動画制作をする上で、企画を作ってみたいと思ったことはありませんか?
「クライアントから依頼されたけど企画の作り方がわからない」
「動画編集以外のスキルを身につけたい」
動画編集に慣れてくると、周辺業務も経験してみたいと思いますよね。本記事では、このようなお悩みを持つ方に向けて、動画制作の企画書の作り方について解説していきます。
- 動画制作の企画書テンプレート
- 動画制作の企画書の作り方【5STEP】
- 良い動画の企画書を作るポイント
最後までお読みいただければ、企画未経験のあなたでもクライアントを満足させる企画書を作成できるようになるでしょう。
ぜひ参考にしてください。
動画制作の企画書テンプレート
まずは、動画制作の企画書テンプレートについてご紹介します。以下、企画書の項目と記入例を用意いたしました。クライアントへヒアリングする際にご活用ください。
◎企画書の必須項目
項目 | 記入例 |
企画タイトル | カフェのSNS広告動画 |
目的 | 店舗の認知拡大 新たな集客導線を作る |
現状の課題 | チラシや口コミで集客しているが、目標数に届かないネット販売を検討中 |
ターゲット | 美意識が高い20代〜40代の女性 |
コンセプト | 仕事で忙しい女性でもコーヒーで美を作る |
商品サービスの強み | 無添加 |
伝えたいメッセージ | 美はコーヒーで作れる |
配信媒体 | YouTube |
目標 | 目的:動画に貼り付けたURLより購入ページへ目標:購入ページへのURLを1,500クリック |
スケジュール | 2025年4月から開始 |
予算 | 15万円 |
参考動画 | URLへ貼り付け |
企画タイトル
動画企画書のタイトルは、動画の内容をひと目で表す、いわば「顔」のようなものです。例えば、「◯◯の魅力を伝えるショートムービー」のように、具体的に分かりやすく表現しましょう。さらに、会社名や担当者名、作成日などの基本情報も忘れずに記載してください。
目的
「なぜこの動画を作るのか」を明確に説明することが大切です。動画の目的や背景を伝えることで、動画の方向性が定まり、見る人に「なるほど!」と思ってもらえる企画書になります。
現状の課題
「動画でどんな問題を解決したいのか」をハッキリさせることが重要です。課題を明確にすることで、動画の伝え方やテーマが定まりやすくなり、より説得力のある企画書になります。
ターゲット
「誰に動画を見てもらいたいか」を具体的に想像することが重要です。年齢や性別、趣味、どんなことで悩んでいるのかなど、詳しく考えるほど、動画の内容や見せ方が明確になります。
コンセプト
動画のテーマや伝えたいことを具体的に決めることが重要です。商品やサービスへの熱い想い、伝えたい世界観などを盛り込むことで、見る人の心を動かす動画が作れます。
商品サービスの強み
商品やサービスのどんなところを伝えたいかを整理することが重要です。「誰の、どんな悩みを解決できるのか」を考えると、商品の強みやアピールポイントが明確になり、動画の内容も決めやすくなります。
伝えたいメッセージ
「一番伝えたいこと」を短い言葉でまとめることが重要です。これは動画のタイトルや説明文にも使えるので、視聴者の心に響くキャッチコピーを考えてみましょう。
配信媒体
動画をどこで使うか、誰に見てもらうかを決めることも大切です。配信する場所によって、動画のサイズや長さも変わってきます。例えば、YouTubeとインスタグラムでは、最適な動画の縦横比が違いますよね。誰に、どこで見てもらうかを考えることで、効果的な動画を作ることができます。
目標
動画を通してどんな成果を出したいのかを具体的に示すことが重要です。例えば、再生回数、お問い合わせ数、商品の購入数など、目標を数字で表すと、効果測定がしやすくなります。
スケジュール
いつまでに動画を完成させるのかを具体的に書き出しましょう。特に、新商品の発表やイベントに合わせて動画を公開したい場合は、締め切り日を明確にしておくことが大切です。
予算
動画制作には、どれくらいお金がかかるのか、事前に見積もりを立てておきましょう。予算を決めておくことで、どんな動画が作れるのか、どれくらいの長さにするのかなど、具体的なイメージがしやすくなります。
参考動画
似たようなテーマや雰囲気の動画を参考にすると良いでしょう。YouTubeやTikTokなどで見つけた動画のURLをメモしておくと、イメージが伝わりやすくなります。
動画制作の企画書の作り方【5STEP】
ここでは、動画制作の企画書の作り方についてご紹介します。
作り方は、以下のステップです。
STEP1:目的とターゲット
STEP2:コンセプトとメッセージ
STEP3:ベンチマーク
STEP4:動画デザイン
STEP5:スケジュール
順番に解説していきます。
<STEP1>目的とターゲット
最初に、動画の目的とターゲットを明確にしましょう。
- 目的:なぜ動画を作るのか?動画を作る上でのゴールを設定します。例えば、「新商品の魅力を伝えたい」「会社のイメージアップをしたい」「商品サービスの売上を上げたい」などが挙げられます。
