creators College」なら、ディレクター経験のある講師からフィードバックを受けながら、最短・最速で必要なスキルを身につけられます。特に、1人の生徒に対し2名体制で目標を達成するまで指導していく体制を取っているため、悩みや不安があってもすぐに解決可能です。
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