動画編集をする際は、ソフトでの編集作業から最終的な動画の書き出しまでを行います。
特に最後の「書き出し」は、動画を最適にアップロードするための大切な工程です。
しかし、動画編集を仕事にするクリエイターでも、この書き出しをしっかりと理解できているでしょうか?
もし適切に動画の書き出しができなければ、クオリティの低下や時間の無駄が発生してしまう恐れがあります。
「どうすれば効率的に高品質な動画を作成できるのか?」と悩んでいる方のために、今回は【Davinci Resolve】での動画の書き出し方法について詳しく解説していきます!
本記事を読めば
- 動画の書き出し方法が分かる
- DaVinci Resolveの操作方法が分かる
ので、ぜひ最後までご覧ください!
DaVinci Resolveの書き出し形式
書き出し方法を解説する前に、まずはDaVinci Resolveが提供する機能について紹介します。
DaVinci Resolveには、「レンダー」と「クイックエクスポート」という2つの書き出し形式が備わっています。
それぞれの特徴が異なるため、使用目的を考えて選択しましょう!
レンダー
DaVinci Resolveで最も多機能な書き出し方法です。
この形式を選ぶと、動画の品質、解像度、フレームレートなど、細かな設定をカスタマイズすることができます。
例えば、専門性の高い用途や、特定のメディアフォーマットに合わせて最適化された動画を書き出したい場合に適しています。
設定項目が多いため、初めて使う際にはやや時間がかかるかもしれませんが、一度設定を理解すれば、高品質な動画を書き出すための強力なツールとなります。
クイックエクスポート
迅速かつ簡単に動画を書き出すための機能です。
この形式を使用すると、あらかじめ設定されたプロファイルから選ぶだけで簡単に書き出しが可能です。
YouTubeやInstagramなどのプラットフォーム向けに最適化された設定が用意されているため、初心者でも迷うことなく高品質な動画を作成できます。
この方法は細かな設定が不要で、素早く動画を完成させたい場合に非常に便利です。
DaVinci Resolveでこれらの書き出し形式を使い分けることで、初心者から上級者まで幅広いニーズに対応できます。
まずはシンプルなクイックエクスポートから始め、徐々にレンダーの詳細設定にも挑戦してみるのがおすすめです!
DaVinci Resolveでプロジェクトを保存する方法
編集が終わったプロジェクトは、必ず保存しましょう!
もしソフトがフリーズして動かなくなった場合、保存が完了していないと今までの努力が無駄になってしまいます。
そうならないためにも、書き出しを行う前にこちらの工程は忘れずに行ってください!
DaVinci Resolveでプロジェクトを保存するには、以下2つの方法があります。
- メニューバーの「ファイル」から保存する
- コマンドキーで保存する
メニューバーの「ファイル」から保存する
メニューバーの「ファイル」から、「プロジェクトを保存」をクリックします。
コマンドキーで保存する
以下のキーボードを押せば、プロジェクトが保存されます。
- Mac:「Command」+「S」
- Windows:「Ctrl」+「S」
これでプロジェクトの保存は完了です!
【レンダー】DaVinci Resolveで書き出す方法
始めに、「レンダー」形式で動画を書き出す方法を解説します。
「レンダー」形式の書き出し方法は、以下の手順で行います。
- レンダーを選択する
- カスタマイズする
- 動画を書き出す
レンダーを選択する
まずは画面下の「デリバー」をクリックし、画像のようなページに移動します。
カスタマイズする
左側の「Custom Export」から
- ファイル名
- 保存先
- レンダー ※「単一のクリップ」を選択
を設定します。
設定が完了したら、「レンダーキューに追加」ボタンを押します。
動画を書き出す
右側の「レンダーキュー」に動画が追加されます。
「すべてレンダー」をクリックすると、動画の書き出しが始まります。
これで「レンダー」形式の動画の書き出しは完了です!
【クイックエクスポート】DaVinci Resolveで書き出す方法
次に、「クイックエクスポート」形式で動画を書き出す方法を解説します。
「クイックエクスポート」形式の書き出し方法は、以下の手順で行います。
- クイックエクスポートを選択する
- 出力プロファイルを選択する
- 動画を書き出す
クイックエクスポートを選択する
メニューバーの「ファイル」から、「クイックエクスポート」を選択します。
出力プロファイルを選択する
画像のような画面が表示されたら、動画の形式を選択します。
※今回は「H.264 Master」(赤枠)を選んでいます。
「書き出し」ボタンを押すと、動画の書き出しが始まります。
動画を書き出す
これで「クイックエクスポート」形式の動画の書き出しが完了です!
【DaVinci Resolve】その他の書き出し方法
「レンダー」「クイックエクスポート」形式以外でも、様々な場面での動画の書き出し方法を紹介します。
知っておいて損はないので、こちらの方法も覚えてしまいましょう!
その他の書き出し方法は、以下の2つです。
- 動画の一部分を書き出す
- YouTubeに動画を直接書き出す
動画の一部分を書き出す
DaVinci Resolveでは、動画全体の書き出しだけでなく、切り取りたい一部分だけを書き出すことも可能です。
画面下の「デリバー」をクリックします。
次に、レンダータブから「イン点〜アウト点の範囲」を選択します。
イン点(開始点)とアウト点(終了点)の位置を決めます。
再生ヘッド(グレーのバー)を移動させ、以下のキーボードを押します。
- イン点:「I」キー
- アウト点:「O」キー
これで動画の一部分を書き出す準備ができました!
あとは同じ方法で、動画の書き出しを行います。
YouTubeに動画を直接書き出す
YouTube動画を書き出す際、DaVinci Resolveから直接アップロードすることもできます。
まずは、DaVinci ResolveからYouTubeにサインインします。
メニューバーの「DaVinci Resolve」から、「環境設定」を選択します。
項目の「インターネットアカウント」から、YouTubeの「サインイン」ボタンを押します。
するとサインイン画面が表示されるので、自分のメールアドレスなどを使用してログインします。
サインインが完了したら、元の画面に戻ります。
YouTubeタブをクリックすると、画像のような画面が表示されます。
以下を確認し、設定します。
(YouTubeアップロードの際におすすめのエンコードです)
- ファイル名
- 保存先
- 解像度:1920×1080HD
- フォーマット:MP4
- ビデオコーデック:H.264
参考:YouTube形式
解像度については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
(「動画 高画質」詳細リンク)
次に、「YouTubeに直接アップロード」のチェックボックスにチェックを入れます。
チェックを入れたら、「プライバシー」から視聴対象を選んでください。
※今回は「非公開」を選択しています。
「レンダーキューに追加」ボタンを押します。
画面右上に、動画が追加されます。
追加されたら、「すべてレンダー」をクリックします。
書き出しの後に、YouTubeへのアップロードが開始されます。
これでYouTubeへのアップロードは完了です!
DaVinci Resolveで動画編集する方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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まとめ
今回は、【Davinci Resolve】での動画の書き出し方法について解説しました!
書き出しを行う方法には、形式選びから場面選択まで、それぞれのニーズに合わせた様々なやり方があります。
ぜひ最適なやり方を見つけて、高品質且つ効率的に動画の書き出しを行えるようにしてください!
また、AIM Creators Collegeでは【Premiere Pro】をメインに動画編集についての発信をしています。
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