動画を逆再生して常識を覆してみませんか?
近年、動画コンテンツの市場規模は、急速な技術進歩と消費者のニーズの変化により、年々拡大を続けています。
その中でも特に、SNSを中心に人気を集めているのが逆再生動画。
動画編集をされていない方でも1度は逆再生動画を見たことがあるのではないでしょうか。
動画編集を始めた初心者の誰もが、バズる動画を作りたいと思うもの。
逆再生がオススメなのはちょっとした工夫をするだけで、リアルでは再現できないものが作れるからです。
しかし、逆再生という響きで既に難しく感じてしまいませんか?
実はとても簡単なんです。
本記事では【PremierePro】で逆再生する方法の具体的な手順までを、初心者にもわかりやすく解説します。
また、逆再生とセットで使える速度調整についてもお話していきます。
きっと、編集のアイデアで行き詰まっているあなたの助けになること請け合いなので、ぜひ本記事を参考に実践してください!
PremiereProで使える動画の「逆再生」とは?
あなたもテレビや映画で一度くらいは「逆再生」を見たことがあるのではないでしょうか?
逆再生とは、「音声や動画を逆向きに再生すること」を指しており、私たちが普段見ている視点とは違った視点で見ることができるので、とても刺激的な映像になります。
そのため、様々な創作作品やエンターテイメントにおいて、効果的に使用されております。
国内シェアNo.1の動画編集ソフトAdobeのPremiere Pro(プレミアプロ)にも逆再生機能がついています。
しかし、Premiere Proはプロ御用達の動画編集ソフトということもあり「難しいのでは…」と思うかもしれません。
実は今回お伝えする「逆再生」の方法はとても簡単なので、初心者の方でも1度やればすぐに身に着けることができるんです!
逆再生の映像を作る方法を身に着けて、動画編集を楽しんでみましょう。
動画を逆再生することで得られる効果
動画を逆再生することでどんな効果が得られるのでしょうか?
動画を逆再生する効果は大きく分けて2つ。
- ユニークな映像作品を制作できる
- スポーツ選手やミュージシャンの動きを深く考察
①ユニークな映像作品が制作できる
逆再生された動画は視聴者に非現実感を感じさせてくれます。
私たちが通常みている視点とは違った視点で映像を見ることができるため、目を引きやすく、印象に残りやすいです。
例えば、映画などで「弾丸が逆に飛んで銃に収まる」というような映像を見たことはありませんか?
こうした映像は見る人を不思議な気持ちにさせ、そのシーンを印象的に演出しますよね。
映像を逆再生するツールを使えば、このような演出が自由自在に再現ができるんです!
②スポーツ選手やミュージシャンの動きを深く考察
有名なスポーツ選手やミュージシャンの動きを細かいところまで見たい!
そんな風に思ったことはありませんか?
普通の映像ではよくわからないからこそ、しっかりと見たくなるものですよね。
そんな時にこの逆再生と通常再生を織り交ぜることでどんな動きをしているのか事細かに見ることができるのです。
PremiereProで動画を逆再生する方法
ここまで読んでいただければ、いかに逆再生が面白い演出であるかは伝わったと思います。
では実際に、どのような手順でPremiereProで逆再生を作るのか、見ていきましょう!
動画ファイルを読み込む
まず、PremiereProを起動して、動画ファイルを読み込んでみましょう。
手順①
Premiere Proを起動し、新規プロジェクトを作成します。
このとき、保存先はあらかじめ作成したフォルダーを指定しておくと、後々見返すときにフォルダー内が整理整頓されるので便利です。
手順②
プロジェクト名とプロジェクトの保存先を設定し、「作成」をクリック
手順③
プロジェクトを作成したら、「メニューバー」→「ファイル」→「読み込み」の順番で選択します。
手順④
編集したい動画を選択し「OK」を選択します。
これで動画ファイルをPremiereProに読み込むことができました。
※上記以外の方法として、フォルダーに入っている動画をPremiere Proの「プロジェクト」に直接ドラッグ&ドロップすることでも動画を読み込むことができます。
プロジェクト内にビン(フォルダーのようなもの)を作って整理整頓しておくことで後から素材探しが簡単になるのでオススメです!
