動画編集ソフトのPremiere Pro(プレミアプロ)で動画を拡大・縮小したいけど、複雑な操作で挫折しそう…。
そんな悩みを抱えていませんか?
Premiere Proは高機能な分、初心者には少しハードルが高いと感じるかもしれません。
拡大・縮小ひとつとっても、どこで操作するのか、どんな方法があるのか、迷ってしまうのも無理はないと思います。
せっかく動画編集にチャレンジしたのに、思うように動画を編集できなければやる気もなくなりますよね。
でも、諦めないでください!
この記事では、Premiere Proでの動画の拡大・縮小方法を、動画編集初心者の方にも分かりやすく解説します。
エフェクトコントロールやタイムラインを使った基本的な操作から、より高度なテクニックまで、この記事から学んでください。
この記事を読めば、Premiere Proの操作に自信がつき、思い通りの動画編集ができるようになりますよ。
ぜひ最後まで読んで、動画編集スキルをアップさせましょう!
Premiere Proで動画を拡大・縮小するメリット
Premiere Proで動画を拡大・縮小するメリットは、表現の幅がグッと広がることです。
例えば、被写体に注目させたい時にズームインすれば、視聴者の視線を誘導できます。
逆にズームアウトすれば、視聴者さんに周りの状況を把握させたり、壮大な風景を見せたりできます。
また、ズームイン・ズームアウトを組み合わせることで、躍動感のある映像を作れます。
スポーツの試合やライブ映像などでよく使われる手法で、見ている人を飽きさせません。
さらに、動画の一部を拡大・縮小すれば、不要な部分を隠したり、特定の部分を強調したりもできます。
インタビュー動画で話者の顔をアップにしたり、商品紹介動画で商品の細部を見せたり、そういった表現を、あなたも見たことはありませんか?
静止画から動画を作る際にも役立ちます。
写真にズームイン・ズームアウトの動きを加えることで、ケン・バーンズ効果というまるでカメラが動いているかのような、滑らかな動画を作ることだって可能です。
このように、Premiere Proの拡大・縮小機能をマスターすれば、表現力豊かな動画編集が可能になります。
ぜひ色々な方法を試して、あなたの動画をさらに魅力的にしましょう!
Premiere Proのエフェクトコントロールを使って拡大・縮小する
Premiere Proでの動画の拡大・縮小は、実はとても簡単です。
方法としては大きく2とおりあるのですが、まずは基本的な操作である「エフェクトコントロール」から拡大縮小を行う方法を解説しましょう。
このエフェクトコントロールを使いこなせれば、直感的に動画のサイズを調整できます。
基本の操作ですので、覚えておいて損はありません。
しっかりと確認しておきましょう。
動画素材を読み込ませて準備する
まずはPremiereProを立ち上げて、動画素材を読み込ませるところからスタートです。
PremiereProを立ち上げたら、まずはプロジェクトを作成しましょう。
プロジェクト名と保存場所を決めたら、画面右下の作成をクリックしてプロジェクトを作成してください。
プロジェクトを立ち上げたら、左上の「ファイル」⇒「読み込み」とクリックし、編集する動画素材を読み込ませる
もしくは、直接ドラッグ&ドロップでも素材を読み込ませることが可能です。
PremiereProに動画素材を読み込ませたら、ドラッグ&ドロップでプロジェクトパネルからタイムラインパネルに素材を素材を設置しましょう。
これで素材の読み込みは完了です。
素材をタイムラインに設置したら、拡大したい部分だけをカットしましょう。
これで、拡大・縮小操作を行うための下準備が完了しました。
拡大・縮小の操作方法
下準備が済んだら、実際に映像の拡大・縮小操作を行っていきます。
まずは「拡大・縮小の操作をするクリップ」をクリックし、「エフェクトコントロールパネル」を選択してください。
そして、その中にある「モーション」をクリックしましょう。
モーションタブの中に、「スケール」という項目があるのがわかるでしょうか。
ここを操作することで映像の拡大・縮小を行えます。
もとの大きさを100%として、100よりも数字が大きくなれば拡大。
100よりも数字が小さくなれば縮小です。
操作自体は非常に簡単なので、すぐにできるようになりますね。
キーフレームの使い方
ここまでの操作で拡大・縮小自体はできるようになったのですが、これだと、急に大きくなったり小さくなったりするので、あまりかっこよくありません。
せっかくだったら、数秒かけて徐々に大きくなったり小さくなったりする。
そんなアニメーションを作ってみたいですよね。
そんな時は「キーフレーム」を使ってみましょう。
まず、タイムラインの「再生ヘッド」と呼ばれる青いバーを、拡大し始めの位置に動かしましょう。
そうしたら、その位置でスケールの横にあるストップウォッチのような絵をクリックしてください。
すると、
- クリックしたストップウォッチの絵が青くなる
- 倍率の横の丸い点が青くなる
- 右側にあるタイムラインに小さなマーク(キーフレーム)がついた
このな変化が起こったのがわかりますでしょうか?
