「請求書の書き方がわからない。」「間違ったフォーマットで送ってしまったらどうしよう?」そんなお悩みを抱えていませんか?今まで請求書を作成したことがあっても、動画編集の請求書となるとわからないことだらけですよね。
そこで、今回の記事では、動画編集者が請求書を作成するための方法と注意すべきポイントを詳しく解説します。
最後までお読みいただくことで、請求書に関する疑問が解消され、スムーズにクライアントからの支払いを受け取ることができるようになります。ぜひ参考にしてください。
動画編集請求書の基本
まずは、動画編集請求書の基本についてご紹介します。以下の項目に沿って、順番に解説していきます。
- 動画編集の請求書とは?
- 動画編集の請求項目
金銭的なトラブルを回避するためにも、しっかりと覚えておきましょう!
動画編集の請求書とは?
そもそも、請求書とは何なのか?請求書とは、相手に対して何らかの支払いを求めるための書類です。
商取引において、商品やサービスを提供した際に、その対価の支払いを請求するために発行されます。
詳しく言うと、相手方に対して支払いの義務があることや支払い期限が近づいていることを知らせる役割を果たします。
見積書や納品書と同様に、取引の内容や条件を証明する重要な書類です。
しかし、法律上は商取引において、請求書の発行や受領は義務付けられていません。
極端に言うと、お互いの合意があれば請求書を交わさずに代金の授受を行っても問題はないです。
ただし、実際には請求書の発行は商習慣として定着しており、取引完了後に請求書が求められないことはほとんどありません。
指定の日付までに請求書を取引先に送らなければ、代金が支払われないこともあります。
続いて、請求書が重視される理由を3点ご紹介します。
・手続きの円滑化
請求書には金額以外にも、振込先や振込期日など支払い手続きに必要な情報が記載されるのが一般的です。
請求される側も、請求書を受領することで支払い漏れを防ぎ、スムーズに手続きを進めることができます。
・金銭トラブルの防止
商取引で最もデリケートなのは金銭問題です。
動画編集の請求書は作業の内容や必要に応じて発生する外注費用など、具体的な詳細を明記することが求められます。
双方が認識している金額にギャップがあると、大きなトラブルにつながる可能性があります。
請求書には、支払う金額を確定させる役割があり、トラブルを防ぐために不可欠な書類です。
・支出の根拠を示す証明書
会計上、支払った金額を「支出」として適切に処理するためには、裏付ける書類が必要です。
その証拠を提示できなければ、税務調査の際に追加で課税される可能性があります。
このリスクを回避するためにも、実際に取引があったことを示す請求書は重要な意味を持っています。
動画編集の請求項目
動画編集の請求書には、少し特殊な項目があります。以下、簡単にご説明します。
項目 | 内容 |
プロジェクトの名前 | YouTubeであれば、チャンネル名を記載することもある |
作業時間と金額 | 案件によっては、受注本数ではなく、作業時間毎に料金が発生する |
追加費用 | クライアント都合で追加修正が発生した場合、追加費用が発生することもある |
支払条件 | 銀行情報や支払い期限を記載する |
税金 | 軽減税率の対象にならない品目(10%)、対象になる品目(8%)の小計を分けて記載また、源泉徴収の有無についても記載する |
上記内容は、ほんの一例に過ぎません。
必要事項が不足している場合は、トラブルになるリスクがありますので注意が必要です。
クライアントによって内容が異なるため、事前に必ずチェックしましょう!
動画編集請求書の書き方
ここでは、動画編集請求書の書き方についてご紹介します。
請求書のフォーマットや書き方には、定められた形式はありません。
しかし、確実に入金してもらうためにも、分かりやすくて明確であることが必須です。
実際の請求書フォーマットを使いながら解説していきます。
<請求書の書き方>
- タイトルの記入
- 請求日の記入
- 請求書を管理しやすくするため、請求書番号を付ける
- 請求先
- 支払条件
- 請求側の氏名と住所
- 案件内容・案件名(例:編集したチャンネル名や動画タイトルなど)・数量・単価・金額
- 振込先
- 小計と消費税(内税or外税)
請求書を作成する前に、請求書の発行日や支払条件、源泉徴収の有無についてクライアントへ確認を取っておきましょう!
また、ネットで検索すると無料の請求書テンプレートが配布されているので探してみてください。
簡単に作成できる請求書ソフトやアプリもおすすめです。
動画編集請求書の注意点
請求書の作成時には、特に金額の誤りに注意が必要です。
表計算ソフトに計算式を入れて自動計算をしている場合でも、入力ミスによって計算式がずれて金額が合わないといったトラブルが発生する可能性があります。
表計算ソフト上の計算式に頼りすぎず、十分に確認して間違いがないかチェックしながら作成しましょう。
一般的に、請求した金額は期日までに銀行振り込みで支払われます。
特別な取り決めがない限り、振り込みをする側が手数料を負担します。
取引先に手数料の負担を依頼する文言を請求書に記載する場合もあります。
ただし、販売先から振り込み手数料の負担を求められている場合は、この限りではありません。
請求書を送付する際にも注意が必要です。
請求書を郵送する場合、従来は挨拶文や請求書の送付を通知する送付状を添付するのが一般的でしたが、今では省略されることが多くなりました。
最近では、請求書の作成を支援するサイトなどで作成したPDFデータの請求書を、そのままメールでクライアントに送付する方法が主流になってきています。
PDFデータの請求書をメールで送ることは、電子帳簿保存法の「電子取引」に該当しますので、取扱いに注意してください。
請求書の作成には明確なルールはありませんが、ビジネスマナーに則り、失礼のない書面にしたいものです。
敬意を欠いたり不適切な表現がないように注意を払い、プロとしての配慮を忘れないようにしましょう。
源泉徴収の対象になる品目
源泉徴収は、年間の所得に対して税金を支払う方法です。
報酬や給与を支払う事業者が給与から一定額を事前に差し引いて税金を徴収します。事業者は必ず源泉徴収を行い、徴収した税金を一定期間内に税務署に納めなければなりません。
この方法により、給与を受け取る従業員は確定申告の手間が省けます。
動画編集における源泉徴収の適用は、対象となる動画制作の種類によって異なります。
動画制作の種類は、大きく2つに分類されます。
- ・ラジオ放送やテレビジョン放送向けの動画制作
- ・YouTubeなどWeb向けの動画制作
所得税法第204条では「ラジオ放送やテレビジョン放送」と明記されているため、ラジオやテレビに関わる動画制作には源泉徴収が求められます。
では、YouTubeなどのWeb動画制作は源泉徴収は不要かというと一概にそうとは言えません。
現実には、Web向け動画制作でも源泉徴収が行われているケースが多いです。
リスクを回避するためにも、源泉徴収の有無については事前にクライアントへ確認しましょう。
下記の動画では、動画編集者が抱えている悩みの解決法をご紹介しております。ぜひ参考になさってください。
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まとめ
本記事では、動画編集者向けに請求書に関する詳細な知識と作成方法について解説しました。
動画編集者にとって、請求書はサービスに対する代金を請求するための大切な書類であるだけでなく、クライアントとの信頼関係を築く重要なものでもあります。
クライアントとの関係を良好に維持するには、コミュニケーションと細やかな配慮が重要です。
今回学んだ請求書の作成方法や注意点をぜひ今後の業務に役立ててください。
正確でわかりやすい請求書を作成して、クライアントとの信頼関係を築きましょう!
以下の記事でも動画編集上級者を目指す方法について詳しく解説しているので、動画編集のコツについて気になる方はぜひご一読ください。
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