逆再生したいクリップを選択しタイムラインに挿入
タイムラインとは、Premiere Pro内で映像や音声の編集を行うための領域のことです。
編集作業はタイムライン上でしかできないので、しっかりと手順を確認しておきましょう。
手順①
まずは、逆再生したいクリップをプロジェクトパネル上で選択します。
選択したいクリップをクリックすると、詳細が表示されます。
※複数の動画をくっつけるなど、他にも追加したい動画がある場合は、Shiftを押しながらまとめて選択することもできます。
手順②
次に、選択したクリップをタイムラインパネルにドラッグ&ドロップします。
これで動画をタイムラインに挿入することができました。
もし、思った場所と違うところに動画が挿入されてしまう場合は、ターゲットトラックが原因であることが多いです。
一部のターゲットトラックが青くなった状態だと、思い通りにカーソルを移動できないといった事が起こることがあるので注意してください。
選択したクリップを逆再生する
それではいよいよ動画を逆再生していきましょう!
手順①
タイムライン上にある動画を右クリックする。
手順②
表示されるメニューから「速度・デュレーション」を選択すれば、設定画面が表示されます。
手順③
「反転速度」という項目ににチェックを入れて、「OK」ボタンをクリックすれば、このクリップは逆再生になります。
たったこれだけの作業で動画の逆再生ができるんです!
速度の調整方法
Premiere Proでは逆再生動画以外にも、倍速動画やスロー再生動画も編集が可能です。
これらの方法も非常に簡単で、逆再生動画とほぼ同じステップで編集できます。
手順①
タイムライン上にある速度調整をしたい動画を右クリックする。
手順②
表示されるメニューから「速度・デュレーション」を選択すれば、設定画面が表示されます。
(ショートカットキー:command(ctrl)+R)
手順③
速度の調整方法は2通りあるので、使いやすい方を選んで使用しましょう。
【速度】
現在の再生速度を100%としたときに、どれだけの倍率にするか選択できます。
速度の数値をお好みの値に変更し、「OK」ボタンをクリックすれば、このクリップの速度調整が完了です。
初期は100%であり、これより大きいと早送り、小さいとスロー再生になります。
【デュレーション】
ビデオクリップやオーディオクリップの、最初のフレーム(インポイント)から最後のフレーム(アウトポイント)までの再生時間のことです。
デュレーションの数値を変更することで動画の再生時間を決めることがでるので、再生時間に合わせて再生速度は自動的に調整されます。
このようにAdobe Premiere Proでは、動画の速度を自由に調整することができます。
一部分だけ逆再生するには?
実際の映像制作の現場では、全体を逆再生にするのではなく、一部分だけ逆再生をするという形が多いと思います。
そこで、次は動画の一部分だけを逆再生する方法について、解説していきましょう。
手順①
カットしたい部分の頭に再生ヘッドを合わせて、「command(ctrl)+K」 で編集点を追加します。
手順②
同じように逆再生したい箇所の終わりに合わせて編集点を入れます。
手順③
後は全体を逆再生するときと同じように、右クリックのメニューから「速度・デュレーション」を選択。
「逆再生」という項目ににチェックを入れて、「OK」ボタンをクリックすれば、指定した部分だけの逆再生が可能です。
クリップの一部分だけ逆再生したい時は、このように、元のクリップを分割してから逆再生させましょう。
この技術を応用すれば、リプレイさせるような演出も簡単に作れます。
PremiereProで逆再生の動画を作って楽しもう!
これまで解説していきましたが、逆再生動画の作り方はとても簡単です。
しかし、それでいて逆再生動画は、アイデア次第で無限の可能性を秘めています!