この状態で拡大し終わらせたい位置まで再生ヘッドを移動させます。
今回は5フレームほど移動させてみました。
この位置で今度は倍率の横にある青い丸をクリックしてキーフレームを打ってみてください。
すると、改めてクリックした丸が青くなり、右側のタイムラインにもう一つキーフレームが現れました。
この位置でスケールの倍率を変えてみましょう。
この状態で、拡大開始の少し前から再生してみてください。
すると、5フレームかけて「シュ!」と画像が拡大されたのがわかると思います。
ちなみに、縮小の時はこの倍率を下げるだけなので、簡単に使い分けることができますよね。
滑らかな拡大・縮小の方法
時間と共に徐々に拡大されるようなアニメーションはつくれたけど、動きが一定でなんかもっさりしてるし…。
「これだとあまりかっこよくないなぁ」と思いませんでしたか?
安心してください。
ここにひと手間加えるだけで、滑らかに拡大・縮小をしてくれるようになるんです。
早速やってみましょう。
まずは、先ほど打ったキーフレーム2つをドラッグして選択します。
すると、キーフレームが青くなるので、この状態で、どちらかのキーフレームに合わせて右クリックしてみましょう。
出てきた選択肢の中から「イーズイン」を選んでみてください。
するとキーフレームが青い砂時計のような形になりました。
これでもう一度再生してみると、拡大するときの動き方が違うのが分かると思います。
この「イーズイン」という操作は、最初に素早く動いて、後半ゆっくりになるという動かし方です。
イーズインを使うことによって、速度が一定ではなくなるので、上手く活用すればスマートなアニメーションを作ることができます。
いまいち違いがわからない!という方は、5フレームではなく10フレーム・15フレームと少し変化時間を長めに取ってみてください。
フレーム数が長ければ、もっとはっきり違いを実感できますよ。
同様の操作で、スケールだけじゃなく位置も組み合わせてキーフレームを使うことで、より複雑なアニメーションをつくることもできます。
ぜひ色々ためしてみてください。
Premiere Proの「エフェクト」ズームを使って拡大・縮小する
エフェクトコントロールパネルからキーフレームを使って拡大・縮小をする方法は画面全体の拡大・縮小を行う方法でした。
それとは別に、「ズーム」というエフェクトを使うことで、部分的な拡大・縮小を行う方法もあります。
こちらのやり方も見ていきましょう。
素材を読み込ませて準備する
この工程はキーフレームで拡大を行う時と同じなので、詳細はそちらをご確認ください。
大まかにいうと、プロジェクトを立ち上げ、素材をタイムラインに設置して、処理をしたい部分だけカットします。
この工程を行っておくことで、余計なクリップにまで処理をせずに済みます。
エフェクトパネルから「ズーム」を入れる
「エフェクト」というパネルから、ズームのエフェクトを入れます。
エフェクトパネルを開いて、検索窓に「ズーム」といれましょう。
すると、ズームエフェクトが検索されるので、適応したいクリップにドラッグ&ドラッグで入れます。
すると、そのクリップのエフェクトコントロールパネルに「ズーム」という新しい項目が加わったのがわかるでしょうか。
それと同時に、画面にも部分的な拡大を行うための丸いシェイプが挿入されましたね。
あとはエフェクトコントロールパネルを操作して、好きな所を好きなだけ拡大・縮小しましょう。
部分的に拡大・縮小を行う
ズームエフェクトを挿入したら、あとは好きなように拡大・縮小を行うだけです。
- シェイプの形や大きさ・位置を変える
- シェイプ内の拡大倍率を変える
- これらをキーフレーム操作と合わせて使う
などなど、使い方はさまざま。
自分が演出したいように、設定を行いましょう