- ターゲット:誰に動画を見てもらいたいのか?年齢や性別、趣味などを書き出します。詳しく書き出すと、動画の内容や見せ方が定まってきます。
目的とターゲットがズレてしまうと、せっかく動画を作ったのにも関わらず、誰にも響きません。目的とターゲットを固めるのが、良い企画書作りへの第一歩です。
<STEP2>コンセプトとメッセージ
次は、視聴者に響くメッセージを明確にし、動画のコンセプトを決めましょう。
ポイントは、自社商品サービスの強みや他社との違いをアピールすることです。また、ターゲットがどのようなことで悩んでいるのか、どのような言葉に共感するのかを理解することも重要です。アンケート調査や口コミサイト、SNSなどを活用して、ターゲットを深く知ることでより心に響くメッセージが作れます。
<STEP3>ベンチマーク
コンセプトが決まったら、ベンチマークとなるアカウントを探しましょう。基本的には、発信する内容や動画の雰囲気が似ているものを選びます。例えば、YouTubeであれば、チャンネル登録者数や再生回数が伸びているアカウントを意識して探すと良いかもしれません。
<STEP4>動画デザイン
ベンチマークが決まったら、動画デザインを決めましょう。自社のブランドカラーがあれば、動画に反映させてください。また、ターゲットに与えたい印象で色を選ぶのもいいかもしれません。例えば、信頼感を与えたいのであれば青、安心感を与えたいのであれば緑を使うと良いでしょう。
<STEP5>スケジュール
ベンチマークが決まったら、スケジュールを決めましょう。しっかりとクライアントの要望をヒアリングしてください。また、スケジュール表を作成して、クライアントと共有すると分かりやすいです。スケジュールを組む時は、納期前倒しで動くと安心です。
良い動画の企画書を作るポイント
ここでは、良い動画の企画書を作るポイントについてご紹介します。
ポイントは、以下の通りです。
①視聴者に刺さる内容にする
②あらゆるところからネタを探す
③目標から逆算して動く
順番に解説していきます。
①視聴者に刺さる内容にする
ポイント1つ目は、視聴者の悩みをどのように解決できるのかを明確にしましょう。「視聴者の悩みをどのように解決するのか」が重要です。前述した企画書の作り方にあるSTEP1とSTEP2の内容をしっかりと作り込みましょう。
②あらゆるところからネタを探す
ポイント2つ目は、あらゆるところから企画ネタを探しましょう。基本的にYouTubeの動画であれば、YouTubeから探すのがおすすめです。ただし、ジャンルによっては、XやInstagram、ブログ記事などから情報を収集するのが良いかもしれません。
③目標から逆算して動く
ポイント3つ目は、動画を通して何を達成したいのかを具体的にイメージしましょう。例えば、商品購入やサービスへの申し込み、会社の認知拡大など、動画制作をする目標は人それぞれです。
視聴者にどのような行動を取ってほしいのかを考えてみてください。動画のゴールを最初に決めることで、企画書の内容がより具体的になり、制作もスムーズに進みます。
動画制作の企画書に関するよくある質問
ここでは、動画制作の企画書に関するよくある質問についてご紹介します。
よくある質問は、以下の通りです。
- 動画制作の企画書とは?
- 動画制作に企画書は必要ですか?
順番に解説していきます。
動画制作の企画書とは?
企画書とは、動画の目的とターゲット、伝えたいことなどをまとめた計画書のようなものです。企画書をしっかり作ることで、動画の方向性が明確になり、誰に何を伝えるべきか迷わずに制作を進められます。
例えば、料理動画を作りたい場合
- 目的: 新商品のレシピを紹介し、購買意欲を高める
- ターゲット: 料理初心者
- 伝えたいこと: 手軽に作れる!美味しい!
といった内容を企画書にまとめます。こうすることで、動画の内容がブレず、ターゲットに刺さる効果的な動画が作れるのです。動画制作を成功させたいなら、まずは企画書作りから始めましょう!
動画制作に企画書は必要ですか?
動画制作を成功させるうえで企画書は必要です。理由は、口頭だけで伝えると完成イメージにズレが生じる可能性があるためです。制作会社と依頼主とのイメージをすりあわせるためにも、企画書は用意しましょう。どのような動画を作成するか決まっていない方も大丈夫です!制作会社が事前にヒアリングしてくれるので、完成イメージが明確化されるでしょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、動画制作の企画書の作り方についてご紹介しました。まずは、テンプレートを使って作成してみてください。慣れてきたら、オリジナル要素を入れていくのもありです。より多くの人に動画を見てもらえるような企画書を作成して、クライアントの満足度を上げましょう。
以下の記事では「YouTubeのマーケティング戦略」について詳しく解説しているので、多くの人に動画を見てもらえる企画の作り方について気になる方はぜひご一読ください。
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