ユーモアやシュールさを追及したり、新たな世界観を想像したり、見る人を驚かせたりと自由な発想でクリエイティブな動画制作を楽しめます。
では、一旦どんな動画を逆再生すれば面白くなるのでしょうか?
①日常生活を逆再生
日常、特に水を使った逆再生動画は視聴者さんの普段の生活に密着しているので、興味を持たれやすいでしょう。
日常シーンに魔法のような演出を加えたり、シュールな笑いを生み出したりと、様々な可能性を秘めたユニークなコンテンツになり得ます。
例えば、水を注いだコップを逆再生するだけでも、水がコップから飛び出すように見えるので、日常では再現不可能な面白いシーンになるのではないでしょうか。
②逆再生対応動画
次にオススメするのは、逆再生されることを前提に考えられた動きをしながら撮影する「逆再生対応動画」です。
逆再生にしたら普通の動きに見えるというのも面白いでしょう。
また、逆再生すると音声は全くの別物になってしまう(「こんにちは」が「はちにんこ」とならない)のですが、それを加味して歌う動画などもSNS上にたくさんあるので、ぜひ見てみてください。
「逆再生に対応した発音の仕方」というのも存在しているので、興味がある方は調べてみてはいかがでしょうか。
ただ、面白い動画を作るうえでとても役立つ逆再生ですが、一点だけ注意しなければなりません。
それは、被写体に動きがなければダメだということです。
被写体に動きがなければ、せっかく逆再生をしても意味が無いのはわかりますよね。
必ず被写体に動きや変化をつけるようにしましょう。
動きが大きいほど、非現実感が増して面白い動画になります。
より効率的にPremiereProを操作するなら
動画編集を副業もしくは本業としていきたいならPremiereProをより効率的に操作できる方がいいですよね。
このソフトを使いこなすことができれば、動画制作の幅が広がり、今よりもレベルの高い作品を作ることができます。
最初は基本的な操作から始めて、徐々に高度な機能を学んでいくと良いでしょう。
習得した後も練習を重ねて、自分のスタイルを見つけてくださいね!
PremiereProは、豊富な機能と高い編集自由度を誇る動画編集ソフトですが、使いこなすには習得すべき知識やテクニックが数多く存在します。
編集作業を効率化し、より短時間で高品質な作品を生み出すために、効率的な操作方法を身につけましょう。
下記に動画編集のテクニックを解説している動画リンクを貼っておくので、参考にしてみてください!
こちらの動画では、Premiere Proの基本操作から時短テクニックまでを詳しく解説しています。
具体的な手順や設定方法も紹介されており、初心者でも理解しやすい内容なのでぜひご覧ください。
他にも、以下にPremiere Proのテクニックを解説した記事のリンクを載せておりますので、参考にしてみましょう。
以下の記事でも「動画編集 めんどくさい」について詳しく解説しているので、動画編集のめんどくささを解決する方法について気になる方はぜひご一読ください。
以下の記事でも「動画編集 コツ」について詳しく解説しているので、動画編集スキル向上について気になる方はぜひご一読ください。
以下の記事でも「動画編集 モニター」について詳しく解説しているので、動画編集用のおすすめモニターについて気になる方はぜひご一読ください。
以下の記事でも「動画編集 スペック」について詳しく解説しているので、動画編集を始めるにあたって必要なスペックについて気になる方はぜひご一読ください。
以下の記事でも「テロップ ルール」について詳しく解説しているので、知っておくべきテロップルールについて気になる方はぜひご一読ください。
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まとめ
今回は、PremiereProで動画を逆再生させる方法について解説しました!
分かってしまえばなんということはない作業ですが、わからないとどうしていいかわからないですよね。
動画編集で逆再生を取り入れたいと考えている人は、ぜひ本記事を参考に逆再生ををやってみましょう。
また逆再生だけでなく、速度調整も演出面でとても使える手法なので、編集に取り入れてみてはいかがでしょうか。
これらの手法を身に着け、ワンランク上の動画を完成させましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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