以上が、PremiereProで映像を拡大・縮小する方法になります。
Premiere Proのタイムライン・トラックを拡大・縮小する
動画編集では、タイムラインの拡大・縮小も重要なテクニックです。
細かい部分を編集したい時は拡大、全体の流れを確認したい時は縮小と、状況に応じて使い分けましょう。
Premiere Proでは、タイムラインとトラックをそれぞれ拡大・縮小できます。
次の章で、その方法を詳しく解説していきましょう。
タイムラインを拡大・縮小する3つの方法
タイムラインは動画編集の要。
ここが小さいと編集作業がしにくくなってしまい、編集に時間がかかります。
しかし、逆にタイムラインが大きすぎると、ソースモニターなどが小さくなって見にくくなる場合も。
タイムラインを手軽に拡大したり、縮小したりしながら編集作業をする方法はないのでしょうか?
実は、あるんです。
この章では、簡単にタイムラインを拡大・縮小する方法について3つ解説していきます。
ショートカットキーを使う
1つ目の方法は、ショートカットキーを使うことです。
タイムラインパネルが選択されている状態で、以下のショートカットキーを入力してみましょう。
Windows | Mac | |
拡大 | = | ^ |
縮小 | – | – |
このショートカットキーを使えば、タイムラインの拡大・縮小ができます。
また、タイムラインの拡大・縮小はかなり頻繁に行う作業になるので、ショートカットの変更を行い、もっと使いやすい位置に割り当てるのもひとつの手ですね。
スクロールバーを使う
2つ目の方法は、スクロールバーを使うことです。
タイムライン左下に大きさを変えるためのスクロールバーがあります。
このバーを左右に動かして大きさを変更しましょう。
タイムラインをダブルクリック
3つ目の方法は、タイムラインの画面自体を大きくする方法です。
タイムライン上のシーケンスタブをダブルクリックしてみましょう。
すると、タイムラインの画面が大きくなりました。
タイムラインの大きさを変えることで、より細やかな編集をしていきましょう。
トラックの高さを拡大・縮小する3つの方法
タイムライン上のトラックの高さを変えることで、動画や音声の波形が見やすくなり、編集作業がはかどります。
Premiere Proでは、トラックの高さを変える方法がいくつかあるので、状況に応じて使い分けましょう。
次の章で、それぞれの方法を詳しく解説していきます。
ショートカットキーを使う
タイムラインパネルを選択した状態で、以下のショートカットキーを入力します。
Windows | Mac | |
拡大 | Ctrl + = | Cmd + ^ |
縮小 | Ctrl + – | Cmd + – |
これで、トラックの高さを調整できます。
スクロールバーを使う
タイムライン同様、スクロールバーでトラックの高さを変えることができます。
トラックの高さを調整する場合は、タイムライン左下ではなく、タイムライン右側のスクロールバーを使いましょう。
H4:タイムラインパネルの空白部分をダブルクリック
タイムライン先頭の空白になっている部分をダブルクリックすると、トラックの高さを変更することが出来ます。
タイムラインやトラックの高さを調整しながら、しっかりと作業していきましょう。
より効率的にPremiereProを操作するなら
動画編集を副業もしくは本業としていきたいならPremiereProをより効率的に操作できる方がいいですよね。
このソフトを使いこなすことができれば、動画制作の幅が広がり、今よりもレベルの高い作品を作ることができます。
最初は基本的な操作から始めて、徐々に高度な機能を学んでいくと良いでしょう。
習得した後も練習を重ねて、自分のスタイルを見つけてくださいね!
PremiereProは、豊富な機能と高い編集自由度を誇る動画編集ソフトですが、使いこなすには習得すべき知識やテクニックが数多く存在します。
編集作業を効率化し、より短時間で高品質な作品を生み出すために、効率的な操作方法を身につけましょう。
下記に動画編集のテクニックを解説している動画リンクを貼っておくので、参考にしてみてください!
こちらの動画では、Premiere Proの基本操作から時短テクニックまでを詳しく解説しています。
具体的な手順や設定方法も紹介されており、初心者でも理解しやすい内容なのでぜひご覧ください。
他にも、以下にPremiere Proのテクニックを解説した記事のリンクを載せておりますので、参考にしてみましょう。
例えば、こちらの記事では「動画編集が面倒くさい」と感じている人に向けて、動画編集の時短テクニックや効率化について詳しく解説しているので、動画編集効率化について気になる方はぜひご一読ください。
こちらの記事では、「動画編集のコツを掴んでよりクオリティの高い動画を作成したい」と感じている人に向けて、動画編集のコツについて詳しく解説しているので、動画編集上達のコツについて気になる方はぜひご一読ください。
こちらの記事では、「動画編集に使うモニターがどんなものがいいのか知りたい」と感じている人に向けて、おすすめのモニターについて詳しく解説しているので、動画編集で使うモニターについて気になる方はぜひご一読ください。
こちらの記事では、「パソコンのスペックを上げてサクサク編集作業をしたい」と感じている人に向けて、おすすめのパソコンについて詳しく解説しているので、動画編集用のパソコンについて気になる方はぜひご一読ください。
こちらの記事では、「テロップのクオリティを上げたい」と感じている人に向けて、知っておくべきテロップルールについて詳しく解説しているので、テロップについて気になる方はぜひご一読ください。
短期間で効率的に学びたいなら、超実践型動画編集スクール『AIM Creators College』がおすすめ
「AIM Creators College」は、スキルゼロの完全未経験からでも自走力を持った動画クリエイターを目指せる超コミット型動画編集スクールです。
動画編集者として活躍するためには、動画編集スキル以外にも、営業スキル、クライアントワークスキルなど、様々なスキルを習得する必要があります。
AIM Creators Collegeの講師陣は各分野でプロフェッショナルとして活躍している現役フリーランスで構成されており、あなたがプロの動画編集者として売上を作る力をつけられるよう1人の生徒に対し2名体制で目標を達成するまで指導していきます。
- 動画編集で月10〜20万円の副業収入を得たい・・!
- フリーランスの動画編集者として独立したい・・!
- 個人で稼ぐ力を身に付けて人生の選択肢を広げたい・・!
- サポートが充実している結果にコミットしたスクールに入りたい・・!
そんなあなたにおすすめのスクールです。
AIM Creators Collegeでは無料カウンセリング(個別面談)を行っています。
- AIMで受けられるサービスや卒業生の実績
- 6ヶ月で身につけられるスキルやロードマップ
を説明いたします。
動画制作を仕事にしたい方は、
まずは以下の公式LINEに登録し個別面談にご応募ください。
まとめ
本記事では、Premiere Proで動画を拡大・縮小する方法を、初心者の方向けに解説しました。
Premiere Proの拡大・縮小機能を使うメリットとして、被写体に注目させたり、躍動感のある映像を作ったり、不要な部分を隠したりできる点についてはご理解いただけましたでしょうか。
また、具体的な操作方法として、エフェクトコントロールパネルでの調整、エフェクト「ズーム」の活用、タイムライン・トラックの拡大・縮小について、それぞれ詳しく説明しました。
最初は難しく感じるかもしれませんが、実際に手を動かしてみると、意外と簡単にできることに気づくはずです。
これらのテクニックをマスターすれば、あなたの動画はさらに魅力的になるでしょう。
この記事を参考に、ぜひPremiere Proで動画の拡大・縮小に挑戦してみてください。
あなたの動画編集スキルがさらに向上することを願っています。
コメント